2008年09月30日

別館的戯れ言 [2008年9月]

別館的、ぼやき・戯れ言です。気まぐれ更新。あまりお役にはたちません。
本館戯れ言

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2008年09月18日

ブルと歩けば・・・

【ブルと歩けば・・・】 全01巻  /鹿乃 しうこ

・表題作。コメディ。
五十嵐は凶暴なブル(ブリテリア)を拾ったことで災難に巻き込まれ、勘違いの中でいろんな男と次々と関係を持っていく。

短篇は
・「プロジェクトR」 仁科は後輩で仕事のできる工藤を計画的に拉致、遭難させる。ところが。
・「GET」 夜の蝶に恋してしまった服部勇介。スカウトマンの蛭川にかおりに会う為の条件を出される。
・「章太君と松千代君」 松千代は三郎と恋人同士だった。学校にバレて従兄弟の章太の家に預けられるが、三郎を想って元気が出ない。ある晩、好みの男が夜ばいしてきて。

おかしい。笑い過ぎ。かなり衝撃的な漫画。
コメディ書ける人はそのままで尊敬する。
絵上手い。
カップリングがめちゃくちゃマニアック。ほんとに好きなんだろうな、男同士が。
稚児山学院ってどんな……。あきれる程笑った。
                         2008/5/27

《こんなふうにおススメ》
普通は好みが左右する内容なんですが、笑えるのでファン層が広いみたいです。



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2008年09月17日

できのいいキス悪いキス(完) 全03巻

【できのいいキス悪いキス】 全03巻  /鹿乃 しうこ

新鉄央(あらたしてつお)32歳。エロ漫画家。
17歳の時に、親友満郎の姉にむりやりやられて妊娠、産まれた男の子が遥。しかし母親似で自分には似ていない。
遥の母親、未婚の母は強引で、パリに栄転の三年間、鉄央に遥を押し付けてきた。
そして、鉄央は、その中学生の息子がゲイだと知り。
そんな折、隣にポルノ映画館で知り合った桃山が越してきて。
花伝の外伝も収録。

絵が無駄に(失礼!)格好良くなってきたなぁ。
宝塚ファンでホモ漫画家ってどうなんだろう?
クララネタ大爆笑した。もう一生着いていく気分になった。そうだよな、このネタあっても良かったのに今まで見たことがなかったのは、ここで、だったのか。
ミソギとはヤクザ用語で禁欲のこと。勉強になります。
                         2008/5/26

《こんなふうにおススメ》
ツッコミどころ満載なのもお約束。ツッコミを入れながら楽しむのが、この作家さんのキホン。

UP追記>
これも絶版なんですかね。文庫本2冊にまとめられているみたいです。



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2008年09月16日

懺悔

【懺悔】 全01巻  /初田 しうこ

短篇集。
・表題作。生駒昇は幼少の頃に悪戯されていた。相手に怪我をさせ逃げたがそのトラウマが残っていた。友人相手にセックスに明け暮れていたが数学教師の安藤の手の甲に、昇が負わせた傷があって。
・「RISKY」 橋詰恭平は兄の友人だと名乗ってる。志望校に合格し兄のアパートに転がり込んだが、兄は出張で以来その男と住む加賀由孝。
・「君さえいれば」 謙二郎が病気がちだった娘の婿になって、娘の死後は一緒に暮らしている町田耕造。彼の将来を考え手放す決意をするが。
・「教師B」 体育教師の河野。物理教師で友人の椎名が男子生徒と性行為をしているところを目撃。殴ってしまう。相手の生徒の浅田は河野にも懐いてくる。

表紙に騙されるオヤジ本だった。けど、一編一編考えだすと止まらない深さ。
1万冊ノックが終わったら、この作家の作品だけはもう一度読み直したい。じっくり自分と向かい合わせたい。正直心情が深すぎて、落とし込まないともったいないのだ。
途中で話が二転三転するのもすごい。ひねりがすごいんだよな。ウルトラC。
後書きに笑った、確かに初犯でバレる人っていますよね……。
                         2008/5/25

《こんなふうにおススメ》
感想がすっかりファンになっていますね(笑)。
10年前の作品なんですけどねー。



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ラストキスから始めよう

【ラストキスから始めよう】 全01巻  /初田 しうこ

短篇集。
・表題作。中原圭吾の叔父の息子、NYで育った従兄弟のジェイク中原が日本に留学に来た。お互いに気持ちを抱えたまま肉体関係だけが重なる。番外編も。
・「OUT OF BLUE〜汚れた天使」 記憶を失った尚哉と暮らす歯科医の慶彦。想いは複雑に降り積もり。
・「ズルい男」 和也の父が再々婚して新しく兄になった将幸。友人との出来事を目撃して、悪戯心から始まったゲーム。
・「瞬きの季節」 ホストの狩野は客の女に本気だったが「結婚する」と振られてしまう。やけになったところを事故して反町健二をはねてしまう。
・「吸血と給血と。」 献血が趣味の笛木はそこで知り合った医者に自分の中の欲望を暴かれていく。

