2009年10月31日

巡り合うよベイビィ

【巡り合うよベイビィ】 全01巻  /木下 けい子

二年生の吉澤空也(くうや)はピザ配送のアルバイト中、教師の筧友一のキスを目撃する。しかも相手は男で。
筧は吉澤に頼み口止めするが、それからふたりは急速に接近していく。

かなり好きな作品。
吉澤くんの天然ぶりの可愛さは異常。強力な誘い受け。
バカ両親もほんとにダメダメなんだけど可愛い。良い狂言回しになっている。
結果的に親公認で良いじゃないですか。

初恋のういういさもあり、コメディじゃないのに笑えて楽しかった。
                         2009/10/30

《こんなふうにおススメ》
ういういと大人の格好つけが同居で、楽しいです。くぅ、可愛い。



ラベル:木下けい子
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2009年10月30日

君によりにし

【君によりにし】 全01巻  /木下 けい子

・表題作。
国文学者の父を亡くした医大生の橘大和は、通夜の晩に家のそばで佇むキレイな男を見る。親族だけの葬儀だからと焼香もせずに帰って行った。
彼、小野寺梓は父の助手で遺作の出版の為に家に来ていたが、なかなか性格がわかりにくかった。ある日、大和が名を呼ぶと狂ったように抱きついてきて、そのままふたりは抱き合う。大和はすぐに小野寺に溺れたが、小野寺が彼に抱かれた理由はまもなくわかって。
描き下ろしも。

・「スロウバラード」
高崎優矢は友人の結婚式で10年ぶりに坂本新太に会う。彼とは学生時代に恋人だった。

表題は、万葉集から。老後はじっくり古典と和歌に取り組みたいほどなので、嬉しい。
ういういと情熱が同居してて、じわっときた。

「スロウバラード」は、導入部分が上手すぎ。端的に性格を表現していて、すぐに物語に惹き込まれた。

しっとりじんわり。この空気、ほんとに好き。
                         2009/10/29

《こんなふうにおススメ》
久々にこの作家さんを読んだけど、やっぱ好きだー。空気が好き。



ラベル:木下けい子
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2009年10月29日

ま【斑目ヒロ】

【斑目 ヒロ】 まだらめ ひろ

かわいい悪魔シリーズ
 01 かわいい悪魔
 02 いとしい悪魔
ラベル:斑目ヒロ
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2009年10月28日

またあした

【またあした】 全01巻  /町屋 はとこ

表題作。
木下は不注意の事故を配送業者の間中に庇われ、かえって怪我をさせてしまう。気になり見舞いを申し出る。
見舞いに来たはずがうっかり馳走になり、狼狽から翌日の食事は自分が作ると宣言、料理したことなどないのもバレるが、それから間中の部屋に入り浸る。

・「ア・ロット・オブ」「愛は降り積もる」
堀内は一週間前に同僚の仁村大(にむらまさる)に告白される。優秀な彼はゲイだった。拒み続けながらも仁村のことを意識している自分に気づく。

・「やっかいな恋と君」「やっかいな境界線」
遊び人の部長に密かに片想いしていた藤井は、苦手な後輩の榎木田聡にそれを指摘され、告白までされてしまう。

短編が好評で続くことになったんだろうな、一話目の展開が早い。

前に読んだ作品が割と甘めでエロくなかったので、これはかなり驚いた。後書きで知ったのは、作者の初コミックス。元々、絵が上手くてエロい作家さんだったんだ。
この作品集も、エロくてういうい。最近のBLの一番人気の傾向。

木下さん、乙女過ぎ。
全体的に可愛い(表面的な意味でなく)男の人描くのが上手い。こういう男性たち、最近いるよね。
                         2009/10/27

《こんなふうにおススメ》
バランスが取れていて読みやすい良作。今後も楽しみ。



ラベル:町屋はとこ
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2009年10月27日

のはらのはらの

【のはらのはらの】 全01巻  /雁 須磨子

表題作。
西戸崎農(さいとざきみのり)は遅刻常習魔。しかしバスが一時間に一本なのだ。今度遅刻したら応援団部に入れると担任教師に脅されたが、その日も遅刻。ふて腐れて座っていた真夏のバス停で脱水症状が起きる。
助けてくれたのは野球部の先輩の二年生。不釣り合いなレースの日傘を借りて、その日は学校を休む。しかし胸にはなぜか痛みが残り。その先輩、糸崎年彦は故障して野球部を去る。西戸崎は糸崎を追いかけて応援部に入る。

帯コメントは、羽海野チカが描いていた。絵もついていて可愛い。しかも、たくさんあるシーンの中で、そこ選ぶんだ、っていう……。

そもそも絵柄も構成もBLっぽくない。そこが新鮮。
しかもこんなじれじれでくるとは思わなかった、やられた。
気持ちばっかりを追っていったら、こんな感じになる。そんなプロット。その恋する気持ちが初々しくて、懐かしい。
恋心と、野球の挫折を描いて、同じ場所にいても心が見ている先は別々なのが表現されて切ない。

この作品はネタバレしたくないので書けないけど、どっちがには笑った。
                         2009/10/26

《こんなふうにおススメ》
少女漫画なら読める人にもオススメ、じれじれが良い。



ラベル:雁須磨子
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2009年10月26日

BABY BITCH!!

