2009年05月31日

SKIP-KISS(完) 全02巻

【SKIP-KISS】 全02巻  /大和 名瀬

三宅はなんでも適当にやっていたのに、そこに押し掛け友人してきた天然の葉村健太。
クールに本音を出さない猫のような三宅裕基(ゆうき)と、真っ白で純粋な葉村はまったくタイプが違っていて。うざいだけの存在が、だんだんその真っ白な素材に、三宅は惹かれていく。そしていつの間にかあだ名は、ミケに。ミケとハム。
しかし、三宅には、暗く抱えている過去がある。その相手、樋口一朗は、葉村の家庭教師として三宅の前にまた現れる。
葉村と中学時代から友人の東海林昭次(しょうじしょうじ)の番外編も。

これは、猫とネズミ。

高校生同士の設定だけど、どうみても、かなりゆずっても葉村は中学生になりたて。さすがショタ作家。
二等身キャラがかわいいので辛うじて許せる。

おバカなキャラはこの作家の得意とするところ。
最初はシリアスな感じにもっていくのかと思ったけど、やっぱりどんどん変態チックになっていく。

ところで、BLって発行までのスパンが長いから、大変だよな。
                         2008/3/17

《こんなふうにおススメ》
名瀬ファンの方に。



ラベル:大和名瀬
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2009年05月30日

LOVE LIFE

【LOVE LIFE】 全01巻  /大和 名瀬

両親を事故で亡くし、たった一人で上京した篠原悟。
築35年の6畳一間、風呂なしアパートの音はまる聴こえで、隣人の泉由信(よしのぶ)は人懐っこい演劇人だった。
しっかり生きていこうと決心していた悟だったが、ついつい泉に面倒をかける。そのスキンシップがだんだん居心地良くなってきていた。
そこに泉の同郷で、カケオチ同然で一緒に出てきたと言われる大堀照(しょう)がやってくる。

10年近く前の作品なのに、絵は古さを感じさせない。うまい。
だけど、オチに向かうまでの設定が多少エグく感じるようになってきた。しつこいっていうか。さりげないって難しい。

心情をじっくり描いているのは面白いが、ちょっと長過ぎたかも。
おまけ漫画の方がおいしい。

ちなみに、大げさなホモと、わざとらしいホモの違いが、私にはわからない。
                         2008/3/17

《こんなふうにおススメ》
よくまとまっている作品。
この作家さんには珍しい長髪キャラも。←泉由信



ラベル:大和名瀬
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2009年05月29日

FAN(完) 全02巻

【FAN】 全02巻  /大和 名瀬

小野田陽平、16歳。
深夜のスッポンドリンクのCMで見つけた、カメの着ぐるみを着て踊っていた新人タレントの茂利里実(もりさとみ)。学校の女子に振られたばかりの陽平は、その日から里実に夢中になり、追っかけの日々が始まる。

最初からすでに設定がおかしい。
どうしてこんなおバカな話ばかり思いつくんだろう。すごすぎる。
着ぐるみタレントっていうのが萌えなのか? 正直よくわからない。

だんだん陽平がストーカーみたいになってきて、辛くなってきた。
ファン心理はわかるけど、怖いなあ。追いかけているヤツはルックスの違いだけで(陽平がカッコいいから許されている)、怪しい人とは同じ行動なんですけど……。
だけどそこまでやったからこそ、里実の葛藤に気づく落差が話を盛り上げたのかなぁ。陽平に感情移入が出来ない。
私にはわからない。


個人的には好きな作家さんの作品とはいえ、痛い思いの方が強かった。
でも、ぶち切れて、拍車のかかった二巻の方が面白い。
                         2008/3/17

《こんな人におススメ》
アホ設定をツッコミしながら読みたい方に最適。



ラベル:大和名瀬
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2009年05月28日

この欲望的な手の早さ

【この欲望的な手の早さ】 全01巻  /ミズノ 内木

・表題作。
田川勇太は、100%就職率を誇る料理専門学校の料飲サービス専攻科で学んでいるが、実践研修を重ねても就職が決まらない。理由は食中毒からダメになった卵嫌い。
最後の頼みの綱であるパティスリーでバイトするが、そこはその名も「ウフ ド プル(鶏の卵)」。しかも、オーナーでシェフパティシエの北条玲二(れいじ)は養鶏屋の息子。
玲二は勇太にセクハラしながらも、卵嫌いを克服させる。

・「それでは良い休日を」
河村肇は19歳。実は鷹取肇のペンネームを持つ売れっ子放送作家だった。
畑谷泰三(たいぞう)はバラエティのディレクターで、絶対に顔を出さない鷹取肇を密かに尊敬していた。

・「まいにち毎日」
持ち上がりの学校なのに、清光は当たり前の勉強ができず留年して、大学に進学も危うい。
大学のゴルフ部は、清光の異様なくらいの集中力を発揮するその才能を欲しがって、拝島に家庭教師を頼み込む。

・「君に恋うこの罪を」
向坂忠義(さきさかただよし)は田丸家に仕える身。
幼い時から次期当主の田丸尚崇(なおたか)を見つめてきた。しかしなかなかその気持ちが抑えられなくなってきている。

上手い。
表題作は、はっきりした表現がない寸止め漫画。だけど、色気はたっぷり。そこがすごい。
新人さんの話作りのレベルって、上がってる。

とにかく設定が細かい。そしてリアル。
職業観がなんとも。
特に表題作はすごいぞ。飲食経験のある人なんだと思う。業界知っている人はきっと面白さが倍増。
料理人ってほんとにタフだよね、同感。

好みが分かれると思うけど、絵も上手い、私は好き。横顔が特に好き。
まだ自身の絵の方向を見定めている感じ。絵がコロコロ変わる。

全体的に完成度が高い。めちゃ面白いじゃないですか。
上手いなあー。注目の作家さん。
                        2009/5/26

《こんなふうにおススメ》
面白かったです。手応えあり。
まだ手元に一冊、この作家さんの作品があるので、近々それも載せます。
レベル上がってきてるんだなー。新しい作家さんの感想載せるの、すごく楽しいです。


ラベル:ミズノ内木
posted by zakuro at 01:50| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

み【ミズノ内木】

【ミズノ 内木】 みずの ないき

BLって、ペンネーム遊んでいる作家さん、多いですよねー。
この方も。

この欲望的な手の早さ
逃げ出すにはもう遅い
ラベル:ミズノ内木
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2009年05月27日

G線上の猫(完) 全03巻

【G線上の猫】 全03巻  /宮城 とおこ

大学生の池田篤志は、玄関前に“落ちて”いた毛並みの良さそうな少年を拾う。
その成川理也(りや)は、「双子の弟が」ヴァイオリンの天才少年で、「死んだ弟が自分に入ってきている」と言う。そして自分の両手を傷つけていた。
しかし、アツシの前で繊細な性格にすり代わり……彼は多重人格障害だったのだ。
理也の音楽学校の先輩、香坂遥人(こうさかはると)は、ひたすら理也に絡んでくる。
理也の交互に入れ替わる奔放な人格と、繊細な人格に振り回されながらも、アツシは彼に惹かれていく。
従兄弟でピアニストの成川佐紀(さき)も含むところがあり。