尚哉と慶彦の話、記憶が戻った尚哉の表情が急に変わるところにぞくっとする。なんだか深くまで精神構造を分析してまたぐるっと360度戻ってきたような描き方をする作者だ。
事故ではねた少年の話はもっと軽いものかと思った。
読者の精神的な深みを試してくるような話ばかり。
短篇ばかりで惜しい。
                         2008/5/25

《こんなふうにおススメ》
このあたりからかなりファンになっています。
シリアスとコメディの差が心地良くて、面白いんです。



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2008年09月15日

花組任侠伝(完) 全03巻

【花組任侠伝】 全03巻  /初田 しうこ

ヤクザもの。
一無良(いちむら)葵は、ギャンブル好きの祖父の遺言で組に入る。祖父は「男はハッタリだ」が口癖。
葵も、そのハッタリがツキ(?)を呼んでしまい、偶然にも四代目を助けたお陰で早々杯を受け取って。
そして出所してきた先代に可愛がられていた若頭、崎也雄二の舎弟になる。崎也には早々にそのハッタリがバレるが、それを可愛い舎弟だと思われるきっかけになる。
崎也の同期で戦友の烏丸ちひろ、そのちひろを慕う小沢準紀らも絡む。

短篇も。
・「聖書・1995」 宇佐元公平は女子高生の三咲に勝手につきまとう。三咲を救おうと思い込み、サラリーマンの千秋と取引する。
・「クレイジーフルーツ症候群」 隆史は優等生を気取る高校生。豊にナンパされてそのまま関係を結ぶ。バイトと偽りお金やモノをせびる日々。それをニヒルに気取っていたが空しくて。
・「真夏の共犯者」 夏休み、家に帰れない理由がある。太田と加藤は残った寮で共犯者になる。

面白い。普通に面白い。
女子高生につきまとう短篇すらも、この発想はなかった。
他の漫画家の力不足が目に見える感じ。人物画もうまい。

準紀が切ない。BLとかどうでもいいって感じ。
崎也をあっさり描きすぎた。葵との関係は元々ふたりともストレートなのだから、設定上は無理がある。そのあたりはもっと踏み込んでも良かった。
                         2008/5/25

《こんなふうにおススメ》
古い作品なので、今読むとツッコミどころはあるんですが、それでも面白いです。

UP追記>
上記の3冊はもう絶版らしく、今発売されているのが、これ↓。
ちなみに、短編の収録は、別な作品になっているみたいです。


posted by zakuro at 20:52| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月14日

永久磁石の法則

【永久磁石の法則】 全01巻  /初田 しうこ

一連に連なっている物語の短篇集。
・「平成バタフライ・ボーイズ」 圭太は同級生のバイクを事故って借金がある。友だちの一衣(かずい)に「売り」のバイトを紹介されて。でも、その友だちがそのバイトをしているのに許せなくなってくる。
・「水曜日には海に還ろう」 郁夫は家の事情で、画家の雅和に囲われている少年。水族館に深海魚を見に来るのが好きで。
・「Blue Blue Rosy Days」 画家である嵯峨雅和の高校時代。いつも孤独な嵯峨にクラスメイトが近づいてきて。
・「Profile」 嵯峨が絵を描くきっかけになった人との出会い。最初の話が少し擦っている。
・「無傷の朝に」 拾われた少年郁夫の孤独。嵯峨と少しづつ心が通っていく。
・表題作。高校教師になった郁夫。嵯峨とは養子になり関係は続いて…愛情が深くなっている。

淡々と静かに話は進んでいくのだけど、根っこが情熱的というか深い。
奥行きのある作家だと思う。
                         2008/2/17

《こんなふうにおススメ》
初期の話なので、時代を感じさせる作風です。それも良く感じるのは年齢でしょうね。



posted by zakuro at 15:58| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初期作品集 兎の城

【初期作品集 兎の城】 全01巻  /初田 しうこ

短篇集。
・表題作。孤児院で育ったふたり。純平は章吾を憎んでいて。その純平が引き取られた先に、章吾も引き取られることになった。しかしそれには理由があった。
・「さよなら僕のドルフィン」 親友同士できた佐倉と裕也。それぞれの片親が駆け落ちしてしまう。離婚した親について離ればなれになる。
・「トラブルツイン 秘密の僕ら」 茂と大(まさる)は一卵性の双生児。感じる瞬間も一緒でシンクロしてしまう。それが何かとトラブルになる。

