2009年06月30日

別館的戯れ言 [2009年05〜06月]

別館的、ぼやき・戯れ言です。気まぐれ更新。あまりお役にはたちません。
本館戯れ言
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甘い針

【甘い針】 全01巻  /明治 カナ子

短篇集。
・「綾人」
綾人は母の再婚によって義父の従兄と出会う。その人は、かつて綾人の一晩の情事の相手だった。
その時にうっかり撮られたVDで遠回しに強要されていく。

・「志乃」
志乃は片桐家に引き取られる。亡き娘の部屋は気に入っていたが、奥さんは亡くなり、残された主人とふたりになる。

・「春のまえ」
兄のスグルの友人だという矢野が図書室で声をかけてくる。借りていたものを返したいから家まで来いと言うのだ。

・「蜜月期」
写真家の大倉のもとに、16歳の畠山彰が転がり込んできて。

・「さくら色のあと」「さかなの目」「浮躁(ふそう)」「夏の風景」
孝也は親友の目をごまかしているが、従兄の正に無理やり抱かれる日々。
続編は幼かった日のこと。正は孝也を抱くのを止めると言い出して。

始まり方がいきなりだったので、びっくり。しかもハードな内容。
気楽に読み出したので面食らった。
しかも内容も無理やりのレイプもので、実は当人は相手を好きで、みたいな話が続く。

最近気づいたことがある。
作者の萌えと、読者の萌えを一致させて、秘密を共有するような、そんな楽しみ方なのかも。BLって。
                         2009/6/29

《こんなふうにおススメ》
たゆたう絵からは想像出来ないハードな描写です。
お好きな方へ。



ラベル:明治カナ子
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め【明治カナ子】

【明治 カナ子】 めいじ かなこ

甘い針
キモチの行方

ラベル:明治カナ子
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2009年06月29日

願いかなえば

【願いかなえば】 全01巻  /三池 ろむこ

短篇集。
・表題作が、1と2。続けて「遠くにありて」「引っ越しました!」
窪田と八木沼は、同じ学部の二年生で演劇部で同じように演出を担当している。好みも感性も似ていて、一緒にいることが多かった。
しかし窪田は八木沼に少なからずのコンプレックスを抱いていた。
その八木沼に秋の公演の脚本を書けと言われる。言い争っているうちに窪田はキスをされて。

・「Listen to sweet music」
兄の高久の失恋の愚痴は、いつも中古の格闘ゲームと甘い菓子がセット。
晃伸はじっと愚痴を聞きながら、自分の感情を持て余す。

・「きのうきょうあした」
華道部の宗一は桐山流の家元。進学を控えながらもぼんやりとした日々。
校門に、小学生の頃引っ越しした塚原孝平が待っていた。

・「クリーンアウト」「恋のモヤモヤ」
美化委員会を舞台にした話。
保里(ほり)は、同じ美化委員の片倉にいきなりキスされる。それを思い出すとモヤモヤして苛つく。
続編は、保里にまとわりついていた後輩の渋谷。その渋谷を藤代は好きで。

表題作は連続もので、最初が窪田視点で、次が八木沼視点、三話目は窪田に戻る。
BLにはよくある手法だけど、これって面白いんだよね。

まだ絵の方向は決まっていない感じの頃。
私は好み。

河原委員長(女子)の、「なあに、ここ。ニオウわね。ホモくさい」に笑った。
換気で匂わなくなるのか。
                         2009/6/28

《こんなふうにおススメ》
兄弟間の淡い想いの話が、個人的にヒット。



ラベル:三池ろむこ
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2009年06月28日

リトル・バタフライ(完) 全03巻

【リトル・バタフライ】 全03巻  /高永 ひなこ

中学三年。いつもひとりでいる誰とも馴染めないクラスメイト。小島裕貴(ゆうき)はそんな仲原篤志が気になる。
精神を病んだ母、ネグレクトで暴力を振るう父、仲原の家は荒んでいて、彼は家出を繰り返す少年だった。修学旅行で遠くに消えてしまおうとする仲原を裕貴は放っておけなかった。
なんとか傷ついた仲原の役に立ちたい。その家庭環境にも巻き込まれながら、裕貴は仲原を支えていく。

明るいコメディの多いこの作家さんには珍しいシリアスもの。
作品としてかなり好き。
少年たちの心の迷い、葛藤を描く。好感。

このジャンルで描いているから仕方のないことなのだけど、個人的な欲を言えば、そのままBLから超えて成立してほしかった気もしている。
もちろん、BLのジャンルから離れたらそれはそれで作品として成り立つのか? というのもあると思うけど。
作家さんのチカラ技で、少年の淡い恋心としてもきちんと成立しているけど、せっかく丁寧に少年の時期の心情や周辺を描こうとしているのが嬉しいし、もっとそちらを見たかったのだ。
そう考えると一般にBLジャンルそのものの物語性のレベルは低いんだろうか?
                         2008/2/13

読み直し。
やっぱ、これ、BLだから良かったんだと思った。私の読み込みが浅かったんだな。

上の最後の問いかけについて……。
たぶん読者がBLという範囲を決め過ぎていて、それから離れると不評だった歴史があるんだと思う。
でも、最近の作品はそれを超えてきていて楽しみ。
もう少し時代が遅かったら、もっと評価されたのだろうか?

第一話の羽根の生えた絵がキレイ。
ふたりの小学生での出逢いの小冊子も見せてもらって、面白かった。
                         2009/6/27

《こんなふうにおススメ》
少年の傷つきやすい時期を描いた佳作。おススメ。



ラベル:高永ひなこ
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2009年06月27日

Love Round!!