それぞれの人格が、別な相手に惹かれていく設定は面白かった。
絵もキレイ。
登場人物にあんまり感情移入出来なかったが、それでも全体的にまとまっていた気がする。
この作家さんにしては(?)読みやすい。

キャリアは長いのに、作品数は少ない作家さん。
理由があるのだろうか?
                      2007/11,2009/5/26感想補足

《こんなふうにおススメ》
これがこの作家さんの代表作になるんだと思います。



ラベル:宮城とおこ
posted by zakuro at 05:24| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

み【宮城とおこ】

【宮城 とおこ】 みやぎ とおこ  →宮城 とおこ(一般漫画作品)

G線上の猫
ラベル:宮城とおこ
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2009年05月26日

それは僕の愛じゃない

【それは僕の愛じゃない】 全01巻  /深井 結己

・表題作。
灰塚一総(かいづかかずのぶ)は、出版社の草方文芸社勤務。小説花舟の編集部で、小説家の嗣原貴秋(ゆきはらたかあき)を担当している。
一総は個人的に嗣原のファンで、まるで恋するように憧れていた。
一卵性双生児の弟、離婚した母親の姓を名乗る三波総太(みなみそうた)から頼み事の電話が入る。酔った総太が朝目覚めると、知らない男とベッドを共にしていたというのだ。実は、その相手の初恋が自分で、交際を望んでいるらしい、それを断って欲しいと……。
しぶしぶ一総が出向くと、その相手は秋原貴嗣。嗣原の本名だった。
複雑な気持ちを抱えて一総は自分を弟と偽り、嗣原とつき合う。

・「ウソツキの秘密」
市来(いちき)は、長谷川課長に密かに恋をしている。
期待していた社員旅行での課長は、いつもの姿とまったく違って。

・「なみのまにまに」
ベドルヌイ王国の織物研究の一人者、芳文化大学教授の荻原。ベドルヌイ王国王立大学客員教授になるため、大学を去る。
工藤は幼い頃、荻原の著書に触れて進路を決めたのだった。去る荻原に辛い気持ちを隠すため、送別会を欠席するが、その荻原が自宅に訪ねてくる。

・「誰かの大事な誰かのはなし」
表題作の番外編。双児たちはまた入れ替わって、嗣原を騙そうとするが。総太の恋の相手、トレーナーの檜垣も登場。続くようですね。

ちゃんと話を書こうとしているのが分かって心地よい。ありそうな話なのに、この発想はなかった、そう思わせる。上手い。

心情を描くのも上手い。やられた。
絵はあまり好みじゃないけど、味がある。

きっとこれからも読む作家さん。やっぱ、ストーリーですよねっ!
市来と長谷川課長の話は、続きを是非に読みたい。

一応、BLは、その作者さんの発刊順に読むようにしているのに(登場人物が繋がっていたり、リンクがあるから)、最新刊読んでしまった。
                         2009/5/24

《こんなふうにおススメ》
内容がいい。おススメ。



ラベル:深井結己
posted by zakuro at 00:32| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ふ【深井結己】

【深井 結己】 ふかい ゆうき

楕円少年
それは僕の愛じゃない
はつ恋ものがたり

ラベル:深井結己
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2009年05月25日

つきよの不思議

【つきよの不思議】 全01巻  /千歳 ぴよこ

短篇集。

・表題作。
ド田舎の月夜野学園に、柔道特待生として入学する羽目になってしまった松岡浩助(こうすけ)。成績では入れる高校がなかったのだ。
むさ苦しい寮の同室は、掃き溜めに鶴の大野直樹だった。
陸上部の大野のカラダは、無駄な筋肉がまったくなく美しい。それに見蕩れてしまって柔道に身が入らない。

・「幽愁」「Pride」
天才と呼ばれる双児の伊原秋緒と雪緒。弟の雪緒は兄にコンプレックスがあって。
雪緒は三峰奈津に弱みを握られ、強請られる。資産家の息子でなかなか学校に顔を出さない奈津は、キレている性格もあって怖がられていた。
肉体関係を強要されていた雪緒は、奈津との関係に慣れていく。

・「君だけの予約(アポイント)」
高宮章人(あきと)は、ずば抜けて小心者。いじめられっこだったのを兄の教育で、学校一のモテ男に変身する。
しかしそれは見かけだけ。虫歯が周囲にバレることすら怖い。歯科検診に来た清村の好意で、定休日に診察してもらうことになる。

・「究極」
親友同士がひたすらヤリまくる話。

展開が変態で、ちょっと面食らった。BLで面食らうってどんだけ。

大野だったら、こんな松岡みたいな変態、ヤじゃないのか?
そこの展開が安易で驚く。

絵は少女漫画なのにかなりエロい。
落差が激しい。

松岡、柔道やれ。
初期の作品だからなのか、素人が考えそうなストーリー。
うーん。そうか、別に話を読ませたいわけじゃないのか。エロ目的なら良し、なんだろうな。
最後の話なんて、登場人物の名前すら出てこなかった……。
                         2009/5/23

《こんなふうにおススメ》
あまりにもエロさが潔いというか。びっくりしました。



ラベル:千歳ぴよこ
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ち【千歳ぴよこ】

【千歳 ぴよこ】 ちとせ ぴよこ

つきよの不思議
ラベル:千歳ぴよこ
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2009年05月24日

犬も歩けばフォーリンラブ

【犬も歩けばフォーリンラブ】 全01巻  /高嶋 上総

・表題作と、「犬も歩けば、バーニン☆ラブ」「犬も歩けば、ゲッティン☆ラブ」
高校三年生の高村右京が拾ってきた犬は、かつてからずっと右京に恋をしていて、月に願いをかけていた。
右京に飼われて、クロと名付けられる。クロは片言の人間の言葉を喋り、そして、興奮すると人間のイケメンに変身してしまうのだ。

・「また、夏が来た」「ピンポイント・ラバーズ」
健太郎とカスミ。カスミは両親の離婚で遠くに越してしまう。仲良しだった幼なじみが、大学生になって再会して……。
十数年ぶりではあったが、健太郎はカスミを女と思い込んでいたのだ。しかし、その初恋が実る話。

・「金魚姫」
縁日の景品で捨てられそうになっていた金魚を助けた圭介。助けた金魚の恩返し。

犬とか金魚とか、もう、なんでもあり、ですね。
カスミという名前が、男名でも使われるんだと衝撃。

絵はかなり好き。初期の頃の方が好きだった。
今はアニメっぽくなっちゃって残念。

イイ男の浴衣姿は目の保養。
落ち込んだ健太郎に抱かれているのがクロ。可愛い。

この作家の絵を見ていると、男の人の裸体を構造的に好きなんだろうなと思う。
ずっとデッサンをしてきた感じ。
絵がとにかく上手い。

一般作品はやめてBLに戻ったら良いと思います。
BLの方がずっと上手いんだもの。
                         2008/1/5

《こんなふうにおススメ》
好きな作家さんなんです。
絵がほんとに見事、上手いと思う。



ラベル:高嶋上総
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2009年05月23日

ぼくの監視員

【ぼくの監視員】 全01巻  /大和 名瀬

短篇集。
・表題作。プールの監視員の杉崎に注目されたくて、いたずらばかりする中学1年A組、山根勝、まーくん。

・「ひとつ部屋の下」
尊(たける)とコウ。周囲には気持ち悪がられるほど仲の良かった親友と、同じ高校を卒業して、大学も一緒、そして同居に。しかしコウは自分の気持ちに気づいていく。