うまい。これが初期の作品なら、他の作家と圧倒的に力が違いすぎる。
絵も、見せ方も、コマ割りも、ストーリーも上出来。話は最初の表題作がうまい。
もちろん、これが長年のプロだとツッコミどころもあるのだが、まだデビューしたてならすごいと思った。
うーん、ファンが多いのもうなづけた。
                         2008/2/16

《こんなふうにおススメ》
BL界では人気の作家さん。なかなか手を出さなかったのですが、読んでみるとやっぱりうまい。



posted by zakuro at 15:37| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

か【鹿乃しうこ】

【鹿乃 しうこ】 かの しうこ →初田 しうこ(旧名)

BL作家。
同じくBL作家&イラストレーターの内田一菜は妹。
初田しうこは初期の頃に名乗っていた名前。いくつか作品もある。

ブルと歩けば・・・
DIVE
苦い果実
GATENなアイツ
君さえいれば…
生意気。シリーズ
 01 生意気。
 02 可愛気。
 03 大人気。
 04 大本気。
兄貴上等
こんな男に誰がした
P.B.B プレイボーイブルース
後ろの正面 Darling
できのいいキス悪いキス
Affair
ナツコイ
Punch↑
迷う男
ESCAPE

【初田しうこ名義】

永久磁石の法則
初期作品集 兎の城
ラストキスから始めよう
花組任侠伝
$10 ten dollars
懺悔
posted by zakuro at 15:25| Comment(0) | 作家別【か行】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

う【初田しうこ】

【初田 しうこ】 ういだ しうこ →鹿乃 しうこ(に、改名)

鹿乃しうこの、初期の名前。
BL作家。
同じくBL作家&イラストレーターの内田一菜は妹。

永久磁石の法則
初期作品集 兎の城
ラストキスから始めよう
花組任侠伝
$10 ten dollars
懺悔

【鹿乃しうこ名義】

ブルと歩けば・・・
DIVE
苦い果実
GATENなアイツ
君さえいれば…
生意気。シリーズ
 01 生意気。
 02 可愛気。
 03 大人気。
 04 大本気。
兄貴上等
こんな男に誰がした
P.B.B プレイボーイブルース
後ろの正面 Darling
できのいいキス悪いキス
Affair
ナツコイ
Punch↑
迷う男
ESCAPE
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2008年09月13日

き【九州男児】

【九州 男児】 きゅうしゅう だんじ →松山花子(一般漫画名義)

4コマが得意。抱腹絶倒な作品を描く作家。
BL嫌いな方にも是非。

課長の恋シリーズ
 課長の恋
 部長の恋
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2008年09月12日

育生&国立シリーズ 03巻

【育生&国立シリーズ】 03巻  /穂波 ゆきね(原作/菜槻さあり)

01 ビーナスKISS!!
02 フラワーコーポレーション
03 2.14事件

01 ビーナスKISS!!

エスカレーター式お金持ち坊ちゃん学校に進学した佐藤育生は、ひたすらそこでバスケットをしたかったから。なんとか入れた同じバスケ部の国立周一に憧れている。自分にはないものを先輩は持っていて。
自分が小柄で男子校の中では美人扱いされているのも育生は気に入らなかった。三美のひとりであるクラスメイトの根本桂、国立の幼馴染みの生徒会長岡野らを巻き込んでの学園騒動。

いきなり育生が、国立に強姦されたところから始まる。タイトルからタクミくんシリーズみたいなのを想像してたのでかなりびっくり。
育生目線でツンデレなのを描くとこうなるのか。
ペースに乗るまで時間がかかった。小説で面白いのと、コミックスで面白いのはまったく違うんじゃないか。それがようやくわかった。

02 フラワーコーポレーション

みんなで、岡野の親戚の花屋さんでバイトと幽霊退治の話。
95年の作品だからかなあ。これを少女漫画とみればもたついた感も軽減するのか?
でも2巻目からは若干軽減。タクミくんぽくなってきた。でも、タクミくんの方が面白いかも。ごとうしのぶさんの力を感じる。
最初からこの路線で、じわじわと育生と国立に焦点をあてれば良いのに。このふたりが主役なのだろうけど、性格設定も心情も浮かび上がってこなくてつまらない。
でも「北海道第二帝国」の話は大ウケした。

03 2.14事件

バレンタインが絡んで、国立ファンの卓理(たくのり)に襲われる育生。

育生と国立のふたりの関係性がちゃんと成立していないから面白くないんだと思う。
憎からず思っているんだろうけど発展はしないし、身体の関係も遊びなのか、ただの習慣なのかもわからない。
立ち位置が微妙な割に、普通に学園ドラマをやっていて据わりが悪いというか。
それと二回もレイプされて良し、なのはどうなんだろう。後味悪い。
卓理を主眼にして語るストーリーの前に、主役らふたりをどうにかしろという……。