【Love Round!!】 全01巻  /高永 ひなこ

久保淳也は小松菜薫と初対面で、彼から強烈なパンチをもらう。
その優れたパンチを持つ下級生はかわいくてきゃしゃな男子。プロボクサーを目指す久保は彼をジムにスカウトするが……。
いつの間にか、薫を気になって仕方なくなっていた。
ボクシング漫画というよりもボクシングしているところは全く出てこないラブコメ。

薫にぶっ飛ばされる久保がお約束で、それを楽しむコメディ。

連載って大変だけど……三年かけての作品。
絵が変わり過ぎ! 最初と最後が全然違う人になってて笑った。

「恋愛で大事なのはタイミングだ!」その通り。
人生のすべてがそうだと思う、最近。
                         2008/2/13

《こんなふうにおススメ》
絵がまったく違うっていう……。
作家さんの成長がわかる一冊。



ラベル:高永ひなこ
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2009年06月26日

デキる男が好きなんだ!

【デキる男が好きなんだ!】 全01巻  /高永 ひなこ

短篇集。

・表題作。「かわいい男が好きなんだ!」
丸山慎吾の幼馴染みの島崎広司(こうじ)は、およそ欠点が思いつかない男。
慎吾は「できる男」が大好きで、コレクターのごとく広司を自慢していた。
広司は小学生の頃から慎吾に片思い。慎吾の好みを知っているのでそれに応えるべく、ずっと頑張ってきた……。慎吾の好みの原点は従兄弟の修一で。

・「カクシゴト」
順也がつきあっているのは担任の木崎裕介先生。大学にも受かったので、一緒に暮らしたいけど先生はそっけなく……何か秘密がありそう? 

・「ツボ探しのススメ」
実家が小料理屋の九貫大介(くぬき)。琴屋に修行に出されて一ヶ月。
琴屋の息子で兄弟子の、琴原一也の声がまさにツボ。一也に対してだんだん変態に目覚めていく弟弟子の話。

・「モノマニア」
柳は、好きな槌田先輩のモノを集めだしているうちに止まらなくなって。
最初の二話はその後のおまけつき。

絵がどんどん変わっていく。それが面白い。
話もシンプルにメリハリよく。
でもやっぱりいろいろ考えていた時も良かった気がする。こういう話はすぐに忘れちゃう。
                         2008/2/13

《こんなふうにおススメ》
読み返すと、この作家さんの面白さが改めてわかります。
笑って、楽しく。



ラベル:高永ひなこ
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2009年06月25日

勉強しなさい!

【勉強しなさい!】 全01巻  /高永 ひなこ

矢野広太と高塚晶、幼なじみのふたり。同じ大学を受験したが、晶は不合格。落ち込んだのは広太の方だった。
軽くって女の子や楽しいことが大好きな晶。それでも広太は晶が好きで。
一年浪人してもダメなら地元に帰る約束の晶を、同じ大学に入れたくて必死になるが、とうの本人はまるでやる気なしで振り回される日々。
うっかり告ってしまって、軽い晶はそのまま流されるように広太に抱かれる。

試行錯誤がわかる。
最後は走ってまとめすぎた感が。
                         2008/2/12

感想をUPのため、改めて読み直し。

メリハリあって上手い。
絵もキレイ。今の絵に近づいている感じ。
もっとじれじれしてた方が面白かったのに、続いても良かったのかも、と思ったのだが。これが、いずれの暴君に繋がっていくんだなーとも思えた。

ラストは安易でちょっとショック。
                         2009/6/22

《こんなふうにおススメ》
ファンの方に。



ラベル:高永ひなこ
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2009年06月24日

GET THE MOON

【GET THE MOON】 全01巻  /高城 リョウ

T大のAI工学部に合格し、父と同じAIの道を歩み出した三薙月都(みなぎげっと)。科学者の父とは見捨てられ感が強くてうまくいかなかった息子だった。
アメリカで研究に没頭している父から合格祝いに送られて来たのが、アンドロイドP-02。それにムーンと名付けた月都。
ムーンのお陰で、仕事に没頭し過ぎて家庭を顧みなかった父への複雑な確執の想いが、彼の存在で和らいでいく。
親子愛とアンドロイドたちの、はちゃめちゃコメディ。

別の話は、「ハイグウシャシリーズ お米ちゃん。」の続編。
「ボウガイシャ」「ケツエンシャ」
久遠将紀(くおんまさき)とお米サイズのお米ちゃんの恋愛。

この作家さんの特徴なのか、おバカな設定満載だけど、まあまあな楽しめるお話。
                         2007/10

月都が子どもの頃に作ったロボットのプロポーションがとにかくかわいい。
まだBL読み出した頃に読んで、どんな設定って思ったけど、今は慣れたなー(こればっか)。
特に「絶対彼氏。」を読んだ後なので、まったく動じないさ。

それよりも、「お米ちゃん。」には、衝撃だった。頭を殴られた思い。破壊力がある。
ちんつぶ」よりすごいかも。
お米と婚約……。強烈。本編、読みたい。
                         2009/6/21

《こんなふうにおススメ》
初見は、まだBLを読み出して10冊までいかなかった頃。
さっぱり意味がわからなかったのが、懐かしい。
お米ちゃん。すごすぎ。



ラベル:高城リョウ
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2009年06月23日

悩むほどなら恋とよべ!