・「おててつないで」
年に二回しか会えない、再(また)従兄弟の秀一と勇。同じ歳のふたりは幼い時から仲が良かったが。秀一は曾祖父をダシに会えるきっかけを強引に作る。

・「裕福な僕等」
近所には世間知らずの大金持ち、長谷部豊が住んでいた。大家族の貧乏な真平は、豊のその天然ぶりが心配で仕方ない。

・「NO NO SMOKING」
中学二年生の児島則(のり)。亡き祖父の後を継いで、タバコ屋の店番をしている。そこにチェンスモーカーの多岐が通っているうちに、則が気になってくる。煙草を売りながら、多岐に吸い過ぎを説教するのだ。

・「それなりに平和な日々」
笠田の同級生の折原は、いつも非凡なことを求めている。そんな折原に惚れてしまっている。

・「ある冒険のはじまり」
アパートの大家である純と、店子で児童文学作家の沢木章の話。

・「言いわけ」表題作の番外編。

大和名瀬のBL初コミックス。
ちょうど今日読んでいるものが、ショタばかりにあたってしまって、若干凹み気味。中一って……そうだよな、子どもだよな。鬼畜多すぎ。っていうか、世の中ってほんとにそんなもんなの?
まあ、ファンタジー。

気持ちを切り替え……。
個人的な禁忌な部分あれこれついてくるのに、それでもこの作家さんがイヤになれないのは、絵が上手すぎるからかも。
線がきれい。最初から上手かったんですね。
まとまっていて読みやすい。
                         2008/3/13

《こんなふうにおススメ》
ショタ好きだったら、たまらない作品なんだと思う。
言うこと無し、なんじゃないでしょうか?



ラベル:大和名瀬
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2009年05月22日

お子様の分際で!

【お子様の分際で!】 全01巻  /桜川 園子

“いまり”は今をときめく人気急上昇中のモデル。
海外の仕事でほとんど留守の有名写真家の養父の高須賀栄達は、実はいまりの恋人なのだが、いまりには愛の言葉をかけてはくれない。
栄達の弟でトップスタイリストの七瀬らにもいまりは愛されてはいるのだが、やはり栄達の言葉が欲しい。
いまりの亡き母の万里、いまりの出生などが絡む。

初期の頃の作品。

やたらと設定が盛りだくさん。
いまりのキャラを活かすなら、もう少し整理されていると良いのに。
いまりは可愛いけど、話全体にも言えるけど、キャラも設定もクドい。
面白くなるはずなのに、そこが残念。
                         2009/5/18

《こんなふうにおススメ》
気軽に楽しめます。



ラベル:桜川園子
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2009年05月21日

$10 ten dollars

【$10 ten dollars】 全01巻  /初田 しうこ

短篇集。
・表題作。
5歳の時から春名一平のオンナ癖の悪さに、振り回され続けてきた滝本英司。
しかも毎度毎度後始末の役目で。また一平から彼女が妊娠したと報告がある。
キレながらもその女と対峙した英司は、彼女から「すごい独占欲」と切り返される。
自棄になり、一平を金で買う。

・「トカゲのしっぽ」
予備校で今井敦生と出会った鈴木克行。克行の一目惚れだった。
カラダの関係になってからも克行は孤独を感じていた。決心して沖縄の旅行に敦生を誘う。

・「美しく、やさしい君。」
舞台俳優の阿川真理(まさみち)。酒の場で怪我をし、二度と舞台に立てなくなる。一度は飛び出した名家の家柄だが、そこに戻ることになって。
家には姉、美智子の婿である松永優(すぐる)がいて、真理の面倒を看だす。それに癒されていく真理。しかしその裏には黒い策略があった。

鹿乃(初田)しうこ=エロい。
この公式はもうデフォルトだと思う。
ほんとに男同士の恋愛沙汰(模様とはあえて言わない)が好きなんだろうな。滲み出てくる。
ここまでのめり込まれていると、読者もそれに影響される。圧巻。

「美しく、やさしい君。」は、ほんとに面白かった。
                         2009/5/19

《こんなふうにおススメ》
いつの間にかこの作者のペースになっている。すごすぎ。



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2009年05月20日

ダイナマイトダディ(完) 全04巻

【ダイナマイトダディ】 全04巻  /桜川 園子

紅林祥子、通称レディ。暴力団会長の令嬢で、夜の街の元締めをしている。そのレディが育てていたのが、両親を早くに亡くした14歳の氷上怜二(ひがみれいじ)。
売れっ子ホストの藤堂修介は、怜二が気になり、レディから身請けする。
家には怜二を慕う息子の裕太も住んでいて、一緒に暮らし始める。12歳上のその男の恋人になり家族になり、そして9年を経た物語。
粋がっていた怜二も大人になり落ち着いて、ホストクラブのマネージャーとして生きている。
ホストクラブのオーナーになった恋人の藤堂と高校生の裕太、その周辺の人々との話。
息子も息子で、幼馴染みで親友の館脇章太とそんな付き合いに。

この作家の初コミックス。
デビュー作は、シークレットラブサービスに収録。
この作品の社長も、ちょこっとだけ出てくる。

脇役も面白かったし、4冊もあるとそれなりに読み応えがあった。
だけど、誰にも感情移入できないのはどうしたことか。BLを読みすぎたのかなぁ?
いまいち心情を描くのが苦手な作家さんなのか?
                         2008/2/14 

感想補足で読み直し。
体つきは男性なのだけど、思考がみなオトメなのが感情移入出来ない理由なんだとわかる。話は面白いのだけど。
                         2009/5/18

《こんなふうにおススメ》
だいぶ絵は慣れてきたのですけど。工夫は感じられる。
長編は良いですよね。

【文庫版】
絵があったので。



ラベル:桜川園子
posted by zakuro at 00:11| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月19日

シークレットラブサービス

【シークレットラブサービス】 全01巻  /桜川 園子

恋愛関係のよろずごとを引き受ける何でも屋「シークレットラブサービス」。
スタッフは、この仕事が天職だと思っている市倉綾人、社長ルイの弟のニューハーフ、アキこと徳永彰……彼らを中心に巻き起こる話。
依頼人の女性がターゲットに事情を話してしまい、ターゲットだった男の風間幸平に綾人はつきまとわれてしまう。しかも自分に興味があると言われて……。
その幸平が仕事を依頼してくる。それは企業スパイのあぶり出しだった。
それをきっかけに幸平は他にも仕事を依頼してきて。

この作家のデビュー作品。

絵がやたら濃い。一冊の中で絵がどんどん変わっていく。
見られることを意識するとどんどんうまくなるのは、文章も一緒。

話の内容は、これをどーやってBLにもっていくのか心配したが、面白さはまあまあ。

アキがかなりうざすぎ。

綾人と幸平、20と23でこの大人っぽさは無しだろう? とツッコミを入れたくなるが、ファンタジーだから仕方ない…?
                         2008/2/14

《こんなふうにおススメ》
この頃の絵は苦手だなー。
話は工夫しようとする努力が見られて、好感が持てます。



ラベル:桜川園子
posted by zakuro at 16:06| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月18日