【BABY BITCH!!】 全01巻  /井ノ本 リカ子

短編集。
・「OH MY BITCH!」
友人に金を貸している和田。担保に何をしてもいいと男が派遣されてくる。その気はなかったが、男に仕掛けられて抱くうちに、陵辱していく日々。

・「father」
村の神父に憧れる少年のイナホ。神父には恩人の前神父を慕うあまりの過去がある。

・「ただいまダーリン」
シロとの同棲生活。

・「ヤバイって」
赤沢はガテン系バイトの現場そばにクラスメイトの青木が住んでいるのを知って、涼みに通うようになる。大して親しいわけでもなかったが、青木がキレイな顔なのに改めて気づく。

・「さよなら恋人」
屋上で凹んでいる富山に、恋人の早野が慰める。

BENNY’Sの「ANIMAL PLAY」と、表紙が被ってると思ったら、わざとだった。二冊同時発売だったらしい。帯に「魂の双子」とある。
どちらもひたすらやりまくり、とにかく凄い変態プレイの内容の作家さん。

この作品も陵辱モノの短編集。
この作家さんの凄いところは、かなり変態的なセックスのオンパレードから最終的に愛に帰結するところ。うーむ。
表現の凄さにびびってしまうのだが、そこで終わらないのだ。
キスの重みに感じ入る。

最後の話は泣けた。
                         2009/10/01

《こんなふうにおススメ》
読み慣れている読者に。

並べてみました。


ラベル:井ノ本リカ子
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2009年10月25日

知らない顔

【知らない顔】 全01巻  /日高 ショーコ

卓球部のエース田辺真とバレー部の春山大道(ひろみち)は幼馴染み。幼い時は一緒に卓球をしていたのに、インターハイにも出場する田辺は格が違って、いつの日からか春山は卑屈になって田辺を避けるようになっていた。田辺も余所余所しい知らない顔をしているのもむかついて。
10年後、春山はサラリーマンになり、田辺はプロになる。

・「初恋のひと」
藤沢直は美的感覚が人よりずれているブサ男趣味。中学時代の初恋の人唐橋ハジメはど真ん中の好みだったが、今はイケメン美容師になっていて。

・「運命のひと」「運命の恋人」
杉田は我慢強い性質で、仕事にかまけて歯の痛みを放っておく。とうとう駅前の小木歯科に飛び込み、時間外に医師の星野に治療して貰うが。

お互いが気になるのに、余所余所しくしないとそばにいられないと思っているジレンマ。上手いよなー。
目に力がある絵も好き。
感情を表現するちょっとした仕草が描かれているのも感じ入るし、読んでいて楽しくなってくる。

歯医者の話は、自分も我慢の限界を自覚しないので、身に沁みた。
小木医院長のスピンオフがありそうな気がする。あ、でもこの人、ノーマルなんだ。
                         2009/10/03

《こんなふうにおススメ》
表題作と歯科医の話は続きが読みたい。



ラベル:日高ショーコ
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2009年10月23日

calling コーリング

【calling コーリング】 全01巻  /大槻 ミゥ

比奈村一明は会社帰りに近道しようと公園を突っ切った時、AV撮影中に出くわす。驚いて転んだ姿を、男優の荒谷煌(きら)に一目惚れされてしまう。
初恋だと語る煌につきまとわれるうちに、それが居心地良くなっていく。

一話目の導入から中表紙までの展開が上手くて、思わず唸った。

簡単に泣く男の子は萎えるんだけど、一明は疑似男子系で脳内変換されるので、あまり気にならなかった。
気になる人は辛いと思う。前は辛かったなー。

好きだって気持ちをこれでもかっ! と、たっぶり描いて好感。ういうい。
ふたりの恋愛と、そのスタンスをじっくり描いている。
他の作品も読んでみたい。
                         2009/10/21

《こんなふうにおススメ》
絵に好き嫌いがあるかもしれない、わたなべ あじあさん系。
大丈夫ならかなりオススメ。



ラベル:大槻ミゥ
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お【大槻ミゥ】

【大槻 ミゥ】 おおつき みゅ

calling

ラベル:大槻ミゥ
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2009年10月22日

みちづれポリシー

【みちづれポリシー】 全01巻  /北上 れん

ひとり占めセオリー」に少しだけ出てきた篠原直登(なおと)と西岡。そのふたりがメインで学生の頃の話。

お人好しで甘いものが好きな西岡、家は学校法人経営。通っている大学も西岡の実家が経営している。篠原は、地元では知られる老舗和菓子屋「しのや」の息子で、西岡を好きだと自覚していた。
ゲイをカムアウトしているクラスメイトの平野は、それでも皆の人気を得ていて、篠原はそれを羨ましく感じていた。その平野に西岡を好きなのがばれ、それを西岡自身にも聴かれる。

・「雨天決行ルール」
「ひとり占めセオリー」の「恋落ちルール」の続き。高尾と若宮、付き合いだしたふたりのいちゃいちゃ。

めちゃ甘。好きだからこその不安がじりじり。恋をすると怖さも同じくらいの重さを持つ。そこが上手かった。
BL慣れした人が、どーなんだろうと考える間を残した設定の勝利。

ただこの作家さん、台詞回しがな〜……。読者に伝わらず、自己完結しているところがあるんだよね。読者がそれを作家に寄り添って補完しないとならないのだ。
これは、行間を読む余韻を作る作業とは違う。なので、リズムが作られにくいのだ。
他の出版社の本でそれを感じなければ、この作家さんではなく担当編集者が問題なんだと思う。ここら辺、じっくり読んでみたい。

「雨天決行ルール」の濃厚なエッチが支持されているのかな?