【悩むほどなら恋とよべ!】 全01巻  /富士山 ひょうた

大学で数学を専攻している藤木征吾(せいご)は、雨の日にコインランドリーで洗濯するのが好き。
ある雨の日、外に出ようとした藤木に、飛び込んで来た中学生の市之瀬仁がぶつかり、シーツを洗い直す羽目になる。洗い直しの間の時間潰しに、仁に数学を教える。
幼馴染みで元お隣さん、今はお向かいの高校生、篠原亜季はそれを聞いて苛つく。仁と気があった征吾は、彼にまた数学を教えることにしていたからだ。
亜季の苛つきぶりはわかっていたが、征吾は仁の家庭教師を引き受ける。
三角関係の話。

話としては美味しい設定なのに、あまり感情移入出来なかった。
好きな作家さんなのに、なぜ。

特有のじわじわじれじれが少なくなって来た気がする。
征吾がオトメすぎたなー。
一般に萌えどころは、仁の年下攻めってところなんだろうけど、すみません、萌え記号が育ってないんです、発育不良でごめんなさい。
                         2009/6/20

《こんなふうにおススメ》
中学生と高校生に好かれてぐるぐるしちゃう、大学生の話、そういうの好きな方に。



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2009年06月22日

洋6K2南向き

【洋6K2南向き】 全01巻  /古街 キッカ

短篇集。
行きつけの飲み屋の常連たちの、梅雨から翌年の梅雨までの一年間のリレー式ストーリー。

・「グッバイ・レイン」
めぐむは、婚約者がいる高原とつき合っている。それが婚約者にバレた。
友人のカズヒロは高原と別れろと責める。

・「熱帯夜のアストロロジー」
一ノ宮春樹はサラリーマンのヒモをしている。住む場所とお金には困っていない。大学とバイトは辞めてしまった。
大学の後輩だと言う押川慶太は店では番犬と呼ばれていて、春樹に説教ばかりする。思い悩み始めた春樹に占い師が囁く。

・「路上の詩人は眼鏡の夢を見るか」
店の常連客である眼鏡のサラリーマン(人をおちょくるのが好き)が、路上詩人の少年を口説く。名前は出てこない。

・「つがるゆき」
小林洋太は喧嘩の強い元不良。中学の時に和奏(わかな)と知り合い、つき合い出す。
高校一年の洋太を仲間に入れようと不良たちは喧嘩を仕掛けてくるが。和奏が泣くので、洋太は相手に勝ちながら、仲間に入らない。

・表題作。
洋太に酒を売らなかったコンビニ店員の佐藤篤史。隣りに昔の男、前田浩介が越してくる。

ちょっとしたオムニバス映画を観ているよう。
出てくる人がみんなホモなのは、行きつけの飲み屋がそういう店だから。なので違和感は感じない。

登場人物が多いので、誰かに特に感情移入することはないけど、じわっときて切なくなる感情は描かれていて心地良い。

線、とてもキレイで好き。
全編描き下ろしがすごい。
                         2009/6/20

《こんなふうにおススメ》
好きです、この作風。セツナイ・アワイ系、お好きな方に。



ラベル:古街キッカ
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2009年06月21日

さくらにあいたら

【さくらにあいたら】 全01巻  /古街 キッカ

高校二年生の神原実(かんばらみのる)は駅前などで配られるポケットティッシュは全部貰って来てしまうタイプ。
元陸上部の仲間で漢前の女子、沢田雅(みやび)とつき合っている。でもそれはカモフラージュ。実に中学時代に恋していた雅の優しい嘘だった。実はゲイ疑惑で仲間はずれにされていたからだ。
今、実が恋しているのが松永佑人(ゆうと)。雅とクラスメイトで同じ部の佑人は、まるで蝶々のように次から次へつき合う女の子を替える。佑人に一目惚れした実。でもその佑人にも理由があったのだが。

NEXTから出版されているBLガイドブック「このBLがやばい!」の2008年版のおススメにもあったもの。
持っていたけど、放っておいてた。
BLに手をつけたくないときが周期的に来て、そんなときは新しい作家さんを読む。するとまた読む気になってくるのだ。

この作品の作風は中村 明日美子さんの「同級生」に似ている。

高校生の恋するキモチをじわじわ描く。
センスが良い。笑わせようとはあまり考えてないのだろう、しかしちょっとした部分が粋で笑いを誘う。
間の取り方も絶妙。奥行きが出てくる。
線もキレイで美しい。スキッと描いてごたごたしていない。

反面教師の佑人の母親、状況を受け入れ前に進む雅、女性の関わり方が男子を成長させていく。それも上手い。

取り付けない島の角度が出ているのに笑った。

じわじわと人を好きになっていく話も良くて、この作家さんを追いたくなる。支持されているのがよくわかった。

表題の「さくらにあいたら」は、蝶々の歌から。桜に飽きたら、の意味。
「あいたら」って優しい表現で好き。
この歌も、深読みってあるのかな?
                         2009/6/19

《こんなふうにおススメ》
切ない系で、じんわりきます。



ラベル:古街キッカ
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2009年06月20日

HERO・HEEL-英雄と悪漢-(完) 全03巻

【HERO・HEEL-英雄と悪漢-】 全03巻  /立野 真琴

子ども向け特撮番組の主役に選ばれた南波柾樹(みなみまさき)。俳優を目指してきたが下積みが長くパッとしなかった。マネージャーに泣きつかれ受けたオーディションに合格、主役を取る。
記者会見での挨拶で、敵のボス役の澤田和臣に笑われる。それがきっかけで、いつの間にか柾樹は和臣に認められたいと考えるようになっていた。
ところが和臣が男とキスしているのを目撃して、動揺する。それが恋だと気づくにはそんなに時間はかからなかった。
しかし告白して自爆。それを共演者の片桐に見られ、柾樹は和臣を忘れるため、片桐とつき合う。
一方、和臣も、かつての共演者で恋人だった貴木に復縁を迫られる。
戦隊ものドラマの俳優たちの、一年間の撮影と恋愛の話。

ちゃんとアイドルなヒロイン(女性)が出てくるのに、脇役にもならないなんて……まあ、BLだから当然なのだけど、笑いました。
絵は万人に受けそう。

主人公のヒーロー役が、悪役の俳優に恋に落ちる心情が中途半端で違和感ありまくり。
そこさえうまく描かれていたら、感情移入できたのに。残念。
それがラストまで引きずって入り込めず。
                         2007/11