かげろうの森

【かげろうの森】 全01巻  /日下 孝秋

・表題作。
葛西実紀(みのり)は、憧れていた大好きな日本画家、北川陽瑚(ようこう)の個展の案内状を受け取り、はるばる東京から片道5時間の道のりを向かう。
個展のギャラリーの主人、愁に北川の家を教えられ、好奇心から訪ねるが……。そこはホテルを改装したアトリエ兼自邸だった。
そこで憧れの作家に出会うが、相手は自分のことをなぜか知っていた。訳もわからずそのままレイプされてしまって。
木崎柾之に助けられ、その屋敷の一角に匿われる。しかし、それらは古川雄介(陽江(ようこう/本名)の兄)、愁、柾之らにみな、仕組まれたものだった。

・続く「ビター・スイート」は、スピンアウト的な愁と柾之の話。
リストラにあった柾之は、愁に拾われ、陽江の家政夫になる。

・「かげろうの街へ。」
東京に引っ越してきた、陽江と愁ら。ラブラブな日々。

絵は好き。
どんな感想を持ったのか、もうよく覚えていない。感想はその場で書こうと反省。
読み直せたらまた追加します。
                         2007/12

読み返して感想。
上手い。

かなり読んだからわかるのだろうけど、BLをモチーフにしたミステリーもどきって珍しいですね。しかも、たいていは破綻しがちなのに。面白い。
もちろん無理もあるので、普通の漫画にしたらもっとスムーズにいった気もするけど。
なんで、陽江が、実紀に会った嬉しさでレイプになるのかわからない。まあ、その後の話を考えれば、その無理な設定が必要なのだけど。
それでもかなり健闘しているのでは。
改めて、この作家さんの他の作品、読もうと思います。
                         2009/5/17

《こんなふうにおススメ》
わりと新鮮に感じた作品でした。



ラベル:日下孝秋
posted by zakuro at 03:37| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

く【日下孝秋】

【日下 孝秋】 くさか たかあき

かげろうの森

ラベル:日下孝秋
posted by zakuro at 03:28| Comment(0) | 作家別【か行】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月17日

吟遊詩人シリーズ

【吟遊詩人の恋】【ダンナ様は吟遊詩人】 全02巻  /CJ Michalski

吟遊詩人の恋/

短篇集。
・表題。「吟遊詩人の夏」「恋人は吟遊詩人」
吟遊詩人を名乗る風変わりな男、三浦のぼるに一方的に惚れられてしまった片桐祐馬。
変質者かストーカーか。避けていたのにだんだんとそのペースに乗せられていく。

・「好きなんて言えない」
久間透(ひさまとおる)は幼い頃、初恋の相手が可愛らしく好きなあまりイジメ倒していた。その相手、高橋一彦が立派な大男に成長して復讐しに転校してきた。

・「卒業レッスン」
ショタもの。春名暁人(あきと)は小学校の卒業式に、ずっと慕っていた担任の西村先生と思いを遂げる。

・「冷蔵庫」
高城と加藤は同期同士。残業中、電気系統がいかれた大型冷蔵庫に閉じ込められる。

変態度合いがめちゃ笑える。とにかくすごい。
笑えるって大事なことだよね。忘れてはいけない。
シリアスな感じで描いてても笑える作家さんなんだよなー。すでにファン。

のぼるの変態ぶりが素直におかしい。
美咲が秋彦のBLにキレるようなロマンチカに似た部分もあるけど。
お母さんの冷めた目最高!
内容にツッコム気などさらさらない。このままどうか笑わせていてほしい。

でも、ショタはイヤ。
「卒業レッスン」のオチもイヤ。
                         2008/5/3

ダンナ様は吟遊詩人/

「吟遊詩人の恋」の続巻。
自称吟遊詩人の三浦のぼるは、実は売れっ子作家。
変態チックな彼につきまとわれるうちに、その恋心を受け入れた高校生の片桐祐馬。
その二人の変態ラブラブ生活。

・短篇の「恋は桜色に染めて」
祖父と暮らす美樹は、山で遭難した仮称、太郎を介抱するうちに恋に落ちてしまう。
しかし彼は実は訳ありで。

前作をすっかり忘れてたのだけど……爆笑した。声をあげて笑った。
バカバカしさ最強。ここまでいくと清々しい。
なんでもありだとさえ思える。もはや感想など言う方が野暮。
これで完結とあるけど、続けて欲しいくらい。
                         2008/11/17

《こんなふうにおススメ》
アホらしくてほんとにおススメ。



ラベル:CJ Michalski
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2009年05月16日

瞳は海の色

【瞳は海の色】 全01巻  /CJ Michalski

短篇集。
・表題作と「海の瞳に溺れたい」
ノワルナ王国の王子アレクシスが国の掟によって10歳の時に受けたお告げを信じ、日本に恋人を捜しにくる。シュウはその運命の相手だった。

・「愛LOVE湯〜」
村瀬敦は家族経営の小さな旅館の息子。
いつも暇なその旅館にカッコいい男、朝倉が予約もなしで泊まりにきて。

・「First Dream」
国井は同じ寮の優等生、村上が好き。初夢で村上と結ばれる夢を見たら、帰省先から村上が本当に帰ってきた。

・「Taste of Love」「Love Cook」
名門、小田桐家の主、征司はたいへんな美食家だったが、追求しすぎて美味しいと思えるものがなくなってしまう。
そこに料理好きなだけの青年鈴木裕介がやってくる。

出だしがいきなり異国だったのに、次には日本の学園、しかも学ランで笑った。
最初からギャグノリにふいた。めちゃくちゃ強引な展開なのに笑えて許せてしまう。
お父さん、王様なのに……いいじゃんって。笑う。侍女もたぬき磨いているし。
一気にファンになってしまった。いい加減だな、私も。

それにしてもこの作家、ショタ好き。
苦手な私は、あえて幼くみえる青年と脳内変換して読んでいる。
でも、話そのものがかわいいからありなのかな。うーん。

美食家の話はおなか抱えた。最高。
なんでこんなにおバカなの、書けるのだろう?
                         2008/5/3

《こんなふうにおススメ》
だいぶ今ではBLのあれこれに慣れたけど、やっぱショタは苦手です。


ラベル:CJ Michalski
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2009年05月15日

王子様のKiss

【王子様のKiss】 全01巻  /CJ Michalski

短篇集。ショタもの。

・表題作。浩也は、自身が不治の病。未来への治療にかけて冷凍睡眠するのに、好きな男の子の修司がいて踏ん切れない。睡眠前と睡眠後の二本。

・「TENDER LOVER!?-優しい!? 恋人」
佐々木優(すぐる)に告白してきたヤツは不良の久保田恭介。怖いイメージしかない。
真面目になるのならつき合っても良いと言って。

・「変人になりたい」
高藤は相沢伸也に片想い。ずっとラブレターを渡したかった相手。
保健室に誘い手紙を渡すが、誤字で誤解を生む。勢いでレイプしてしまう。

・「ナイショのお勉強」
小学生のつかさと家庭教師の篠原の話。

・「約束」「SWEET HOME SWEET」
施設で育った4歳違いの健一と明夫。恋人同士で将来一緒に暮らすのを誓う。
ところが事故で崖から落ちて、未来に明夫がタイムスリップ。