                         2008/6/22

《こんなふうにおススメ》
言いたいこと言ってすみません……。シリーズもの、好きなんで期待料です。



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2008年09月11日

きみには勝てない!(完) 全03巻

【きみには勝てない!】 全03巻  /穂波 ゆきね(原作/高口里純)

生前贈与の土地に全寮制の男子校が立つことが決まった。その土地の持ち主、酉島雄飛は、土地を貸し出しながら、その名門校、秀育学園に通うことになる。
男子寮での同性の恋愛に驚きながらも、そこに自ら染まっていく。

まだBL漫画を読みだした頃に読んだ作品。
原作の高口里純は、角川書店発行の漫画雑誌、ASUKAに少女漫画を連載していた漫画家。

その後に読んだBL作品の構成の単純さになれてしまった今では、だいぶ考えられた作品だったのだろうけど。
主人公が元気いっぱいの体育会系色気のない少年で、生徒会長に惹かれていく心情まで理解がしにくかったので、あまり面白みを感じずに終わってしまった。そんな自分が残念。

BLCDは豪華キャストで伝説にもなっているらしい。
                         2007/11

《こんな人におススメ》
BL作品に慣れている人に。主人公のキャラがちょっと異色な感じです。



posted by zakuro at 13:25| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ほ【穂波ゆきね】

【穂波 ゆきね】 ほなみ ゆきね

きみには勝てない!
育生&国立シリーズ
 01 ビーナスKISS!!
 02 フラワーコーポレーション
 03 2.14事件
ラベル:穂波ゆきね
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2008年09月10日

チョウになる日

【チョウになる日】 全01巻  /夢花 李

短篇集。
・表題作。死期が聴こえるみかみと、大病を抱えているうか。蝶がふたりの絆。
・「果てにあるキミ。」 声を発せない少年と、スケボー少年との恋。
・「孤独戦争」 幼なじみの男女の親友が、お互いの気持ちを確かめ合う話も。
・「青猫トンネル」 宇宙語をしゃべるウララ。ユズルはたったひとり、こんな味方がいても良いんじゃないかと思う。
・「WAKUSEI★yours」 抱えきれない想いを癒してくれる友だち。

BL本なのだけど、半分は男女の恋愛の話。
全編にそうストーリーがあるわけではない。たんたんと流れるビートのような、詩が流れているだけ。でも、それが程よく心地よい。
                         2008/2/19

《こんなふうにおススメ》
蝶を描かせたら、高河ゆんか、CLAMPか、夢花李か。美しい。



ラベル:夢花李
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2008年09月09日

同細胞生物。

【同細胞生物。】 全01巻  /夢花 李

短篇集。
・表題作と「僕は好きさ。」「手のヒラ☆ララバイ」。横田と中川。同級生の距離が少しづつ近づいていって、いつの間にか大親友。ゆっくりと二人の形になっていく。一緒の大学に通いたいと願うが、横田の成績は追いつかない。中川は一緒に暮らそうか考えていると話して……。
・「屋根裏郵便物語」 旧校舎の屋根裏で知り合った、ユウジという名前だけしか知らない友人。カナにはいつの間にか大事な存在になっていて。
・「天使を造る」 子どもの頃にした小さな約束。サカキのお姫様になる。それを守るために地上に降りてきた天使のユキ。
・「このワガママな僕たちを」 保父さん志望の大学生の緑を、幼い頃からずっと思ってきた高校生の空。一緒に過ごしてきた。5つの歳の差で、いつまで子ども扱いするのかと不満に思う。

私はこの作家さんが三本指に入るくらい好きだと思う。作品としてなら、もっと他にもあるんだと思うけど、この作家さんのものはずっと追って行こうと思うのだ。

作品が一編の詩のよう。
ハイスピードのようなコマ割り、演出が特に好き。
ちょっとした間が心地よい。
絵も好み。切なさが滲み出てくるし、初々しい感じもある。

良いよね、キスだけで終わるBLでも! と、声を大にして言いたい。
                         2008/2/19

《こんなふうにおススメ》
繊細な絵柄にまずはノックアウトされました。すごく好き。
こんなに描ける人になってみたい。シアワセだろうなー。



ラベル:夢花李
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ゆ【夢花李】

【夢花 李】 ゆめか すもも  →佐原 ミズ(一般漫画作品)

同細胞生物。
チョウになる日

ラベル:夢花李
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2008年09月08日

くいもの処明楽

【くいもの処明楽】 全01巻  /ヤマシタ トモコ

表題作は・32歳、居酒屋の店長の明楽(あきら)高志は、6歳年下のバイトの鳥原に告白される。うざいと思っていてもそれが頭から離れず気になって仕方なくて。
・「フォギー・シーン」 八枝(やつえ)透の高校に産休教師でやってきた井西。透が以前、一晩の恋人になった相手だった。しかし透はクラスメイトの親友、府野(ふの)孝司に思い詰めた片想いをしていた。
・「リバーサイド・ムーンライト」 面食いのはずが、まるで熊のような職場の川辺で夢精してしまった南田。