感想をまとめるのに読み直し。
まだBLを読み始めた頃に読んで、なしだなと思ったのだが、読み直して良く出来ているのに気づく。
個人的にこのジャンルは苦手だけど、構成は上手い。
少女漫画からの作家さんだけあって、器用なのだと思う。

でも、なんで感情移入出来ないんだろう。計算が強いのかな? キャラが表面的? うーむ。
特に主人公が和臣を、尊敬を越えて好きになってしまう、恋に落ちる部分が共感にならない。これが大きいかも。
作家さんが男同士の恋愛に対して、客観的すぎるのかも?
感覚が女性的でしらけるときもある。
                         2009/6/19

《こんなふうにおススメ》
全体では読み応えがあります。


ラベル:立野真琴
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た【立野真琴】

【立野 真琴】 たての まこと  →立野 真琴(一般漫画作品)

HERO・HEEL-英雄と悪漢-

ラベル:立野真琴
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2009年06月19日

わがままキッチン

【わがままキッチン】 全01巻  /門地 かおり

二つの話。
・「一途なの」「我慢なの」「拝啓 結婚いたしてます」
幅島隆は幼い頃隣りに住んでいた若菜を探していた。ずっと好きだったのだ。
街でむりやりナンパされたところに現れたのがその若菜。そして隆が入学した学校の化学の教師だった。隆は想いが募って家に押し掛けて勉強を教えてもらうが。

・表題作と、「ままごとキッチン」「がたがたキッチン」は、コピーのリース会社に勤める熊木。ノンケの客のデザイナーの尚人のところに通うのが楽しみで。
しかしあるとき、自分がゲイとバレてしまう。

幅嶋尚人って、隆のお兄さん?? そうなの? まあ、BLにはありがちな設定。

この作家さんの面白さは、人物がひとりでぐるぐるしちゃうとこ。
だけど、うーん、もう少し抜けたら……。期待。
面白いんだけどな、ギャグと思いが募る表現が。
                         2008/7/11

《こんなふうにおススメ》
気がつくとはまっている、そんな作家さん。



ラベル:門地かおり
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2009年06月17日

第二ボタン下さい

【第二ボタン下さい】 全01巻  /門地 かおり

阿久津は柔道では高校No,1の実力を誇るが、他校の部員、村上遥に一目惚れ。
それをやめるには卒業式に第二ボタンをもらうことで話がつくが……。

ポジション開拓されたなあ、面白い。
いい味が出てきた、嬉しいなあ。と思ったら、案の定? 途中から崩壊。
でもギャグがバカらしいから許そう(何様?)。下らなすぎていい。

青少年の嫉妬の「ダメですよね〜、スポーツ少年は戦闘服脱いだら芋でないと…」笑った。

でもな、見開き大ゴマ使うシーンなんかないだろう、無駄だ〜。

生徒会長に忠告」に繋がっている。
                         2008/7/11

《こんなふうにおススメ》
好きな作家さん、面白いです。


ラベル:門地かおり
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2009年06月16日

熱情イノセンス

【熱情イノセンス】 全01巻  /DUO BRAND.

短篇集。
・「LV Style」
検事の静谷貴彰と、弁護士の十国聖(かずくにひじり)は恋人として同居している。ところが、それぞれに担当する案件が同じになって、法廷で敵対することになる。

・「nine Lives」
双子の空と海(カイ)。兄弟でキスしているところを理央(りお)に観られる。
理央は心に傷を抱えて引きこもっていた。多紀(たき)に助けられた空と海は、自分たちも理央に何かできないかと考える。

・「ゆびさきの軌跡」
多紀の友人でバレー部のエース伊織と、美術部の剣。
剣は何かと真剣で、いつも観ている伊織を、憶いだしながら描きたい。そんな剣を伊織は愛おしく思う。

・「螺旋の塔」「フェザーリング」
七星理央(ななせ)が大人になって、建築デザイナーになってからの話。
長門グループの圭一郎の依頼で高層マンションを手掛ける理央。しかし、高所恐怖症は消えない。
毒づきながらデザインしたビルに、創作料理の店があり、そこに入る。

ふたりでひとりの作家さん。晞月杳、渡辺惣嘉のユニット。

全部の話が繋がっている。割とシリアス。
でも、詰めがイマイチ。いっそギャグにしたら生きるのに…とまで、思う。

デッサンの話なのに、伊織の顔の構図が狂っているのは……。

それにしても、剣みたいな恋人は絶対にヤだな。

「螺旋の塔」でいろんな話が繋がっていく。
元、建築の仕事をしていた身としては、このデザインは……。
                         2009/6/10

《こんなふうにおススメ》
絵は緻密。あとはそれぞれの好み。


ラベル:DUO BRAND.
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で【DUO BRAND.】

【DUO BRAND.】 でゅお ぶらんど

晞月杳と渡辺惣嘉、ふたりで創作のユニット。

熱情イノセンス

ラベル:DUO BRAND.
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2009年06月15日

逃げ出すにはもう遅い

【逃げ出すにはもう遅い】 全01巻  /ミズノ 内木

短篇集。

・表題作。
大学二年の原岡朋基(はらおかともき)は子どもの頃に遊んでいた空き地を見つける。
昔はエロ本が捨ててあったなと思いを馳せるうち、変な気分になって……。ひとりでしているところを、別の学科を専攻している千尋隆道に、空き地に隣接している家から観られてしまい、脅迫される。
描き下ろしの番外編も。