この作家さん、コメディに向いてる気がするんだけどなー。
                         2009/10/08

《こんなふうにおススメ》
評判の良い作品です。



ラベル:北上れん
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2009年10月21日

ひとり占めセオリー

【ひとり占めセオリー】 全01巻  /北上 れん

・表題作。
立花と佐倉は学部が一緒で、同居して2年。大学に近かった佐倉のアパートに立花が住み着いたのだ。
卒業が近づいてきて立花は将来を考え出し、初めて自分の気持ちに気づく。

・「恋落ちルール」「蜜月ルール」
高尾の整った顔は、もろに若宮の好み。
甘いもの好きな若宮に、人文の助教授の西岡が声をかけてきて。いつの間にか西岡が高尾を呼ぶ頻度が高くなって、若宮は焦る。
ふたりは、立花と佐倉の友人。

・「ほころぷのは誰のため」
廣瀬はネクタイを結ぶのが苦手。同期の永倉に手伝って貰うのが日課。いつも一緒と同期たちに笑われている。
いつものように飲んで永倉の家に泊まった朝、永倉にキスをされて。

・「お世話になっております」
三好章弘は編集者。担当している作家は原稿が遅れ気味でピンチ。
恋人で営業の松永隆伸にいつも甘えてしまっている。

評判の良い「みちづれポリシー」を読もうとしたら、こちらのスピンオフとわかって急遽、こちらから読む。ありがちですね、スピンオフの方が人気がある。設定がこなれて世界観に余裕が出来るので、話が締まるんだろうな。

心情より台詞が先走りすぎで若干の違和感。
キャラのぐるぐるが、読者を置き去りにしていくので、全体的にいまいち感情移入が出来にくい。
                         2009/10/07

《こんなふうにおススメ》
「恋落ちルール」「蜜月ルール」が、スピンオフとして「みちづれポリシー」に続く。
それはBLの楽しみであるけど、新刊から読めないのもちょっと不自由ですね。


ラベル:北上れん
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き【北上れん】

【北上 れん】 きたかみ れん

ひとり占めセオリー
みちづれポリシー

ラベル:北上れん
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2009年10月20日

失恋マニアシリーズ 07巻まで

【失恋マニアシリーズ】 07巻まで  /葛井 美鳥

 01 失恋マニア
 02 純愛アレルギー
 03 熱愛コンプレックス
 04 溺愛エゴイズム
 05 渇愛カタルシス
 06 最愛アンビバレント
 07 蜜月メランコリィ

BARを経営している敦也を取り巻く人たちの話。
数年前に名倉に拾われ、ずっと好きだったが、気持ちが通じずにそこから逃げ出す。そのトラウマで恋がうまくいかない敦也。
常連客の山崎や敦也をサポートするバーテンダーの劉、トラウマの原因の名倉、名倉が今手元に置いている若い少年の聖などを取り巻いて、話が進む。

普通の地味な話なのに、うまい。
人間関係の絡みも自然だし、普通にありそうだと思わせる設定で、ムリがない。構成力があるんでしょうね。
タイトルだけはどうかと思うけど(これで損をしないと良いのですが)ファンタジーでごまかさないBLは秀逸だと思う。
設定やキャラで引っ張らない、物語で引っ張っていく。
面白くて、好きな作品。
                         2008/1/11

6巻/
敦也と山崎の話は敦也の母とのトラウマ。山崎との幸せによって人生を肯定する話。
劉と保坂ら、他のカップルの話も。

6巻目になると全体の話の流れも落ち着いて、それぞれの日常を垣間みるようなストーリーになっている。それがもたもたして感じることがなく、落ち着いて楽しめる。世界観がちゃんとできたんだなー。
                         2008/6/27

→「ショットガン・マリッジ」に、名倉に拾われた時の、敦也の話「初恋モラトリアム」が収録されている。

《こんなふうにおススメ》
取り立てて何か事件があるわけじゃない、でもまったりした話が面白いという……うまいです、かなり好きな作品。
                         2008/8/27UP

7巻/
大学生になった狩野聖。友人もできるが、名倉の不安は相変わらずで。すれ違いながらも、どうしたら名倉の不安を取り除けるのか、聖は考え続ける。
敦也と山崎は、南の孤島にバカンス。ラブラブだったが、山崎に転勤の話が持ち上がっているのを聞かされる。

愛するとは何か、じっくり読ませていただいた、という感じ。夫婦の見本みたいだ。
良いお話でした。バカンス行きたい。
                         2009/10/14


ラベル:葛井美鳥
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2009年10月19日

子連れオオカミ

【子連れオオカミ】 全01巻  /井上 佐藤

表題作。
宮本の越した先の、真上に住む住人の田所恭平は、同じバツイチで年も近く、子どももそれぞれ保育園に入園で、しかも仕事先でも一緒に働く偶然が重なる。
甘えられるのが好きな田所と、甘えたい宮本。酔った勢いで関係を持ってしまって。

・「ララルー」「チムチムチェリー」
歌舞伎町のキャバクラのマネージャー佳月は、最近常連になった檜山圭吾に何か今までの客に感じないものを感じている。
檜山のBL好きの妹に、ふたりはそそのかされて。

・「201」
エンドルフィンマシーン」の「102」のスピンオフ。
201のカップル、八木電二と片瀬録郎の浮気騒動。

上手い。話が新鮮に感じる。絵が詳細。でもゲイの人も楽しめそうな絵柄。

普通にノンケな奴らが酔ってもするだろうかと思うけど、きっかけがなければ物語は始まらないので……(しかもこのあたりに対して、「ララルー」で答えを出してくれてる親切さ!)その後の展開の面白さに唸る。
彼女合戦には笑った。男の見栄っ張りは可愛い。