描きたいことがはっきりしているんだと思う。
流れるようなご都合主義に笑った。でも、読みやすい。
超お気楽設定。

受けはショタ系。全作において。この作者の好みなんだろうな。
本人も後書きでショタコン作家と書いていた。
この作者も変態かも。
ショタ、私は苦手だからなー。かなり辛い。
ロリとか、好きな人は秘匿感が良いのかな? そこまで考えてない?
作品自体は上手い。
                         2008/3/8

《こんなふうにおススメ》
ショタ好きには特に。
個人的には、どちらかというと、変態的なコメディの方が笑えて好きな作家さんです。



ラベル:CJ Michalski
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2009年05月14日

BOYS LIFE

【BOYS LIFE】 全01巻  /こうじま 奈月

短篇集。

・「スローステップ」
中学生の雅人は、捨犬を飼ってくれる相手を探していた小学生、司の頼みをきいて犬を飼い始めたのだが、その子は自分にじゃなく、犬を目当てに会いに来る。

・「NO RETURN」
孝志と瑞木は、親の再婚で今までの友だちから兄弟になって。

・「BLOOD」
主人を守る為に死んだ"オリジナル"のクローンとして作られたブラッド。身辺警護のために再び主人のカレルの傍につく。しかしカレルには嫌われて。

・「悪ガキは苦手!?」
警察官の平井透。勤務先の交番に戻ったら、万引きで捕まっていたのは従兄弟の貴文だった。久しぶりに会ったが、透には貴文との憶いだしたくない過去がある。

・「THE ONLY WISH」
レスリーは、父のロイとともに犯罪に手を染める。その父を男として愛しているが、自分は息子としても愛されていない。その葛藤に苦しむ。

・「LAST PARTNER」
マフィアのボスの祖父のシーザーが殺され、追われているところをジェイクに助けられたウィル。

・表題作は、孝志と瑞木を始めとする各主人公たちのその後。

話が悪いんじゃないんだけど、ショタがそもそもダメなんです。これは個人的な問題。だったら読むなよ!と自分にツッコミ。

10年くらい前の作品なのに、そんなに絵も古く感じさせない。
でも、全体に設定が安易で辛い。

マフィアの話は長篇向き。これに収められているのは残念。

表題作がおまけ漫画って……いいのか?
                         2008/3/14

《こんなふうにおススメ》
絵は動きがあって楽しい。この作家さんの初期の作品。

私の読んだものはこの完全版ではないので、内容に違いがあるかもしれません。


ラベル:こうじま奈月
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こ【こうじま奈月】

【こうじま 奈月】 こうじま なつき

BOYS LIFE

ラベル:こうじま奈月
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2009年05月13日

1999年七の月〜上海(完) 全04巻

【1999年七の月〜上海】 全04巻  /水城 せとな

魔都と呼ばれる上海。
出稼ぎが増えるにつれ、浮浪者や産み捨てられた子どもたちも増えていく。やがて彼らは成長し、マフィアに取り込まれていく。
上海は、都蘭(ドゥーラン)と翔龍記(シャンロンジー)の二大勢力ともされる組織で構成されていた。
大武(タウ)は七夕祭の夜、街で雪(シュエ)と出会う。雪に酒飲み大会で助けられ、ふとしたその表情に惹かれてしまったのだ。
組織の抗争で、ふたりはそれぞれの立場を知る。雪は都蘭の凄腕スナイパーとして知られ、頭の切れる大武は首領の右腕として育ちつつある次期幹部候補だった。
宜春(イーチュン)は雪と施設で育ち、その後も生死を共にしてきた。今は都蘭の副長でもある。
翔龍記の首領の女で副長の星沙(シンシア)にとっても大武は可愛くて仕方ない。
それぞれの副長が、それぞれに嫉妬を抱えて、歯車が狂っていく。

BLのロミオとジュリエットのような話。
お互いに相手に惹かれて逢瀬を重ねるが、ヤバいとわかっていても離れられない。
それぞれが組織に期待され、必要とされるだけ、仲間を裏切れない。
なんとなく最初から結末が予測されて、結構キツイ思いを抱えながら読み進めていった。

都蘭の首領の希馬(シイマ)と、翔龍記の首領の翔龍(シャンロン)の関係にはちょっとびっくり。そーくるか。
だけど、予想と予想外の狭間を見せてくれるのもこの作家さん。

15年前の作品なのに流れるように一気に読めてしまった。終わり方も良かった。
動きを映画のようなコマ送りで観せるやり方は得意とするところで、俎上の鯉は二度跳ねるでも観られる。そこに溜めがあって、余韻が効いている。
                         2009/5/12

UP追記>
このタイトルって、ノストラダムスの予言からだったのか!1999年7月に、地球滅亡でしたね。
そのくらいの恋ってことか。
ちなみに出版は1998年なので、まだ予言が達成するかはわからなかった。
あれから10年。地球は頑張ってます。
                         2009/10/02

《こんなふうにおススメ》
絶版らしく、文庫版はある様子。
機会があれば読んでいただきたいほど、おススメ。

【文庫版】


ラベル:水城せとな
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2009年05月12日

真空融接 03巻まで+番外編

【真空融接】 03巻まで+番外編  /びっけ
真空融接 上・下
真空融接 春
番外編「過ぎた季節の物語」「今日も明日も」「君がいる場所に帰ろう」

ラエルとアレクシが暮らす国の人々は、特殊体質を持っている。
3歳程でエネルギーの供給側と補給側に分かれ、パートナーを選出される。その力の受け渡しをしないと生きていかれないのだ。親との絆より強い関係を結ぶことになる。受け渡しは唇を重ねて行われる。
男女ペアが多いのだが、稀に同性同士が選ばれることがある。ラエルとアレクシはそうしてカップリングされた男の子同士だった。
彼らを巡って、留学生のハネス、彼らの親などの話。他に、キィルとエリアスの話も……。

「しんくうゆうせつ」。ずっと「ようせつ/溶接」だと思い込んでいた。
根強いファンもいる人気作品。

縛りの多いBLジャンルでは、「離れられない関係」の必然性を違和感なく設定できれば勝ちだけど、この作品も上手な世界観を作り上げた。
同じような作品に、是-Ze-が上げられると思う。

恋愛未満、しかし友情を超え、親子の絆や恋人の存在さえもぶっ飛ばせるって、やっぱりすごい。必要としあう二人だけで、物語はいくつでも作れる。
上手いよなぁー。

とにかく和ませる。ホノボノしてくる。
絵のタッチもストーリーに沿っていて心地良い。

商業作品では、ラエルとアレクシの関係と、キィルとエリアスがパートナーになるまで。そして、アレクシの母親の再会。

番外編は同人誌から。

「過ぎた季節の物語」
アレクシとラエルがパートナーとして出会った日のこと。

「今日も明日も」 
ちょっと大人になった4人。アレクシはキィルの大学に入学。エリアスもすっかり大きくなる。
キィルは車道に飛び出した女の子を庇い事故に遭う。パートナーを亡くした経験のあるエリアスの自分との戦い。
アレクシが使っていたキッチンミトン、麻文様の刺し子がしてあって笑った。異国なのに…。