どこでも絶大な評価を受けている作品。
BLジャンルではもちろんのこと、宝島刊の「このマンガがすごい!2008」に、一般コミックスと同列に並んで圧倒的な支持を受けている。
それでかなり気になっていた。だからこそ、ある程度読み慣れたところで読みたいと思っていた。
確かにもうすでにジャンルなんかどうでも良い、普通にとっても面白い。

独特。絵もだけど、構成がとくに。
よく出来たオトナ向けの漫画を読んでいるよう。女性が描く内容じゃない。すごいな。

相手の言葉にどんどん流されていく明楽、恋愛ってこうやって始まったりするよね。
30過ぎてからそっちの道に入るのって、けっこうきついと思う。恋愛って年齢とともに臆病になっていくし。その葛藤、よく描けている。
恋する気持ちだとか、新しい場所にジャンプする覚悟が必要な恋愛のこと、なんだかずっと考えてしまった。

短篇の南田のモノローグは爆笑した。
ラストの「店長記」最高。いるいる、こういう人!って思える。

この作家は「人」が好きなんだろう。いろんなタイプの人みんなに愛情を持っているのが感じられる。そういう人、とても尊敬するし好き。

濡れ場なシーンはあるけどエグくないし、ハードじゃないし普通に読めるから、普通の漫画作品として普及できるのも大事かも。
こういうふうに作品が豊かに進化していくと良いなあ。
                         2008/8/01

《こんなふうにおススメ》
BL業界にも、新しい風が入ってきているんだなと感じる作家さんです。おススメ。
中村明日美子さん、bassoさん、草間さかえさん……チカラを感じる作家さんが、新しいフェーズを作っていくんですね。



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2008年09月07日

プリンスチャーミング(完) 全03巻

【プリンスチャーミング】 全03巻  /高井戸 あけみ

自分の性癖を知って集まってきた店で知り合った青年たちは、同じ学校の生徒だった。彼らと、一教師との恋愛ストーリー。
高校英語教師の朝比奈充は自分の性癖に違和感を持っていた。自棄になって遊んでいるところ、ホテルでビデオを撮られそれが流出する。観られた相手は生徒の湯浅等だった。なぜか彼に助けられる。湯浅は朝比奈が好きだったのだ。
成り行きで湯浅と関係を持つが、湯浅は朝比奈の家に居候まで始めて。湯浅の同級生で、遊び人の加賀見好、サッカー部の期待のホープ永井恵が絡む四角関係の恋と友情。

この作家さん、好きです。うまい。
特別に事件は起こらないのに、淡々としているのに、熱い心情などもないのに、微妙な葛藤や気持ちがにじみ出てきて、この作家の持ち分なのでしょう。力量を感じる。惹き込まれてしまっていつの間にかはまる。
絵も特別に好きなタイプだったわけじゃないのにな。今は絵も好き。面白い。
3巻で終わりらしいけれど、続きが見つからない。読みたい!
                         2008/1/14

3巻/
やっと読めた。SHちゃん貸してくれて感謝。
朝比奈は湯浅しか知らないので、他の男に興味があるのだが、このラスト巻で加賀見とも関係してしまう。でもそれがきっかけでみなの気持ちの行方がはっきりしてくる。
淡々とただ話が進んでいるようなのに、じんわりくる。
事件が起きても、大騒ぎするような読者を煽らない描き方がとても好き。余韻が残っていつまでも作品を覚えている。こけおどし表現ってその時だけのものなんだなぁ。理解。
面白くて良い作品だった。
                         2008/8/30

《こんなふうにおススメ》
シンプルな絵なのに、“表情”がある。上手い。



ラベル:高井戸あけみ
posted by zakuro at 14:51| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月06日

ヴァイオリニスト(完) 全02巻

【ヴァイオリニスト】 全02巻  /水城 せとな

高畑極(きわむ)は、高校二年生で井澤円慈(えんじ)と、音楽院で知り合う。
大人しく埋もれがちな、円慈の才能をいち早く見極めたのは、極だった。しかし本音は、一見地味に見える円慈をそのまま自分の言うなりにしてその才能も潰していたのだ。完全に極に依存している円慈。
そこに世界的ヴァイオリニストの桐原が円慈の才能に気づいて、徐々にふたりの危うい関係が壊れていく。

94年に出版。初出はもっと前。
絵は古いけど、デッサンがしっかりしているのが見て取れる。コマの使い方もいい。話も良い。
人間の心理をわかっているし、葛藤や感情を理解し尽くしている。ほんとにうまい、別格だ。