子どもたち可愛すぎる。なんでこんなに詳しいんだろう。作者さん、母?
ちなみにこの作家さん、男性作家疑惑がありましたが女性作家さんとのこと。

作家さんが自分で自分の漫画に突っ込んでて笑った。必然って、なに? なんか、最近のBLに対してばっさりと切ってくれた気がしてすでにファン。

ホモアパートの話は続くと思う。
これも濃い一冊。
                         2009/10/06

《こんなふうにおススメ》
人気の高い作品。BL慣れしている人にも満足の一冊。

UP追記>
先日、仕事打ち合わせ後の会食。女性は私ひとりの会。まあひとりって、最近多いんですけど。
気心知れたメンバーだったからか、話も緩くて、彼らの「今までの性体験のあれこれ」を聞かされました。
それも、♂×♂で、「うっかり気づかなくてやっちゃった」話。最後まで、男だとわからせないテクがあると聞いたことありましたが、やっぱすごいんだなー。百戦錬磨の遊び人を手玉に取るのはすごいよ。その人も「後からじっくり考えたら、やっぱ男だとしか思えないんだよなー」。遊んでいるからわかったのかも。
そしたら、うっかり酔ってしちゃうこともあるのかもしれない。



ラベル:井上佐藤
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2009年10月18日

兄弟限定! BROTHER×BROTHER(完) 全04巻

【兄弟限定! BROTHER×BROTHER】  全04巻 /如月 弘鷹

生まれて初めて、私が最初に読んだBL漫画作品がこれ。

離婚し別れていた父親が死に、その遺産として育った家を相続することになった総一郎。8年ぶりに育った家に帰る。
そこで、初めて存在を知った、訳ありの兄弟たちも乗り込んでくる。長男の雅東と、次男の要、二人の兄と成り行きで一緒に暮らすことになった総一郎だが、いきなり二人の兄たちの情事を見てしまって。

感想というよりも、はあー、へー、これがBLというものなんだ! と読んだ感じ。
まあまあだったな、というのが初体験の感想かも。
                         2007/10

3巻/
総一郎(三男)に、スター役者の橘弥禄がちょっかいをかけ出し、要(次男)の調子が悪くなっていく。ふたりが気持ちを確かめあう巻。

改めて読んで、この物語面白い。
こんな設定ないよ! って思うところもあるけど、話は練られているし。
続きまで一気にまとめて読みたいところ。
                         2008/5/25

UP追記>
正月元旦(2009年)。キモチも新たにしたいので、生まれて初めて読んだ作品をUPしてみました。
思い返せば……びっくりしたのが大きかったかも。感想どころじゃなかった(苦笑)。
最初に面白い作品に出会えて良かったです。これで、次に手を伸ばせたのかも。

《こんなふうにおススメ》
上手い設定、個性あるキャラクターでおススメできる作品。
                         2009/01/01UP

4巻/
晴れて恋人同士になった総一郎と要。
要は母とのトラウマに正面から向き合いたいと、映画の出演も引き受ける。
予算が足りず、プロデューサーが目をつけた出資者の神月は“悪食”で、要に目をつける。しかし、それ以上に兄弟の絆は強くなっていた。

第一部、完結。ある意味、感無量。
BL最初の一冊がこれで、この4巻目が751冊目(読書量で)。遠いとこ、きちゃったかも。最初の一冊がこれで良かった。
絵、上手いなあ。細かいし、綺麗。
また、まとめて最初から読みたい。
                         2009/10/14


ラベル:如月弘鷹
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2009年10月17日

純情ロマンチカ 12巻まで & 純情ミニマム & 純情ミステイク

【純情ロマンチカ】 12巻まで 
【純情ミニマム】
【純情ミステイク】   /中村 春菊

《こんなふうにおススメ》
BLとはなんぞや? そう疑問を持つ方すべてにおススメ。BL漫画の王道のような作品。

【純情ロマンチカ】

中村春菊のシリーズもの。
メイン3組のカップリングがそれぞれにリンクしていて、読み切りながら連載になっている。ツンデレ作家と可愛い系カップル。優等生と乙女系ツンスネデレ。オヤジ攻めとイケメン高校生。BL系では、まったくの正統派作品。

派生の小説まで売れている、BL業界では大ヒットとなった作品。アニメも放映された。

売れっ子作家の宇佐見秋彦(通称、ウサギ)は、高校からの親友で密かに片想い中の高橋孝浩に頼まれ、弟の美咲の大学受験の家庭教師を引き受ける。普段は面倒見など良くない人見知りの秋彦だが、孝浩の頼みは断れない。
美咲の面倒を見ているうちに、孝浩が結婚することになり失恋。自分のために泣く美咲を見ながら、自分の気持ちが変わったことに気づく秋彦だった。
無事志望大学に入学した美咲は、秋彦の家に居候をし始める。そこで繰り広げられる恋人への道のり。

秋彦の幼馴染み上條弘樹はずっと秋彦に片想い。自分の想いが報われることはないことも自覚していた。それでも勝負をかけてみたが玉砕。泣いているところを草間野分に見られてしまう。
野分は施設育ちですでに働いていたが、大検を取って大学に行きたいと上條の家に押し掛け無理やり家庭教師を頼んでくる。医大生になった野分と、大学助教授になった上條との恋愛話も続く。

上條の上司でM大文学部教授の宮城は、病死してしまった初恋の担任教諭を忘れられない。結婚してみたが、忘れられずダメで離婚。その元妻の弟で高校生の高槻忍が、「運命の人だから」と留学先から帰国、つきまとって告白してくる。