・「案ずるな、恋は叶う」
大学に入学して遠野熙(ひろ)に出会った葛田正寅(かつたまさとら)。第一印象は「女だったら好みなのに」
天然級な正寅は、幼馴染みのよっちゃんこと漢前な山口頼羽(よりは)にも「遠野が面倒見てくれて助かった」と言われる始末。
親友だからなんでも悩みは話せと正寅に、自分がゲイだという遠野。そのお相手は……。

・「恋愛★マウントバトル」
同期同姓の、村上諒介(りょうすけ)と村上幸哉(ゆきや)。ライバルだけど、実はお互いに相手に片想い。
ある朝、目が覚めたら、飲み過ぎて真っ裸でふたりで眠っていたことに気づく。

・「いちばん長い夜の前」
ワイルド系スポーツマンで爽やかな荒澤佑一に宇井は恋している。冗談で一度だけ告白したことはあるのだが、友だちまでは辞められたくない。
朝に弱くて冷え性の宇井は、荒澤からかかってくるモーニングコールが嬉しくて。

・「誰かじゃなくて君がいい」
全寮制の壮志館学院。それぞれの適正で各専攻科に振り分けられている。
金持ち名家の子息が帝王学を学ぶ王子科の武久力(たけひさりき)は、誰も用心棒を付けずにいて学院でも目立つ存在だった。
同じように傭兵科の八矢堅尤(はちやけんゆう)も一匹狼。
雇われたい傭兵科の生徒に絡まれている武久を八矢が助けて、知り合う。

絵は安定しないけど、模索している感じがして好感。どんどん上手くなってきた気がする。
話もいい。話の持っていき方が絶妙。
読みやすいのに、スカスカしてない。話が上手く詰まっている。好きだー、この作家さん。

二編目は、ありそうで新鮮だった。
「いちばん……」は、見た目が「3月のライオン」の零にそっくりのキャラで笑った。
そして、このタイトルは、冬至の前ということ。
エアコンの「コー」って音、するよねー。

名前に使っている漢字が、なかなか出てこなくて、どんなに小田切 ほたる
っ!と思ってしまったのは内緒。
                         2009/6/10

《こんなふうにおススメ》
この作家さん、好きです。
追っていくと思います。



ラベル:ミズノ内木
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2009年06月14日

純情(完) 全03巻

【純情】 全03巻  /富士山 ひょうた

情報誌のライターをしている戸崎圭祐(とざきけいすけ)が、仕事で偶然再会した相手は初恋の人だった。
インタビュー相手のその人、倉田将成(しょうせい)は高校時代に人気があり、自分のことなど覚えていないだろうと思った圭祐。そのまま黙って美しい想い出にしようとしたが、クラスメイトだったことに気づかれ、声をかけられそのまま飲みに行くことになる。
話の流れで、初恋だったと告白させられて……。その倉田にそのまま寝ようと口説かれてしまう。
いつの間にか、その関係が続いていき……。

やばい、めちゃくちゃ面白すぎた。ツボだったなあ、好みの話。

お互いを求め合いながらすれ違ったり、微妙なバランスが最高。
じれじれした話を描くと、ほんとに上手い作家さん。

好き。キャラ構成もいい。
続きが早く読みたい。うっかり、連載追いしたくなる。
                         2008/3/07

この三月に3巻が出たばかり。まだ読んでなくて残念。
                         2009/5/20

3巻/
これでラスト。
圭祐の、将成への「好き」という言葉は将成を安心させる。
しかし、将成の母親が異常に干渉してきて……。母親は、圭祐に詰め寄るが「将成が求める限りは別れない」と言い切る。
俺が別れると言ったら別れるつもりなのかと、圭祐に切り出す将成。別れたくないとの言葉を聞いて、説得しにきた父親にも話す。
そしてふたりの同居。

いそいそと将成に合わせて、自分の生活を変えていく圭祐は、尽くし型でいじらしいのだけど、そしていろんな人が絡んできた割にはなんだか、最後は肩すかしに終わった気がしたのは私だけですか?
いろいろあったといっても、らぶらぶ。
母親との関係だって、「ふつーによくある母親像」だし、もう一歩踏み込んで欲しく感じた。

悪くはなかったのだ。たぶん、面白かった分、期待が大きかったんだと思う。
少女漫画設定を越えていない。

ポエム的な内容の方が似合うのかなあ、この作家さん。うーん。
                         2009/05/29

《こんなふうにおススメ》
とっても好きな作品です。
だからなのか……。もうちょっと、もう一声で、ずっと心に残るベスト作品になった気がして惜しい。



posted by zakuro at 02:49| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月13日

ANIMAL PLAY

【ANIMAL PLAY】 全01巻  /BENNY’S

短篇集。

・「まきばのうた」
大学受験に失敗したシン。母に無理やり親戚の牧場に奉公に出させられる。
そこには従兄弟のヨネがいた。
牧場生活に慣れてきた頃、シンはひとりでしているところをヨネに観られる。

・「飼い犬志願!!」
沖田は犬の散歩中、他のクラスの鳴沢を拾う。鳴沢は「沖田の犬になりたかった」と言うが。

・「兄貴先生」
小学校に教育実習する兄の疑似生徒をする、弟とタカシくん。

・「猪名(いな)ブーのきもだめし大会!!」
宮崎と椎名はお互いに仲が悪い。肝試し中に、椎名が甘えてくるが。

・「告白道場」
六年も親友同士。告白する為に道場まで通ったが、相手はそっけなく構えている。

・「別居中。」
実の兄弟で関係があった。弟は家を出てアパート暮らし中。そこに兄が来る。

・「便所の精-有料トイレ篇」
イナはお金を取ってカラダを売っている。高橋はそのイナを買う。高橋家の庭にまた増える話。

・「スーパー君」
失業中の藤田は、スーパーで買い物中、そこの店長に一目惚れ。中途採用してもらう。

前編はアニマルもの。意味違うってっ!
とにかく遊んでる。
笑った。笑わせようとしているわけじゃなく……いや、笑わせようとしてるのか。爆笑した。エロコメディ。

「不良が犬を拾ったのを“たまたま”見ていた少女が、その不良に一目ボレする少女漫画的展開」にも笑った。
サザエさんの家にも笑った。本編とまったく関係ないのに。

兄弟と3Pもある鬼畜設定なのに、今までだと絶対にキライな設定なのに、笑えるのはあまりシリアスじゃないから、なのかな。
それと、たぶん笑えるオチが絶妙なんだと思う。すごいな、ほんとに。