自分の自信を立たせる為に相手を利用する。近すぎるとコンプレックスを刺激される人間はいる。
相手を必要とすることは相手を縛ることでもある。
自分に自信がなかったり相手をそのまま尊敬している場合は良いけれど、本人に闇のようなコンプレックスやプライドがある場合はそれがマイナスになる。相手に何かしてあげられるなんて傲慢なのかもしれない。
                         2008/4/14

《こんなふうにおススメ》
重かったけど、考えさせられてぞくぞくしました。おススメ。


ラベル:水城せとな
posted by zakuro at 06:38| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月05日

み【水城せとな】

【水城 せとな】 みずしろ せとな  →水城 せとな(一般漫画作品)

少女漫画誌からデビュー。
BL作品で活躍後、少女漫画と平行して作品を発表している。

ヴァイオリニスト
1999年七の月〜上海
窮鼠シリーズ
 01 窮鼠はチーズの夢を見る
 02 憂鬱バタフライ
 03 梟
 04 俎上の鯉は二度跳ねる

ラベル:水城せとな
posted by zakuro at 00:10| Comment(0) | 作家別【ま行】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

遊びじゃないの

【遊びじゃないの】 全01巻  /桜賀 めい

短篇集。
・表題作。親友の加賀見は深町の性癖を知っている。でも、その加賀見が好きと深町は言えなくて。
・「ウラハラな恋」 大学生の恭也のコンプレックスは無愛想なこと。愛想良く出来ない。カラオケでも友人に言われ落ち込んでいるところに酔った勢いで部屋を間違えてしまう。そこにいた高校生の高嶺彰に泣き顔を見られ、翌日学生証を届けに大学まで来られる。
・「Sに堕ちた青年」 市立図書館勤務の土屋薫と入ったばかりの昔なじみの士朗。完璧主義の薫は士朗の前で平静を保とうといつも努力するが。
・「その気にさせんな」 なぎさは天然で誰にでも愛想が良い。親友の天野流星に愛想の大安売りと叱られ、恋人になるか、それとも親友もやめるかの選択を迫られる。
・「アマイコトシタイ」 二年の生徒会書記の殿崎崇文のサポートに入った後輩の音無操。いつの間にやらしもべと呼ばれる。この作品は、『ワルイコトシタイ』のスピンオフ。『ワルイコトシタイ』の続編が『嫌いじゃないけど』

まず絵が良い。ヤバいなあ、かなり好み。こんなに良かったかなぁ? 表情もいい。
作品が変わってもキャラが変わりにくいのでちょっと戸惑う絵だけど。
長いの読みたいなあ。できれば連載で何冊も出ているヤツ。
加賀見の妹、公認で良いのか?
SMと銘打っていた話はそんなでもなかった。万民に好かれる作風って感じ。
濡れ場に入るところのコマが特に上手いんだ、わかった。
                         2008/7/12

《こんなふうにおススメ》
かなり読ませる作家さん。他の作品も読みたい。

※「ワルイコトシタイ」の続編とスピンオフが、以下。

悪いコでもイイ?」 二人の続編。
嫌いじゃないけど」 生徒会副会長の幸村と不良グループの東雲。
「遊びじゃないの」の短篇、「アマイコトシタイ」が、生徒会書記の殿崎と後輩の音無。



ラベル:桜賀めい
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2008年09月04日

全部俺のモノ!

【全部俺のモノ!】 全01巻  /桜賀 めい

短篇集。
・表題作。ゲームに負けて三日間、聖先輩の言いなりになることになったつかさ。実はその先輩には前から恋心があって。
・「恋とはどういうものかしら?」 葉山がラブレターをもらった相手は男だった。その様子を見た涼屋先輩はそっけない。実はその先輩が気になるのに。
・「衝動」「偏愛」 親友に欲情されてそのまま寝た。本気なのかお互いにわからずに。お互いに気持ちを確かめ合って旅行に行く話と二篇。
・「Darling!」 遊也は好きな人、従兄弟の遼のところに居候。家事全般を引き受けているが肉体関係も強要されて。ほんとは自分のことをどう思っているのか?
・「マシンガントーク」 おしゃべりな響と無口なまどか。デコボコ親友同士。でも気づいたらそれ以上の想いがあった。
・「求愛センチメンタル」 ちょっと不良な柊は、ずっと片思いしていた相手、真面目な早乙女に憎まれ口を叩いてそのまま肉体関係に。でも、本気で好きだとバレたら拒絶されるかも、と怖くて。

ちょっとした短い話なのだけど、美味しいエキスだけを取り出して上手にまとめている。
うまい作家さんだと思う。表情もいい。
                         2008/2/15