BLの王道。よくできている。
マーケティング&リサーチを費やして、萌え要素をすべて入れたら、これになった、というような秀逸な作品。褒めといてなんだけど、ここまで計算され尽くしていて、それにまんまと市場が乗っているのも悔しい。まあ、とにかくその構成に感心する。編集者の嬉し顔が透けて見える。
これを作者がひとりでやったのなら、とても頭の良い、そして器用な人。今までは物語性の高いものを描いていながら、このような記号的なものまで創作できるとは。
CDも売れまくっているし、正統派のBLを知りたかったら、まずこれを研究すればよし! のようなお手本教科書的作品。
この作者は台詞まわし、モノローグなどの心情の表現がダントツにうまい。それが読者の心を掴む。
                         2007/10

10巻/
ウサギさんからのクリスマスプレゼントの温泉編。美咲はウサギ父との対決再び。そして、丸川書店ではウサギ兄と対決。
ウサギ父の意図が相変わらずはっきりしない(傷つきやすい息子が心配でという父心のようだけど、こんなに曖昧な設定にはこの作者はしないので、きっとこれが大きな伏線になっているんだと思うのだが……引っ張り過ぎ)のだけど、和む話が良かった。ここまで引っ張って宇佐見家の謎、あっさり終わらせたら、読者、暴れる。
この巻の見どころは、美咲がやっと他人に自分の恋する気持ちを表現したこと。BLには珍しい(?)少女漫画並みの進展。
                         2008/4/30

11巻/
丸川書店でバイトすることになった美咲。ウサギ父と鉢合わせする。家にまでついてきた父親に、ウサギさんを怒鳴る姿を見られ……それがきっかけでしばらくは付き合いを静観すると言われる。
新章突入。美咲は4年生に。安穏と暮らしていた二人にも将来のことを真剣に考える時期が来る。新たにウサギ従兄弟が居候してきて美咲のストレスが溜まっていく。
ミニマムとテロリストも収録。
裏表紙は、とうとう高校生の美咲が登場。……いよいよ終結に向かっている気分になる。

二年も一気飛びせずにちゃんと描いて欲しかったというファンの声も多いけど、いやいや、進みの遅いBLで、そろそろ風呂敷畳まないとまずいでしょ。まだまだ何一つ明るみに出ていない。風呂敷畳むと言っても、まだまだ時間はかかりそう。

ロマンチカだけは、腐っていないうちのスタッフも読んでいる。この巻、すっかりいろんな子たちの手元をくるくる巡っている。すごいなあ、中村春菊さんて。感心を超えて感動する。
                         2008/12/13

UP追記>
アニメも二期ですよ。すごいですね。今監督でほんとに良かった。(ついでに、のだめ二期も今監督で良かった)
二期の方がエロい!と言ったら、腐女子友が、「えー、わかんない。麻痺しているのかな」それはそーとー麻痺してます。表情で見せるのはうまいと思いました。
現在の累計発行部数、どのくらいなんでしょうね?
                         2008/12/14UP

12巻/
秋彦の従兄弟、椎葉水樹が居候。冬彦の差し金か。美咲にやたら絡み、ふたりを苛つかせる。薫子が美咲に会いにくるが、水樹と仲が悪く、そのやり取りで秋彦の苛々は頂点に。
一方、学内で「ザ・漢」ファンの法学部の藤堂進之介と美咲は仲良くなる。
「純情ミニマム」は幼い野分の家出。「エゴイスト」は野分の誕生日に浮かれる上條。

水樹に嫉妬しまくりの美咲を愛でる巻。
マンネリ感が否めない。同じ会話の繰り返しが不毛にさえ見えてきた。挑発に乗りやすい美咲と同じオチをにらにら眺めるのに飽きてきた。そろそろ終結に向かっても良いのでは? 人気が出て終われないのは辛いものだなー。
世界一初恋」も似た展開だし、かつての作風をもう一度読みたいところ。歴史ブームだし、しかも付け焼き刃じゃない知識の作家さんなんだし。

一コマで語る構成力はやっばりさすが。
ジェントルな鈴木さんが可愛らしい。
あれ?美咲って4年だよね? 3年になってた。
小野寺律も一コマ出てくる。
ミニマムも野分の小っちゃいのを見られて楽しかった……でも。なんだかなーとも思った。好きな作品なんだけどな。
                         2009/10/13
                         2009/10/17UP

【純情ミニマム】

登場人物、特に秋彦と上條の幼い頃の話。
秋彦がイギリスから帰国。上條の小学校に転入してからの二人の幼い友情を描いたもの。
なぜ、上條が男性に興味を持ったのか、秋彦が作家を目指すようになったのか……などなど。可愛らしい絵柄でほのぼのする。
                         2007/10

【純情ミステイク】

純情ロマンチカのテレビアニメDVD初回版に、付録としてついてきたコミックス。

ロマンチカに登場する、春彦の幼馴染みであり、丸川書店の取締役である井坂龍一郎を主役にしたもの。
朝比奈薫は、幼い頃に一家で井坂家に引き取られる。薫は龍一郎の遊び相手兼世話係になるのだが、いつ間にかその存在は龍一郎には大きいものになっていて。
しかし薫はその龍一郎の気持ちに気づかない。

DVDを購入した人にしか読めないってどうなんだろう? と思ってはいる。6話分まとまったので、コミックスにしてほしい。一巻分はないだろうから、きっとPart2も同じような特典がつくのだろうし、まとめて是非に。

「どっちが受けなの?」と、多くのファンを悩ませた作品。答えは最後の6話に。ということで、井坂サンがロマンチカ本編で、ウサギと美咲のデート現場に酔っぱらって乱入した理由は、どうやら朝比奈さんとの痴話喧嘩の後だったのでは? と、見た。
見どころのひとつに、高校生の学ラン姿の秋彦が登場。
                         2008/12/28
                         2008/12/29UP