「君がいる場所に帰ろう」 
フロランとジル、そしてアレクシの親子3人だった頃の話。
                         2009/1/15

《こんなふうにおススメ》
人気作品。BLとか関係なくおススメ。際どい表現もありません。
上手い。

※ 一度(完)マークをつけたのですが、まだまだ続くらしいですね。2009年4月に新刊が出る様子です。
                         2009/3/10

真空融接 春/
まだ読んでいませんが、どうも同人誌からの再録と、描き下ろしの「春を迎えて」らしいですね。
同人誌の原稿は手直ししているのかな? そのうち、ちゃんと読んで感想書きます。
                         2009/4/07

同人誌からの再録。詳細は上記。

「春を迎えて」
パーティーでミレイユとぶつかってしまったラエル。アレクシと相談、夜も更けているので、心配になって彼女を家の近くまで送る。しかし、彼女は、国立公園の前でラエルと別れる。学校の寮にいられない彼女の理由は、パートナーがこの国の王子だったのだ。
王子のルネとの生活、慣れてきたとはいえ、ミレイユにも不安が残る。
公務が長引いて、ひとりルネを待っていたミレイユにアレクシが声をかける。ふたりでいるところをルネに観られ、それがきっかけで喧嘩になってしまう。
ふたりのすれ違い、それを見守るラエルとアレクシ。

主役はルネ王子とミレイユ。ラエルたちは話を回す人物に徹しているが、大事なポジションなのでファンも納得だろう。

珍しいが公認されてきた同性同士、それに加えて身分違いを持ってきた。そうはいっても離れられない。
この作品は、この「離れられない」ことから「絆」を感じさせる。しかしその「絆」は自分たちでも新たに構築していかなくてはならない、そう伝わってきて感じ入る。
                         2009/5/11



ラベル:びっけ
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2009年05月11日

ターニングポイント

【ターニングポイント】 全01巻  /高永 ひなこ

売れてない脚本家の桜木圭吾は休暇中。自転車で全国を旅する大学休学中の今村敏喜(よしき)を、ヒッチハイクで拾う。
壊れた自転車がすぐに復活出来ないことがわかり、そのまま気まぐれに敏喜を泊まっている旅館に同泊させる。不眠症を抱えていた桜木は様々なストレスが重なって、そのまま敏喜に抱かれる。
桜木に憧れ、役者を目指していく今村も描かれていく。

まだこの作家さんのあれこれの作品、UPしていないのについ新作を上げてしまう。

最初の数ページだけ絵がなんか古いぞ、と思ったら、2005年に描かれたものも。
BLって単行本化、遅いですね。作家さんたちを応援したいぞ。

コマ運びが上手い。約一年ぶりにこの作家さんの作品を読んで、その上手さに驚く。
さすが。

桜木の目線で話が進み、モノローグは白文字で強調させている。
最初はそこまでやらなくても、と感じたが、いつの間にかスタイルになっているのも面白かった。

内容はまとまっているけど、割と軽めなのもこの作家さんの特徴。
多くを考えずに楽しめるBLの王道って感じ。
                         2009/5/10

《こんなふうにおススメ》
気楽に楽しめるのと、色気があるのが特徴の作家さん。
好きなひとりです。



ラベル:高永ひなこ
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2009年05月10日

メロメロのしくみ

【メロメロのしくみ】 全01巻  /門地 かおり

・表題作と「なぞなぞ不思議」「ハートコンタクト」「一緒居いようね」
小学生の話。
ませている正津(しょうつ)は、頭でっかちの進藤を図書館で誘いエッチする。正津はずっと進藤が好きだったのだ。
それから二人は気持ちが通じ会えばセックスする関係に。

・もう一編は、ワンルームシリーズ。
「恋をするならワンルーム」「愛しあうならワンルーム」
大学入学時に先輩に告白、一緒にワンルームに暮らして一年。プロ野球選手を目指して励んでいる二人なのだ。
後輩の忠は奥手過ぎて何もできなかったのだが、あまりにも何もなくて先輩に泣かれる。晴れて両思いになったのだが。

過去の作品を取りまとめたコミックス。
でも、いつまでたっても絵の上手くならない人で笑う。

ショタ、キライって言ってたじゃん。
でも、苦手な人が描くからあまり辛くない。同年代同士だからもあるのかな。

進藤の訳の分からない誤字会話が可愛い。

ワンルームは、先輩の方の名前は三宮(さんぐ)!
恋姫」の中の短篇「年下の男の子」の続編。
みんなが大学生になってから。
こっちはもろにコメディ、笑った。忠の独り相撲を笑うお話。
練習試合で習志野と対決。その習志野にも口説かれて? (平静にみせかけての三宮の動揺はおかしかった)
忠はもう一人の方の後輩のピッチャーの方。そっちと上手くいったんだ〜〜。なんかこういうのってファンタジーなのに嬉しい。
                         2008/7/10

《こんなふうにおススメ》
素直に楽しい。



ラベル:門地かおり
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2009年05月09日

窮鼠はチーズの夢を見る+憂鬱バタフライ+梟+俎上の鯉は二度跳ねる(完)

【窮鼠はチーズの夢を見る】【憂鬱バタフライ】
【梟】【俎上の鯉は二度跳ねる】 /水城 せとな

01 窮鼠はチーズの夢を見る

大伴恭一は、大学時代の後輩で、今は興信所の調査員の今ヶ瀬渉に強請られる。恭一の妻が偶然にも、今ヶ瀬の会社に恭一の浮気調査を依頼したのだ。今ヶ瀬は大学時代から恭一に惚れていた。

やばい、うまい。侮っていた。しまった。水城せとな、すごすぎ。
少女漫画でもちゃんとしているのに。あ、ちゃんとしているからか。

まず、主体の視線が動かないことが特徴的。恭一視線だと、こういう作品って難しく話を運びにくいのに、どっぷりそこの心情が描かれていて、なおかつ人称が入れ替わらない。
だからこそその分、今ヶ瀬の執着ぶりが際立っていく。これを今ヶ瀬の目線で書いたら、ちょっと猟奇チックになったかもしれない。
それをあえて恭一で普通のストレートの葛藤として描いた。
このストーリーメイクが大きいと感じる。

一線を越えたあとの恭一の目がすごかった。
こんなの、描けない。
なんだか強烈すぎて、感想が書けない。こんなのもはじめて。
                         2008/4/13

02 憂鬱バタフライ(『窮鼠はチーズの夢を見る』番外編)

『窮鼠はチーズの夢を見る』の番外編。
二人が一緒にいることが日常になり始めるが、それでも恭一には迷いもあり、今ヶ瀬には不安が残る。

相変わらずすごい。ぞくぞくする。完全に持っていかれている。
うまいなあ、特に”感覚”の表現。これは本編にも見られた。感覚感を言葉にしていくのが感動する。
コアラの例えも秀逸だった。
今ヶ瀬って強引だけど、実はMのヘタレ攻めだったのか! 意外だけど納得。
                         2008/4/13

《こんなふうにおススメ》
BL嫌いな人にも、これ、おススメしています。すごい作品だと思いました。
番外編はまだコミックス化されていなくて、雑誌を見せてもらいました。これも震えてしまうくらい面白かった。是非、続編、描いていただきたいです。

03 梟(『窮鼠はチーズの夢を見る』『憂鬱バタフライ』続編)