イナってイナッ○スのことですか!前回は、トトだった。

変態さはそのまま。
この作家さんの長編を読んでみたい。
                         2009/6/10

《こんなふうにおススメ》
薦める相手を選ぶけど、面白いです。


ラベル:BENNY’S
posted by zakuro at 15:02| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月12日

可愛いダーリン

【可愛いダーリン】 全01巻  /BENNY’S

ショートショート。
・「リベンジ」
宮原と武蔵は親友、そして不良のふたり組として人気もあった。小林に狼藉を働いた武蔵の代わりに、宮原は小林に軟禁され乱暴される。

・「家庭教師とTRY」
家庭教師界のカリスマ、今井先生。生徒掛け持ちの先生に、武蔵境は嫉妬している。

・「怪盗への6番」
世間を賑わす怪盗への6番。追いかける新人刑事は倒れている怪盗を見つけ、山小屋に監禁する。

・「FRY ME TO THE MOON」
宇宙飛行士を夢見るツバメを拾った、宇宙開発研究所で働く医師のヒタキ。ヒタキは過去に宇宙飛行士の父を事故で亡くしていた。

・「ヒステリック☆パンダ」
タクミは動物園の人気者パンダ。飼育係の有野がラクダに付きっきりだと聞いて、嫉妬。タヌキに人間にしてもらい、有野に文句を言いに行く。擬人化もの。

・「エロ部」
久保はエロ部のチラシを見て、つい部室に向かってしまう。そこは部長の桜田とエッチをする部だった。最初は嫌がっていた久保だが、担任の亜木がかつての桜田の恋人だったことを聞いていてもたってもいられなくなる。

・「犬系」
孝太郎は日野先輩にこき使われているのだが、ふたりになると優しくなるのだ。

・「便所の精」
高橋幸雄はサッカーボールを追って旧校舎のトイレまで行く。そこにはキレイな青年がいた。お互いに好みだとわかりふたりは逢瀬を重ねる。

ほんとにふざけてるけど、絵が上手いし、コミカルだし、すごいエロい。
同人でも人気あっただろうな。
かなり笑った。最後のオチがどれも面白い。

どうやらこの作家さん、匂いフェチらしい……。そしてかなり変態チックで、趣味の傾向ははっきりしている。
その内容は……あまり書きたくない。
いろいろと読んできたが……かなりディープなところに来てしまったのか? 自分。
ファンタジー系BLをお好みの方にはおススメできない。
                         2009/6/10

《こんなふうにおススメ》
どういう傾向の作品か……。
この言葉、このブログを書き始めて、初めて言う……。かなり負けた気分。
ぐぐってください。
このラブリー気味な表紙に騙されてはいけない。



ラベル:BENNY’S
posted by zakuro at 00:31| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

べ【BENNY’S】

【BENNY’S】 べにー

井ノ本 リカ子さんとの同人サークルでも活躍。

可愛いダーリン
ANIMAL PLAY
ラベル:BENNY’S
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2009年06月11日

どうしても触れたくない

【どうしても触れたくない】 全01巻  /ヨネダ コウ

嶋俊亜紀(しまとしあき)はシステムエンジニア。
初出勤日に二日酔いの外川陽介と同じエレベーターになる。絶対にこんな男はイヤだと思っていたが、直属上司になった外川を目に追ってしまう毎日。
嶋には辛い過去があった。好きだった男が同じ部署にいて、つきあっているのが周囲にバレて、それに耐えられなかったその男に苛められ続けたのだ。
しかし、外川にからかわれているうちに関係を持ってしまう。ノンケとはつき合わないと決心を固めているものの、外川に誘われるたびに理性は砕け散って。

すごい! この作家さんの初コミックス。
評判がすごく良かったので、積んであったものから手に取る。

嶋の葛藤や躊躇、外川の真っ直ぐなところと勢い、丁寧に掬ってあって面白い。
噂になるだけある。

じっくり心情を描いていくからこそ、最後の沸点を超えて自分の気持ちに素直になった嶋が可愛い。
秀逸な作品。
                         2009/6/10

《こんなふうにおススメ》
いやいや、面白いです。かなりおススメ。
他の作品も探しましたが、小野田さん主役のスピンオフが同人誌で出ているので、次回作はそれをまとめたものでしょうか?
楽しみ。



ラベル:ヨネダコウ
posted by zakuro at 00:06| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

よ【ヨネダコウ】

【ヨネダ コウ】 よねだ こう

どうしても触れたくない
ラベル:ヨネダコウ
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2009年06月09日

屋上風景

【屋上風景】 全01巻  /富士山 ひょうた

短篇集。
・表題作。「枠外空間」「告白媒体」「半熟感情」「共有引力」
皆口はクラスメイトだった安藤と2年になって離れた。いつもなんとなく目で追っていたので寂しかったのだけど、カメラ付き携帯を手に入れて火曜日の屋上で彼を見つけて通うようになる。