《こんなふうにおススメ》
UPしていると、読み返して読んだことをすっかり忘れている作家さんっているんですよね。まったく印象に残らない人……。
この作家さんはわりと全部覚えている。それってすごい。



ラベル:桜賀めい
posted by zakuro at 10:25| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

化学室の王子

【化学室の王子】 全01巻  /桜賀 めい

短編集。
・表題作に「全ては愛のしわざです」 担任教師に浮いているクラスメイトの面倒見を頼まれるクラス委員。相手は化学オタクで。
・「蜜月系ハニー」 弁護士になるために日夜勉強に励みたいけど、バイトでままならない時、お金持ちの男に「お手伝い」として雇われる。&スピンオフのお金持ちの男の幼なじみ編が「年下の男」
・「純粋よりも曖昧な」 生活レベルの違いすぎる幼なじみ同士が大人になって思いが通じる話。
・「可愛いだけじゃダメ!」 先輩にバイセクシャルがバレても、そのままでいてくれて。それで好きになる話。

ありそうな設定なんだけど、けっこうなかったかもしれない。面白かった。
この作家さん、絵の構成も、話ののめり込ませ方もうまいんですね。楽しく読めた。
                         2008/01/15

《こんなふうにおススメ》
漫画って好みもあるので、おススメにも当たり外れがあるんですが、この作家さんはあまり的を外しません。



ラベル:桜賀めい
posted by zakuro at 10:22| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月03日

好きです係長!

【好きです係長!】 全01巻  /木下 けい子

短篇集。
・表題作。獅子堂は飲んでいる席で係長の雁屋に告白。そのまま酔ったその上司をお持ち帰る。そこで改めて告白するが。
・「ツキヤマ日記」 編集者の月山の担当は、19歳で作家デビューした天才と言われる星川実(みのり)。うっかり実の色香に迷いつつ、自重していく日々。
・「恋なんだ!?」 手嶋はしつこい彼女との別れ話の最中に、別れの理由としてその場を通りかかった先輩の松山を好きだと言ってしまう。それが噂に輪をかけて退路すら自ら断ってしまって。でも松山の心には想う人がいた。
・「優しい雨」 国語の教諭の古宇田は、傘がなくて困っている三年の石川に貸そうとして拒絶される。それがトラウマになっていた。でも声をかけてみると野良猫のようなところが可愛くなってくる。
・超ショート。作者の萌えの「モエパラ☆スペシャル」付き。

サラリーマンもの特集というべきか。
係長、流されやす過ぎ!めっちゃ良い人。可愛すぎ。
最初は獅子堂の気持ちを追って読んでいたので、せつないよなーと思っていたけど。「するか!」っていうのも漢過ぎ(苦笑)。なんか妙に冷めてしまった。ストレートな人が一線越えるって、覚悟とは違う気がするんだよね。
ツキヤマ日記、好き。笑った。実が天然なフリして(真実、子どもなんだけど)黒く頑張っているのが特にイイ。どっちの必死さもかわいい。
                         2008/9/02

《こんなふうにおススメ》
ゆるい感じは相変わらず。でも、ちょっとツメ、甘過ぎ?
できれば、続編が出て、ばしっ! っと、決めて欲しい。



ラベル:木下けい子
posted by zakuro at 14:51| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

由利先生は今日も上機嫌

【由利先生は今日も上機嫌】 全01巻  /木下 けい子

編集者の六車(むぐるま)は、作家の由利京一郎(ゆりきょういちろう)先生に振り回されっぱなし。いつも原稿をもらおうと必死で。由利はそんな六車がかわいくて仕方ない。

時代考証はめちゃくちゃだけど、めちゃ面白かった。
ふたりの会話のテンポがなんともいえない。これ、名作かも。ヤバい、めっちゃ好き。
まったり感と、由利のツンが笑えて仕方ない。

時代としては六車は昭和生まれらしいので、昭和一桁か? とすると戦後であるので、昭和20年代がしっくりくる。猫の平蔵が拾われたのも20年の秋。
しかしまだ新幹線は開通していないのに、話題に上っている。
フランク・ロイド・ライト設計の帝国ホテルが出てくる。このライト館は昭和42年に閉鎖。現在は明治村に移築されている。

願うことなら、これ、シリーズ化してほしい。お願いします。
                         2008/6/30

《こんなふうにおススメ》
ただただ私の好みです。
まったりした、時代物、すごく好きなんです。
それと……スーツ萌えも一段落した(?)ことだし、これから三揃えってどうですかね?