ラベル:中村春菊
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2009年10月16日

ラ・サタニカ 〜La satanica〜

【ラ・サタニカ 〜La satanica〜】 全01巻  /天禅 桃子

仲良し四人組。その中のふたりの話。
学校で人目を引く松嶋元紀は、真下周士(しゅうし)のことが好き。とかく好みや趣味が似ていて安心できるのだ。
真下はそれをわかっていながら松嶋を追い詰めたくなる。
科川(しながわ)と夏木はスピンオフになるはず。

あー、何もかも好みが似ている恋愛って萌えるんだよねー。お互いに運命の人☆って思っちゃったりして。
そんな相手に出逢えるだけでラッキーだけど、できることなら若い時にそういう相手と恋愛しておけたら幸せだよね。

チェズの忠犬ぶり、可愛くて仕方ない。

松嶋の気持ちを知りながら間合いを詰めていく真下を楽しむ作品。
                         2009/10/04

《こんなふうにおススメ》
後からじわじわきます。



ラベル:天禅桃子
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て【天禅桃子】

【天禅 桃子】 てんぜん ももこ

ラ・サタニカ 〜La satanica〜

ラベル:天禅桃子
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2009年10月15日

エンドルフィンマシーン

【エンドルフィンマシーン】 全01巻  /井上 佐藤

短編集。

表題作。
ツバキ整体院に移動になった戸川。五樹史郎のサポートが仕事だったが、実は本院の副院長からスパイをさせられていたのだ。五樹にはセクハラ疑惑がかかっていた。

・「102」
製菓学校に通う野村が引っ越してきたアパートはみなホモだらけ。
隣人の変態と呼ばれる柴田裕司は、男に捨てられて夜な夜な泣く。菓子を持っていって慰めようとするが、顔すら見せない。

・「コーリング」
予備校の講師小宮は生徒の中西誠をずっと見ていた。過去のトラウマも原因だが、気持ちを伝える気はない。その小宮を中西は脅迫、抱き続ける。

・「蜜蜂の発見」
真藤は罵りながら神永を抱く。そうでなければ神永は感じないのだ。そして神永には片想いの相手がいることも知っていた。

・「荒野のラブストーリー」
世界が消えてしまえばいい、大失恋したふたりの男が出会って暮らしだすが。

作者の初コミックス。
「子連れオオカミ」の評判が良いのでそちらを先に読んでいたら、スピンオフがあってわからなかったため、一時中断して、こちらに。

前はこういう絵はダメだったけど、今は好き。読み慣れたんだなー。上手い。
話も好き。特に切り口が。頭の良い人だと思う。

表題作、主題がいくつか重なってて面白い作り。
野村の免疫力のオチがついて楽しい。

濃い一冊。後書き面白い。
                         2009/10/06

《こんなふうにおススメ》
かなり好きになった作家さん。絵に抵抗なければ、かなりオススメ。



ラベル:井上佐藤
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い【井上佐藤】

【井上 佐藤】 いのうえ さとう

エンドルフィンマシーン
子連れオオカミ

ラベル:井上佐藤
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2009年10月14日

ねかせないで

【ねかせないで】 全01巻  /町屋 はとこ

一軒のパン屋を巡って、三組の話。
渡夏旺(わたりなつお)の作るパンに参っている三谷健人(ケント)。仲良しの桜井日朗(ヒロ)が好きな子のためにそこでバイトを始めてから、構ってくれずに寂しい。
営業に配属されてしまった、小心者で人付き合いが苦手な笹山。直属でついた花崎に恋をする。花崎は渡と同級生で同じバスケ部だった。
渡の“恋人”京吾が、戻ってきた。でもいつも京吾はその関係をダメにしてきて。

それぞれの話にテーマになるパンがある。
この作家さんの作品はこれが初読。ういういモノかと思ったら、けっこうすることしててびっくり。そうか、一見ピュアな感じの絵で、実はかなりエロいのも人気の秘密なのか。
絵も話の構成も、タイプは富士山 ひょうたさんに似ていて、嫌いな人はいなさそう。かなり好き。

「誤解をときはぐりました!」どんな日本語、可愛い。
それぞれの描き下ろしは甘々すぎて、痒くなるくらいだった。

この表題は、「寝かせ過ぎちゃうと、発酵し過ぎる」ってこと?
                         2009/10/05

《こんなふうにおススメ》
「良いよ〜」と、安心して勧められる。かなり甘め。



ラベル:町屋はとこ
posted by zakuro at 12:42| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ま【町屋はとこ】

【町屋 はとこ】 まちや はとこ

またあした
ねかせないで
社長と秘書、愛の証明
ラベル:町屋はとこ
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2009年10月13日

BODY TALK

【BODY TALK】 全01巻  /井ノ本 リカ子

短編集。
・「Liar Liar」
片名が拾ってきた青年は記憶がない。その理由は……。

・「ありえない」
食い逃げしようとした青年ナナと子ども。透はキレてレイプする。

・「くしゃみ」
教師の天井(あまい)と卒業式に身体を重ねた。卒業してはじめて、それまで約束なしでも会えた日々を懐かしく感じた。

・「甘病。」
かんびょうと読む。風邪をひいた病人の亜矢を看病する健。

・「目を開けてはいけない。」
太一は、同居している覧が寝ている間、毎晩のようにその身体を犯す。覧は悟られぬよう、じっと目を閉じている。

・「いちゃ いちゃ」
遠出したが、もう帰りのバスがない。

・「DOGS」
車内で生徒に犯される教師。

性描写が激しい作家さん。
BENNY’Sと同人活動しているが、どちらにもスカトロ系は出てくるので要注意。これだけ好みがはっきりしてるってすごい。

セックスシーンが売りだけど、話は甘々なのは面白い。エッチっていう表現を越えているので、好みな人にはストライクだと思う。
繊細な絵だけに、かえって激しくみえる。擬音がすごいのも特徴。初心者は注意。
ラストの話のオチ、怖い。
                         2009/9/28