・「夏満天」
勇輔は、俊哉叔父が好きだった。5年ぶりに会う叔父は会社をゲイがバレたという理由でリストラされて田舎に帰っていた。

・「恋は夢でも花でもなく」
コンビニで出逢った高校生の宏哉(ひろちか)とカメラマン助手の塚本は7歳違い。
肉体関係を結ぶのは時間がかからなかった。宏哉の気持ちはそれについていかなかったのだが、塚本が常に見つめている初恋相手のアルバムが気になってきて。

表題の話はじんわりくる。
気持ちを追っていくのが楽しい。

さわやかな恋愛がうまいなあ。

描き下ろしの「安藤回路」が嬉しい。
                         2008/4/22

《こんなふうにおススメ》
バランスの良い短篇集。シリアスもあり。軽めもあり。


posted by zakuro at 13:12| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月08日

本気じゃねぇから

【本気じゃねぇから】 全01巻  /富士山 ひょうた

カメラマンの助手の暮嶋英二に、彼女から別れの言葉とともに合鍵が送られてきた日、高校生の杉ノ井浩人を拾う。
浩人は、親友に彼女が出来て落ち込んでいたのだった。
泊めてやるとそのまま合鍵を持っていってしまった。それから懐かれて。

英二が浩人にほだされていく感情表現がとてもうまい。
いいなー、うまいなあ。きゅーんとさせるのが自然で上手。
面白かった。

妙に感動したのが封筒の宛名書きのうまさ。
キレイな文字でこの作家さんの字なのか、アシスタントさんなのか?
                         2008/4/29

《こんなふうにおススメ》
ほのぼのでおススメ。



posted by zakuro at 23:57| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月06日

スペル

【スペル】 全01巻  /富士山 ひょうた

田舎育ちの名取孝政(たかまさ)。大学入学で上京して、気づけば一年半でだいぶ遊ぶのも慣れた。
気乗りのしない合コンで、同じようなヤツ来生純平を見つけ意気投合。
楽しい一夜を過ごしたが、翌日、友人の武田から来生はバイセクシャルだと聞く。少し戸惑うが、その居心地の良さに偏見を持ちたくなくて。
一緒にいて気の合う気楽な親友ができたと思った名取だったが、いつの間にか来生に振り回されたくなっている自分に気づく。でも来生には亨という彼氏がいる。

取っておこうと思ったのに……。イチゴは最後に食べるタイプです。
気になって読んでしまった。タイトルも気になったし。
好きな作家。

cast a spell on youで、あなたに魔法をかけられます。このスペルは、さしづめ恋に落ちた、魔法にかかったって感じだろう。

名取視点。描き下ろしが来生視点になる。
ふたりの気持ちが重なるまでがじっくり描かれている。
                         2008/3/20

《こんなふうにおススメ》
じわじわくるところがおススメ。



posted by zakuro at 12:43| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

涙も遠く−青鈍の眠り−

【涙も遠く−青鈍の眠り−】 全01巻  /本庄 りえ

短篇集。
・「青鈍の眠り」
紫鬼(しき)は、その目の色からそう呼ばれる。
大戦で父を亡くし、父の最後を看取った戦友の透哲(とうてつ)が幼い紫鬼を育てた。
2068年、紫鬼は大人になり生活していく為に男娼になり、透哲とともにはせ屋を営んでいる。そんな男娼街に派遣されてきた医師の鴻(おおとり)。
紫鬼の怪我を看ているうちに、一瞬にして堕ちる。紫鬼の元に通う日々が始まり、夢中になっていく。

・「ほどける心温」
苑田忍の外来に、高校の時の先輩、鷲崎絢一(わしざきじゅんいち)が診察に来る。鷲崎は今は売れっ子翻訳家で多くに知られていた。
その彼に初期の癌を宣告、忍が手術をすることになる。
憧れで大好きだった先輩だが、卒業式の後のことが忍にはトラウマになっている。

・「ときめく王子様」
智章(のりあき)は、交換留学生のザイドに慕われる。彼はアラブ系国の首長の親戚で、いわゆる王族。そして留学の目的のひとつに花嫁探しもあった。

「青鈍……」は辛い話。「銀蝶奇談」に繋がっている。
最初に銀蝶を読んだ方が世界観がわかる。銀蝶の前の、翠天閣のNo,1が紫鬼。お客と揉め事を起こしていられなくなり、透哲と店をやることになる。
銀蝶の続きは読みたい、そう思ってきたのだが、これは辛すぎる。因みに内容は被ってはいない。スピンオフでもない別の話。時代だけ一緒。
ささやかな幸せを夢見ることが切ない、そんな話。

最初の話が辛いので、続く話がハッピーエンドでほっとした。
最後の話なんて設定もキャラももろにベタなのに、それが嬉しいほど。
楽しめる一冊。
                         2009/6/02

《こんなふうにおススメ》
絵がとにかく好き。
このお話も良かったけど、辛かったなー。



ラベル:本庄りえ
posted by zakuro at 00:07| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月03日

Darling, I Love You!

【Darling, I Love You!】 全01巻  /麻々原 絵里依(原作/五百香ノエル)

小中高一貫教育の私立、全寮制でハイソな聖サンシャイン学院。そこに編入した不二家紀果(ふじやのりか)。
幸楽院家のお嬢様だった母が、天涯孤独の身の上の水道屋の父と駆け落ち、そこに生まれたのが紀果。母が事故で他界、そのまま母の実家にはまったく縁が無くなるはずが、父の成果が、舅の面倒を見出すと言い出した。
紀果は母方の従兄弟の、幸楽院優介と同じ学校に通う羽目になる。優介はグローバル・マスター(生徒会長)で、フラタニティーと呼ばれる取り巻きの朱雀寺真琴(すざくじまこと)らにかしずかれていたが、紀果に夢中の天然で。
最高級の学園だが、紀果の住むプラム寮はひどいオンボロ寮だった。しかも同室の浜田ゆかりが中心となって、学園を改革するのに巻き込まれそうになる。