ラベル:木下けい子
posted by zakuro at 14:47| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月02日

隣の彼

【隣の彼】 全01巻  /木下 けい子

大学生の松田は入学とともに一人暮らし。隣人に挨拶に行ったら、幼稚園の少女と、何の仕事をしているかわからない男が住んでいた。
不機嫌そうなその男がなんとなく気になりだして、隣りのよしみで夕飯などをご馳走になったり、近所付きあいしていくのだが。

カラーもキレイ。美しい。こういう水彩画みたいなのは大好き。
ビールの演出はうまい。
繊細な情感がほんとにうまい。
                         2008/4/11

《こんなふうにおススメ》
大人の不器用さが良い感じです。
この作家さん、心情を「こうです!」と押し付けないで、読者に預けてくれるところがある。優しさと強さがないとできない。



ラベル:木下けい子
posted by zakuro at 08:40| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

蜜色パンケーキ

【蜜色パンケーキ】 全01巻  /木下 けい子

短篇集。
・表題作。俳優の十吾は甘いものには目がない。とあるレストランのデザートが気に入り、三日間通い続けて、毎日五人前平らげる。そのまま店で眠りこけ、目が覚めたらパティシエの千春の家だった。千春は追い出そうとするが、猫と思って置いてほしいと言われる。
・「愛のために」 宮坂は多忙なサラリーマン。友人の売れっ子漫画家の南とは学生時代からの付き合いで仕事を手伝ったりもしている。本心はずっと南に恋しているのだ。
・「明日はバラ色」 尾澤潤太は君島先輩とつき合っている。
・「喰えない男の躾方」 社長の息子の教育係になったのだが、だらしなくて振り回されて。

絵好きだなあ、何度も言うけど。
背中の描き方がいいんですよね。
ヤキモチ妬かせようとして、逆に妬いちゃうところもいい。
短篇はどれももったいないなあ、続きが読みたい。
                         2008/4/11

《こんなふうにおススメ》
背中が切ない、手がキレイ、足が大きい……そんなちょっとした絵がすごく好きなんです。この作家さんは、背中が良いんです。やっぱ、男は背中でしょ。



ラベル:木下けい子
posted by zakuro at 08:33| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月01日

クマとインテリ-orso e intellettuale-

【クマとインテリ-orso e intellettuale-】 全01巻  /basso

短篇集。
・「con te」(コンテ) リストランテの給仕ネーリは、客に誘われ関係を持つ。その相手は元首相だった。それをセックスフレンドのアルビーノに話す。彼も政治家なのだ。
・「orso e intellettuale」(クマとインテリ) 元首相のファウスト・カッラーロ。バカンスに出かけてクマのような男ブルーノと知り合う。
・「Manifesto」(マニフェスト) ファウストの息子は、父親の秘書をしている。選挙を控えた晩に、選挙ポスターに落書きしていた男がいて。
・「ジェラートにまつわる3つの短編」マルチェッロのジェラテリーアを巡って。ひとつめは、ジェラート好きの三人の男が、ジェラートを食べながら世間話。ふたつめは、保守地区から立候補する政治家が恋人と別れようとする。彼がジェラート好きなのを知っていた恋人は、どうしても食べさせたくてそれだけのために会いにきた。最後は、マルチェッロの息子の話。
・「sigaro」(シーガロ) 世界禁煙デーで終日葉巻が吸えずに苛つくオリヴィエーロ。マルコにあやされ一日を過ごす。
・「ricco e riparatore」(金持ちと修理工) ショート。高級アパートメントの配水管の工事に来た男と、その家主の話。
・「黒山さんのニオイ」 黒山さんが単身赴任で勤務になって、雲井は嬉しそうだと同僚に言われる。その日も黒山さんは泊まっていって。

イタリア男、初老、スーツ、眼鏡。これがこの作家のアイテム。
この作品は、政治家で繋がっている。余韻が残る作品が多い。
ジェラートの話は泣きそうになった。
葉巻の話は、ショートなのになんだかセクシー。ちょっとした会話で二人の信頼と仲がわかる。いいなー、大人だ。
修理工の話のような、BLっていうカテゴリーを越えた、思い遣りのような話はすごく好き。
まいったなあ、この作家さん、大好き。bassoはイタリア語で最低値のこと。
                         2008/8/28

《こんなふうにおススメ》
いま、めっちゃはまっています。普通の漫画は「オノ・ナツメ」名義。面白すぎます。



ラベル:BASSO
posted by zakuro at 00:04| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ば【basso】

【basso】 ばっそ  →オノ・ナツメ(一般漫画名義)

めちゃはまりしてます。
ロートレックのような絵で、日常を切り取っていきます。
bassoはイタリア語で最低値のこと。
イタリア留学経験を活かしてか、イタリアものが多いです。しかし、オノ・ナツメ名義の『さらい屋 五葉』のような日本ものもなかなか。

クマとインテリ-orso e intellettuale-
amato amaro
posted by zakuro at 00:00| Comment(0) | 作家別【は行】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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