「窮鼠はチーズの夢を見る」「憂鬱バタフライ」の続編。
大伴恭一と今ヶ瀬渉の生活……それが自然になっていく。しかし、今ヶ瀬は追い詰められていって。恭一にも変化が生まれる。
常務の急死、岡村たまきの存在……そこで二人は結論を出す。

どーしても読みたくて、とうとう携帯漫画に手を出してしまった。
感想ブログを書いている人が、衝撃のコメントを出していたから。それに負けました。

この作品、私の中のBLコミックNo.1だと思う。
BL的お約束事も見事に吹っ飛ばしてくれるし、よくできているよなー。

なんでこんなに心情豊かに描くんだろう。ラスト、泣けました。
次で、このシリーズは最後だそうです。読みたいけど終わって欲しくない。
とっても微妙なキモチ。
                         2008/11/28UP

04 俎上の鯉は二度跳ねる(『窮鼠はチーズの夢を見る』『憂鬱バタフライ』『梟』続編)

お互いに自分を追い詰めた、大伴恭一と今ヶ瀬渉は別れを選択する。
恭一はぽっかり開いた虚無感が大きいのに自ら驚く。
それを埋めるように、たまきと付き合い出し二人は結婚を視野に入れ出す。
ストーカー狙われたたまきは、恭一に内緒で今ヶ瀬に調査を頼む。後日、たまきからその事実を聞かされた恭一は動揺するが……。
ストーカーに襲われたたまきを病院に運んだ今ヶ瀬と、恭一は半年ぶりに再会する。

小学館のモバフラにて、携帯配信された作品。
4ヶ月じゃないですかね、連載。長いよっ! もう。
これで、このシリーズは終了。

ここでの鯉は、ずっと恭一だと思っていたけど、全部読み終わって、これは今ヶ瀬のことだったのだとわかる。くー><、やられたっ!

再会してからの二人のやり取りの攻防戦が、この作品の見どころ。
それが長くて、しかも内容的にきつかったなー。
(ここの「戯れ言」で、何度愚痴ったか……)
読み続けた同志よ、お疲れさまでした。

この、BL界話題の作品を、いったいどう収めるのか、ホントにそこが興味の尽きないところだったけど、見事でした。
すごいな。私にはこれは絶対に書けないと思った。
収まりどころは良かったのではないでしょうか? 上手いなぁ。
登場人物、みんな“愛すべき”になったのがすごい。
水城せとなさんもお疲れさまでした、ですよね。

まだまだじっくり向き合って、もっとゆったり考えさせられたい。
それだけの価値がある作品と思える。
                         2009/4/20

UP追記>
「憂鬱バタフライ」から、その後はまとめて一冊になるんだと思います。
きっとそれもまた読むと思う。
携帯ではなく、見開き構成を楽しみたい。

ハッピーエンドなんでしょうね。
梟までは、「今ヶ瀬、良かったね」の気分だったけど、全部が終わると「二人とも良かったね」になれたのが、「俎上の」すごさ、だ。

読み終わっての虚脱感、読者にあるのもすごい。
                         2009/4/20UP

祝! 単行本発刊!>
仲良しのKちゃんが、昨日の発売日に合わせて、紀伊国屋に買いに行ったらしいです。しかも午前中に、ですよ。
ほぼ、売り切れ状態で、レジに並んでいらっしゃるお嬢様方、みなさま、こちらを持っていらしたとか……。
「もう完売かも。電話して聞いてから行った方が良いよ」と。
出遅れたっっっ? 無事にゲットできるのかっ?
amazonはすでに売り切れて、値上がり状態。オークションにも近々、高額でかかるのかも……。すごすぎる。ちなみに通常売価は、二冊1,000円でおつりがきます。
その、新装版の情報です。
窮鼠の方の描き下ろしは、「鼠、袋小路で考える」の4ページだそうです。
俎上は、「黒猫、あくびをする」。

上記を書いた後、渋谷で探しました。
もうね、紀伊国屋でゲットは諦めた。Kちゃんが、特典のペーパーはコピーしてくれると言うし、安全策を練ろうと。
ところがっ! 無いんですよっ!
俎上はなんとかまだ在庫はある。でも、窮鼠の方が。
たぶん、俎上のイニシャル部数の方が多かったんでしょう。それにしても、しかしっ!
こうなったら、なんとしても初版本を手に入れたい!
渋谷で、8軒回って、最後に一冊残っているのをやっと手にいれました。恐るべし人気です。
発売日翌日、16時の出来事でした。
                         2009/5/09

単行本新装版、追加部分描き下ろし/
改めて、全部読み直して気づく。
最初から、恭一は今ヶ瀬が好きだったんですね。

窮鼠「鼠、袋小路で考える」
恭一が、今ヶ瀬を家に置くようになって、楽だーと思ってしまう日々。それって後戻り出来ないところに行っているのでは? と悩む。
まあ、いかにドツボったか、なんですが、自業自得って感じです。

俎上の「黒猫、あくびをする」
今ヶ瀬は、恭一を眺めながら妄想する(しょっちゅうしている模様)。
自分が女だったら、どう尽くすか。結婚して、子ども産んで……どっちに似たら幸せなのか? その子どもの性格に悩んでしまう。
こんな今ヶ瀬もいるんだ、と、新鮮。

でも、やっぱり一番美味しいのは、後書きの後の1ページ。
年下と結婚した夏生と、今ヶ瀬のふたりのお食事会。すべてのストーリーのその後。
アホな主婦の会話の会食と変わらず。その不毛さに、夏生がため息、に爆笑できる。
「今ヶ瀬、イイ男だったのに、くだらない女に成り下がって」
いや〜、この1ページ読めただけでシアワセです、ってか、こんな男のために、読者はヤキモキしてたのかっ!(苦笑)
今ヶ瀬って、カシスオレンジなんて頼まない男だったと思う。そして、すべての語尾にハートなんて。

夏生が漢だ。いや、この物語に出てくる女はみんな、漢だ。知佳子さんでさえ、決めたら早かった。でも、実際はそういうもんかもしれない。
昔、渡辺淳一大先生もそんなこと、書いてた。



【新装版】


ラベル:水城せとな
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2009年05月08日

amato amaro

【amato amaro】 全01巻  /basso

短篇集。

・「LA SCORTA(ラ・スコールタ)」
訳すると、エスコート。
メディア王のジーノ・カッラーロから届いたボディガード。経済学者のヴィットーリオ・コンティは、経済誌の連載で脅迫されているのだが、アルマンド・バガーニが担当する時だけ、深夜に映画を観に行く。

・「Gino e Vittrio(ジーノとヴィットーリオ)」
ジーノとヴィットーリオの、ふたりの喧嘩を楽しむ周囲の人々の生暖かい目線。

・「amato amaro(アマート・アマーロ)」
週一で、ローマからボローニャにアルマンドを呼びつけるヴィットーリオ。お互いの本音の手探り。

・「bandoliera(バンドリエラ)」
弾薬帯の意味。
弾薬入れに、大事なものを入れる。その本音は……。同居している男たちの日々の切り取り。

・「differenza(ディッフェレンツァ)」
意味は、違い。
双子のマウロとパオロ。パオロの結婚式に、マウロは男の恋人を連れて帰郷する。

・「tatuaggio(タトゥアッジィオ)」
入墨。
好きな男のアレッシオが日本好きで、自分を置いて日本に行ってしまう。
アレッシオの紹介で入墨を入れる決心をするが、そこの入墨師と話しながら、想いを馳せる。