奥付は2000年なので、だいぶ前の作品。

優介の学ランが白いのがお約束で笑える。
成果、若過ぎ。紀果と双子みたい。

いろいろとお話の設定はあるけれど、それが恋愛に結びつくのは、割と表面的。
ここ数日、沁み入る話ばかりを読んでいた影響なので、それは仕方ない。

アートっぽいこの作家さんの作品としては、キャラに表情があって、楽しく読めた。

終わりの頃に気づいた! この学校って共学だったんだ……。
白鳥パレードにも大爆笑した。
みんなホモになっていくのもお約束。
                         2009/6/01

《こんなふうにおススメ》
少女漫画的BL。気楽に楽しめる。



posted by zakuro at 01:58| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月02日

イルミナシオン

【イルミナシオン】 全01巻  /ヤマシタ トモコ

短篇集。
・表題作。
幹田隆氏(みきたりゅうじ)29歳、公務員。ゲイでないのに、幼馴染みの女ったらし、神経質でいい加減の小矢直己(こやなおみ)に恋している。
彼女をつくる気にもなれず、何もかも捨てたくなる日々。
飲み屋で声をかけられ、自分がホモなのか知りたくて州戸清寿(すどきよとし)についていき、一夜を共にしてしまう。それからゲイの州戸につきまとわれ。

・「ラブとかいうらしい」
親友同士がする恋の話。

・「ばらといばらとばらばらのばらん」
中久は、自分と同じように赤井を見つめる十亀(とかめ)の視線に気づいていた。
女の子の目線から見た、十亀の繊細さ。

・「あの人のこと」
七辺(しちべ)洋平を巡って、周辺の告白。

・「神の名は夜」
デビュー作。
三ヶ島はヤクザの幹部候補。須賀は幼馴染みだが、組では狂犬扱いで手を焼いている。次期組長候補の戸梶は、そんな須賀を快く思っていない。

私のBLベスト10に入る一冊。

この作家さん、軽く読み流せない。ひとつひとつ、じっくりと胸に刺さってくる。
まず、言葉のリズムが絶妙なのだ。音楽を聴いているみたい。
そして、小さな感情や感性の動きや表出をそのままにしておかない。そっと取り出してそれを描いてみせる。
こういうのは天性のもの。羨ましい。
そういうのを楽しみたくて読んでいるのはある。

表題作は、州戸が関わり出して、小康にあった関係が一気に動くのも面白い。
最初が幹田視点、次に州戸、そして小矢に移る。それぞれの孤独が描かれる。孤独にもいろいろあるのだ。
表に出たらふわっと溶けてしまうように、微細な感覚なのだ。
ふたりの成長につれて、お互いの呼び名も変わり、今は苗字。それが微妙な関係を物語る。思いつきそうでなかなか思いつかない。だからシンプルなシーン、呼び名ひとつでぞくっとくる。
幹田の厭世観は私にもあるので、感じ入った。切なすぎる話。

次の話は、トークしているふたりの名前すら出てこない。
この話は特に、私のBL作品のベスト10に入ると思う、すごい。
ベランダという小さな宇宙が、まるでヒッチコックのコメディの舞台のようで好き。これ、舞台向き。
ホモ事変に笑った。こういう遊び、大好き。

「ばらと……」は、中久の正直さにちょっと泣けた。

デビュー作からこんなの描いていたんだ、と、怖くなった。

こういう本に出会うと、読んできて良かったなと思える。ホモの神様、ありがとう。

重い話が多かったので、ラストのコメディにほっとして、救われる。
特に文化祭の十亀と中久に爆笑した。最高。
                         2009/6/01

《こんなふうにおススメ》
めちゃおススメです。
私の中では、くいもの処明楽より、好き。
心のベスト10に入ります。




posted by zakuro at 01:24| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月01日

HANON

【HANON】 全01巻  /大和 名瀬

短篇集。

・表題作。
指揮者の父とピアニストの母を持つ高坂均(こうさかひとし)。ピアノは弾けて当然。楽しくはなかった。
6年前にコンクールで初出場者に負けてそれが心の傷になっている。
音楽教室の生徒に厳しく教育したところ、怒鳴り込んできたのが兄の月島涼。かつてコンクールで負けたその彼だった。

・「SONATA」
想いが繋がった高坂と月島。今ではふたりは一緒に音楽教室を開いている。
メインは月島の弟で高坂の生徒の翔と、その親友の大原圭の話。

・「となりの中学生」
小田庄平は、念願の免許と中古だけどマイカーを持つ。元来の性格で、ついつい都合の良いアッシーになってしまう。
しかし、ホントに気になるのは隣の6歳年下の13歳孝太だった。その孝太が突然引っ越すことになった。

・「この恋の台本」
脚本家の湯島秀人は、劇団に入ってきた高校生の元気な坂井晴紀が気になって仕方ない。

・「きっと僕とは違うひと」
酔った父を連れてきてくれた会社の宮沢は25歳で一回り上の大人。近所に住んでいて、学と友だちになってくれた。遊んでいるうちに気になる存在に。

初期の頃の作品。ムラがある。

個人的にはショタキライ。15歳以上じゃないとダメな常識人な自分。

内容的にもツッコミどころ満載だけど、試行錯誤している感じ。
絵はうまいんだよなあ。
                         2008/4/21

感想を補足する為に読み直し。
なんだ、全然いけるじゃん。慣れって怖い。
普通に面白いと思えた。どこか自分が壊れていのかな? そっちの方が心配。
                         2009/5/28

《こんなふうにおススメ》
麻痺してきたのだろうか?
気軽に楽しめます。



ラベル:大和名瀬
posted by zakuro at 02:00| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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