《こんなふうにおススメ》
好みが作家さんとマッチしている人には、かなりはまると思う。



ラベル:井ノ本リカ子
posted by zakuro at 06:54| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

い【井ノ本リカ子】

【井ノ本 リカ子】 いのもと りかこ  →井ノ本 リカ子(一般漫画作品)

BENNY’Sさんとの同人サークルでも活躍。
成人系、一般お色気系でも活躍。

BODY TALK
BABY BITCH!!
SWEET
ラベル:井ノ本リカ子
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2009年10月12日

トロンプルイユの指先

【トロンプルイユの指先】 全01巻  /加東 セツコ

短編集。
・「目の覚めるような」
大学生の敬助は塾に弟の勇助を迎えに行く。
目的はいつの間にか、講師の村上に会うことになっていた。

・「弦 満ちどき」
教師の山崎は弓道部の顧問。八木忠輝が入部した時は、弓の才能もなさそうな小柄な生徒だった。
それでも熱心でそれが可愛くて指導にも熱がこもった。その八木は自分に執着して。

・「われなべ、とじぶた」
内水真澄に新木悠人がはじめて話しかけた台詞は衝撃だった。

・「木ノ下 闇」
拓真が中学の時、父が再婚し母と兄の基春ができる。義母はすぐに事故で亡くなり、父が義兄を押し倒しているのを見る。

・「貸し借りゼロ」
宮部は、医局の同期で出身校も同じの遠山と、周囲から比べられて意識していた。
実はその思いはお互いに別にあって。

・表題作。
三田有友は彼女と別れた腹いせに、貰ったり、見繕って貰ったモノを全部捨ててしまう。
ネクタイもすでになく、慌てて飛びこんだ百貨店で大谷に見繕って貰い……。
周囲にセンスを褒められ、給料日後に大谷を予約する。これは描き下ろし。

評判が良かったので手に取る。
ありそうなんだけど、視点が微妙に新鮮で、こういう「あー、そういうのもありだよねー」が人気なのもわかる。
BLファンは読み尽くしていくから、似たようなのは飽きていく。送り出す側は辛いよねー。

背景の描きこみが少ない分、メリハリが効いて見える。緊張感がある部分にはとくに人物が浮き立って見えるので、読み手も集中できる。なるほど。

作品の合間に繰り広げられる椅子の上でのラブシーン。一見パラパラ漫画のようだけど、読み終わったばかりの人物が描かれていて、こういう遊び心に感心。
これも含めて表題なのだろうな。
「トロンプルイユ」とは騙し絵のこと。インテリアの壁面にはよく見られる。
ファッションで使う時は、巧妙にネクタイとか描かれていて、締めているようにみえて実は絵だったっていう、あれです。
丁寧に作られた単行本で嬉しい。編集者が応援してるんだろうな。

長編の方が向いてるんじゃないだろうか。
次作も読みたくなる。最近立て続けに発売されたらしいので。
                         2009/10/04

《こんなふうにおススメ》
落ち着いた絵で、しかも捻りも良い。
BL慣れの人も楽しめる。



ラベル:加東セツコ
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か【加東セツコ】

【加東 セツコ】 かとう せつこ

トロンプルイユの指先
蔓草の庭
お届けします
ラベル:加東セツコ
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2009年10月11日

た【田中鈴木】

【田中 鈴木】 たなか すずき

アイツの大本命

ラベル:田中鈴木
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2009年10月10日

ラブロマンス・スウィートキス

【ラブロマンス・スウィートキス】 全01巻  /夏水 りつ

短編集。
・「ロマンス」と、表題作。
社長の甥の佐伯修司は優秀で、社長直々に社に入れたと噂になる。システム部の王子と呼ばれる倉橋聡は佐伯に目をつけられ、脅されて抱かれるようになる。

・「天気雨、午後一時」
吉澤は社内の森からよく菓子を貰う。甘いものが苦手な森に断れと言うのだが、断り切れないと泣きつかれる。
菓子が掌に乗る一瞬、触れあうことが吉澤の心を占める。

・「キスときめきとスキ」
弁護士の大沢は研修所で一緒だった鈴木と再会、鈴木は検事になっていた。
ショートの「はじめての公務員」はふたりの会話から、公務員のコスプレ。

・「子供はわかってくれない」
深谷は友人の親戚の高校生黒田優哉の家庭教師を引き受ける。
恋人に二股かけられ捨てられて、気分転換も兼ねての依頼だった。

特徴を感じることはないけど、読みやすい。
残念なのはキャラが描き分けされてないので、前の話かわからず切り替えにくかった。今後に期待。

公務員の話のタイトルは回文。
後書きに大爆笑した。たぶんシェフが会話を聞いてて気を利かした(?)かも。店の人はたいてい会話を聞いてたりする。
                         2009/10/05

《こんなふうにおススメ》
読みやすいです。それって大事。



ラベル:夏水りつ
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な【夏水りつ】

【夏水 りつ】 なつみず りつ

ラブロマンス・スウィートキス
ラベル:夏水りつ
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2009年10月09日