・「partita(パルティータ)」
ゲームの意味。ショート。
テレビが壊れた男が、隣りのビルの部屋のテレビを窓越しに観る話。

・「GELATERIA DI MARCELLO(ジェラテリーア・ディ・マルチェッロ)」
マルチェッロのジェラートで癒される男たちのそれぞれの事情。

・「カッラーロの秘書」
ファウスト・カッラーロの娘に振り回される秘書。

表題の意味は、「愛しい程の苦み」。
英語にすると、「beloved bitter」で、こちらもゴロが良い。

前作「クマとインテリ-orso e intellettuale-」と繋がっている話が多い。
ジーノの兄が、元首相のファウスト・カッラーロ。

表情が良い。
この作品も面白い。

ジーノとヴィットーリオの喧嘩の話は、唸った。よくこんなの描けると思う。

ローマとボローニャの距離って、東京から大阪くらい。

「partita」は、この感覚、外国の生活を経験してないとピンとこないと思った。
昔、NYでちょこっと生活していた頃のこと、憶いだした。

最近、話題になっているオノ・ナツメの別名義。
一般作品も良いけど、やっぱ、BLを描き続けて欲しいと思ってしまう。
このジャンルだからこそ、じっくり描けることがあるんじゃないか、最近、そんなことを考えるのだ。
まさに、それを感じさせるのが、この作家さん。
BLもまたどうか描いてください。
                       2008/12、2009/5/06感想

《こんなふうにおススメ》
「切な懐かしい」そんな言葉が合いそうな作家さん。
ほんとに好きです。



ラベル:BASSO
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2009年05月07日

柑蜜男子

【柑蜜男子(キャンディボーイ)】 全01巻  /えのもと 椿

表題作。
山丘桜は、高校フェザー級チャンピオンのボクサー。
しかし元いじめられっこで、ずっと憧れていた人は、桜が転校で戻ってきてもかっこ良くなっていた。
その人、柔道部の黒帯の久重鉄志。
柔道部とボクシング部、それぞれのヒーローが惹かれる話。

短篇は、「清純少年」
羽室優貴は親の借金のために身体を売ることになる。しかしその前に好きな人に抱かれようとする。

料亭の古いしきたりに生きる「朱い三日月」。
鷹宮征嗣(たかみやせいじ)は妾の息子。
本宅の子よりも先に高級料亭桜ヶ楼の離れに通される。それは政財界で本物と認められた証。
しかしその実、そんな風習に興味はなく、料亭の主の藤房を困らせる。

巻末には、なぜか「漫画を描いてみよう講座」が。

だんだん男っぽくなってきている。いいぞ! 

途中でリバかと思って焦った。
私はどっちでも良いんだけど、読者が……(笑)。
攻めに転じたいけど、いつまでも受けなのは笑った。これ、うまいかも。あり。

「好きになった人がたまたま男だった」ってベタな台詞、久々に聞いた(読んだ)。

短篇は、ショタはイヤだけど、なぜかこれは我慢できた。なぜ? 

三日月の話は良かった。しっとりきた。

漫画講座は、漫画家志望にはおススメ、かも。
                         2008/3/31

《こんなふうにおススメ》
しっとりした作品も収録されてます。おススメ。



ラベル:えのもと椿
posted by zakuro at 02:08| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月06日

朱濡れ五葉に降る霜雪は

【朱濡れ五葉に降る霜雪は(あけぬれごようにふるゆきは)】 全01巻  /堀 トモキ

表題作。
和真はヤクザの抗争で撃たれ瀕死のところを、柴田幸弘に助けられる。
茶道の家元の跡継ぎの幸弘もそれなりの事情を抱えていたが、和真を匿ったことが、傷を癒していく結果になる。
ふたりの中で、欠けていたものがカタチになっていく。

・「At First Sight」
ド近眼のリアム・ブレイクの趣味は、マドックス・サンズの人間観察。
ある日、ぶつかって眼鏡が壊れ、困っているところをマドックスに助けられる。

・「Cry for the sun.」
事故で死んだ父の葬式で、気になって仕方のない人を見つけてしまったイーサン。知っているはずなのに憶いだせない。
イーサンは父の子どもの頃からの親友で精神科医のワリスに頼んで退行催眠を試みる。
その人は誰なのか、何故記憶が抜け落ちているのか、父を何故自分はこんなに嫌っているのか。

・「ガランス」は、表題作のその後。

作者初コミックス。
絵、うっまーい! 感激する。

命にも関わる傷を、いくら警察に引き渡せないからといって、素人が縫って良いものだろうか?
死んじゃったら、いったいどうするよ?

ところどころ疑問はあるが、よく出来ていると思う。面白かった。
その疑問に関しては、ラストに編集さんのツッコミが入る。
「BLはファンタジー」
はい、そうですね。

デビューがこのクオリティって……これからがとっても楽しみな作家さん。
肝心な部分が甘々で、ご都合的なことは多々あるんだけど、でも、久しぶりにBLで“お話”を読んだ気がする。
ストーリーが構築されているようで、BLはそれがすっぽり抜け落ちているものが多いもんなー。もっと描けること、たくさんあるんだよね、と思った。
それを再確認させてくれた今後ますます期待の作家さんなのだ。

ひとつ文句を言うのなら、これだけ画力があるのですから、受けの子の目の大きさだけはなんとかしてほしい。
それは個人的な好みとして。

後書きの、編集者さんの言葉に妙に感動。
「照れたらそこで試合終了ですよ」
なるほど〜。
                         2009/5/05

UP追記>
新しい作家さんを読みたくなってきたこの頃。
まだUPしていないの、たくさんあるのに><

《こんなふうにおススメ》
どんどん実力のある新人さん、出てきますね。
おススメです。



ラベル:堀トモキ
posted by zakuro at 03:23| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ほ【堀トモキ】

【堀 トモキ】 ほり ともき

朱濡れ五葉に降る霜雪は

ラベル:堀トモキ
posted by zakuro at 03:16| Comment(0) | 作家別【は行】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月05日

最高の君

【最高の君】 全01巻  /やまかみ 梨由

短篇集。
・表題作。
生徒会長の由純世界(よしずみせかい)とは、いつもいがみ合う仲のバレー部主将曽我直晃。
ところが直晃の友人の副会長、中谷が急性胃炎で倒れ、急遽代役を任命されて。

・「恋愛自覚症状」の中の、予知の前兆の話「きみとぼくの一歩分」も収録。

・「きみに会いに」
バイセクシャルを公言するイギリスからの留学生、積極的なヒューイにほだされるアキラ。

初期の作品で、まだまだはじけていない感じ。

作者のあとがきで妙に納得したのは、「この頃はまだまだ絡みが少なくて、BLとしてはどうなのか」という部分。
流行ってあるんだなー。ってか、エスカレートしているんだろう、今の時代は。BLもポルノ的な意味で。
                         2008/2/25

《こんなふうにおススメ》
まだ、この作品も初期の頃。
でも、この後は、この作家さん、だいぶ読みました。
ゆっくりUPしていきます。



posted by zakuro at 02:53| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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