同級生

【同級生】 全01巻  /上田 規代

短編集。
・表題作でサブタイが「片恋ベクトル」
テニス部でひとつ年上の西崎先輩に片想いの泉。明るい反面、繊細で傷つきやすい。
先輩が引退後、朝倉の言葉に傷ついて部をサボりがちに。西崎先輩に言われて再び出るようになり、朝倉の優しさに気付いていく。
「両恋物語」に続き、ふたりの気持ちが繋がるまで。

・サブタイ「夢のあとさき」
サッカー好きの少年高村は、優等生の水野護が好き。ふたりは小中6年間同じクラスだった。高村がサッカー名門校の推薦を蹴ったと知って、水野は。

・「マイナスの心温」
青山は、同じ課の上司伊東を尊敬している。いつの間にかそれは恋に変わっていて。
気持ちを隠すために辞表を出すが、それを撤回するのを条件に伊東は身体を差し出す。

表題作のういういは好き。絵もさわやかで好き。
「大切な思い出が壊れてしまう」って、泉が席を立つところで彼の繊細さが出ていて良かった。
「夢のあとさき」がメインになるはずだったそうだけど、確かに続きは読みたい。後書きの4コマが嬉しい。
好みとしては「マイナスの心温」が好き。
この1冊、実はかなり美味しかったんではなかろうか。
                         2009/9/28

《こんなふうにおススメ》
レンタルコミックの広告に、この作品が使われていることが多く……探したら手持ちにあったんですよね。積んでおかずに読めという……。
絵はキレイだし、ういういでオススメ。



ラベル:上田規代
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う【上田規代】

【上田 規代】 うえだ きよ

コイノイロ
同級生
嘘つきは恋をする
ラベル:上田規代
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2009年10月08日

秋葉原くんと渋谷くん

【秋葉原くんと渋谷くん】 全01巻  /吉杜 玖美

擬人化モノ。山手線の各駅を、そのまま駅の特徴に合わせてキャラ設定している。
文化祭の出し物がメイド喫茶になり、こだわりを持つオタクの秋葉原貢(みつぐ)に引きずられ、衣装を見に行く羽目になった渋谷恵(けい)。ともにクラスのファッションリーダー的な存在の原明道(※原宿)は、要領が良くバイトを理由に渋谷に押しつける。
ところが思いの外、渋谷のメイド服は似合いすぎて。
ショートは……
中高一貫の私立に通う中3の、目黒高貴(こうき)と目白忠康の隣人同士。
駒込禅(ゆずる)と巣鴨佑樹は野球部。
日暮領(れい※日暮里)と西陵(りょう※西日暮里)、両親が双子の兄弟だが養子に行ったので性が違う。他に、神田と上野……などなど。

いやいやいやいや。正直言って面白い。
オタ友が騒いでて、つい流しちゃったんですが、しっかり受け止めれば良かった。設定だけで大笑いできる。同人誌からの再録とのこと。

山手線の各駅に詳しいと面白さは倍増。
「かわいいは正義!」に爆笑した。
ゆりかもめの有川明(※有明)にBLの指導を受ける秋葉原にも笑った。
ショートも面白いがやはり表題作がいい。なんというか、この作品ツボ過ぎ。
                         2009/9/27

《こんなふうにおススメ》
是非に続編(ショートではなく、じっくりと)を期待したいほど。



ラベル:吉杜玖美
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よ【吉杜玖美】

【吉杜 玖美】 よしもり くみ

秋葉原くんと渋谷くん

ラベル:吉杜玖美
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2009年10月07日

画面の告白

【画面の告白】 全01巻  /まんだ 林檎

白石唯。漫画家でのペンネームはまんだ林檎。成人系のエロ漫画を描いているが貧乏生活。しかも童貞。アシスタントは大学の後輩、榛大介(はしばみ)。編集者からの注文はレイプモノ。
ネームに煮詰まっていると榛が酔っぱらってやってきて、そのまま強姦されてしまう。そしてそれが続いて……。まんだ林檎はいったいどうしたいのか?

作家の名と主人公が一緒なのは、栗本薫の「ぼくらの時代」を彷彿、と読み出したら。まさか最後まで読んで、それへのオマージュだったとは。

同人とかオタクとか、ディープな描写で若干びびる。
登場人物はほとんど実在人物。
法定伝染病って入院費タダなんだ! 知らなかった。

絵が古めだと思って読んでいたら……10年以上前の作品だった。
作風が面白いなー、でも内容は好きな感じじゃないなーと、斜めに読んでいたら、最後の最後でやられた。
7話目の扉でちょっと鳥肌たった。ああ、この感覚って。そうか、漫画だと思うから馴染めなかったんだ。文学に近い。
まんま「ぼくらの時代」でした。なんか目から3枚くらい落ちた。でも、元ネタ知らないと、読者は混乱するよね。作者が途中で破綻したと思うはず。
こんなネタ、仲間がいないと出来ない。
栗本薫の凄さを改めて思い知った。栗本薫をまた読み直したい。

作者のWEB見てみたら、栗本薫作品のコミカライズも手がけていて、妙に納得した。
普通の作品も読みたい。

ところでネタだろうとは思っていますが、作中で、なると真樹さん、生嶋 美弥さんが男性作家として登場するのですが、やっぱこれネタですよね?
男性BL作家(ゲイ漫画作家ではなく)って、松崎司さんは知られていますが……。教えてください〜。
                         2009/9/27

《こんなふうにおススメ》
栗本薫さんのファンにはオススメ。元ネタを知らないと、面白さはわからない。
ちなみにタイトルと表紙は、甲斐よしひろへのオマージュ。



【元ネタはこちら】


ラベル:まんだ林檎
posted by zakuro at 00:43| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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