2009年12月31日

別館的戯れ言 [2009年07-12月]

別館的、ぼやき・戯れ言です。気まぐれ更新。あまりお役にはたちません。
本館戯れ言

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ステディースタディ

【ステディースタディ】 全01巻  /大和 名瀬

飯島清史は有名難関の東林大学の学生。受かるまでは面白かった大学も入ってからは気が抜けた。なんでも要領よく出来てしまうので何となく生きながら、適当に近所の中華屋でバイトしている。
一方、鶴田真治は不器用な浪人生。汚い中華屋に入ってみたくて、そこで飯島に出会う。勝手に真治は飯島のことをフリーターだと思い込んでしまう。

いつもの軽いラブコメ。こういう気楽だけど笑えて楽なのを描かせるとこの作家の右に出る人はいないと思くらい面白い。
とくにラストの四コマは笑った。

私も、エンゼル係数高くなりたい。「しやわせ」そう。
                         2008/5/08

《こんなふうにおススメ》
笑えてバランスの良い作品。


ラベル:大和名瀬
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2009年12月30日

マジカル★トラベルBOY

【マジカル★トラベルBOY】 全01巻  /大和 名瀬

・表題作。「マジカル★トリックBOY」「マジカル★パワフルBOY」
魔法人のマールは魔法界の修学旅行で地球に来る。地球人は魔法が使えないと聞いていたのに、魔法のような手品師に見とれているうちに迷子になってしまう。その手品師の平和(たいらかず)に助けられて。

・「ラブ*ホスピタル」
家の階段から落ちて怪我をした金田は、入院先の病室で同じ歳の岸部に会う。人懐こくて明るい金田は友だちになろうとやたらと絡んでみるが、セクハラされるようになって。

・「好きで悪いか!!」
隠れアニオタの坂井。苦手だったクラスの稲田にノートを見られ、それからアニメの話で盛り上がる。

・「反則な関係」
富山治は高校に入って心機一転、バスケを楽しもうと思ったら、バスケを辞める原因になった因縁のある同級生新井宗也も同じ高校で、バスケ部に入部していた。

ピース・ハイライトとマール・ボロって……笑った。
短篇の入院話って、今までありそうでなかった。
稲田の語るアニメ論は心の底から頷いた。これらのコンテンツは世界に誇れる日本文化だと思う。でもなあー、コミケにBLって話は妙にリアルでやだ。
                         2008/5/08

この作家さんらしい一冊。ショタも気にならなくなったなー。進化か退化か。
                         2009/12/28

《こんなふうにおススメ》
この作家さんらしい一冊、ファンにオススメ。

【新装版】

ラベル:大和名瀬
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2009年12月29日

青色契約

【青色契約】 全01巻  /池 玲文

画廊オーナーの安藤は才能ある画家香川紲熔(せつよう)に出会う。それは衝撃を伴うもので、メセナ事業もしている会社としてパトロンを申し出る。
契約後にすぐに紲熔を抱き、森の中の洋館に囲う。
紲熔の初期のもので未完成ながらも潜在的な価値を見込んで盗難された絵を巡って、ふたりの恋物語。

かなり好きなストーリー。
シリアスながらも甘々で、お互いに好きなのに相手を思い遣る気持ちで身を引くという、まさにハーレクインな感じ。ラストもお約束だけど、ここが大事なんだよねっ!と、言ってしまう。
オススメ。
                         2009/12/01

《こんなふうにおススメ》
作家読みしてない方にも、これは最初の一冊としてオススメできます。


ラベル:池玲文
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2009年12月28日

チョコとハチミツ

【チョコとハチミツ】 全01巻  /わたなべ あじあ

短編集。
・表題作。
顔を合わせる度に喧嘩になる、北方南と金田陽平。成績は良いが問題児のふたり。
揃って担任の高校教師栗山千夏(ちか)を好きだという。巻末に「南的幸せの定義」

・「月の下のベランダで」
千里は隣人でひとつ年上の花屋敷一葉が幼い頃から好きだった。でもいつの頃か会わなくなって。

・「さくらさくら」
植木さくら16歳の幸せは、食べて眠ること、大好きな緑川八重先生に構ってもらうこと。
でも先生はさくらを「ダメちわわ」と呼ぶ。

・「黒猫のお医者さん」
大氣は大好きな祖父の死後に遺産相続やらで家族親戚が揉めているのに絶望して、ふと死にたくなった夜桜の下で黒猫ビビに出会う。
飼い主の吉原伶慈(れいじ)は心療内科の医師で青い目をしていた。

・「恋するお年頃」
お節介焼きでまめな錠九郎(かぎくろう)は、校内の庭で情事にふける隣のクラスの紅林一世(たかつぐ)にもあれこれ口を出し、身の上を聞いて情が移り、家に連れてきてしまう。

・「空の青と本当のキモチ」
五夏(いつか)と準也(としや)同じ歳の仲良し従兄弟。神父の祖父らと島に住む。

・「君の体に触れたくて」
男らしくてキレイな先輩の伊真理(いまり)に憧れる荒井みさお。
登校の電車の中で痴漢に遭い、つい伊真理を想像してしまうがそれを本人に知られてしまう。

2冊目のコミックスらしい。
はまると中毒になるあじあわーるど。頭空っぽになれる。
一本軸が通っているのは、作家さんなりの「幸せ」を描いているからかも。

初心者だとこの絵は好き嫌いあるよね。ふと感じる。受けがすっかり女の子。もうまったく気にならなくなったのは、BL中級レベルくらいにはなったのかな。
かえって脳内変換できればBL嫌いでも読めるかもと思ったが、エロさは健在なのでダメですね。
ツッコミどころ満載だけど、つっこまなくなった自分がいる。

ダメちわわに笑った。幸せ基準はさくらと一緒だと気づく。
「黒猫のお医者さん」では、「縛って愛して」の東アジア熱帯大学が登場。めちゃ気になる。この話はすごく好き。
                         2009/12/26

《こんなふうにおススメ》
かわいらしい作品集。


posted by zakuro at 02:29| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月27日

縛って愛して

【縛って愛して】 全01巻  /わたなべ あじあ

短編集。
・表題作。
犬塚里美を敬愛していた大空麦(むぎ)は、幼気な少年時代から調教され、今では縄無しでは達せないカラダに……立派な変態になってしまった。麦の母はSM倶楽部「罪と罰」の経営者で、里美はそこの店長。
巻末の「おしおきDX」は、母の稲子が再婚。父方の連れ子昌幸がハネムーン中に麦たちの家に居候する。

・「熱帯雨林でランデブー」
東アジア熱帯大学院の今井基代(きよ)は、蟻オタクの教授大原静流の助手を勤めている。論文を読んで惚れ、出会って一目惚れして尽くしまくっている。しかし引導を渡されてしまい。

・「キミとキス」
同級生で親友の中津と中庭でキスして以来気になっている筑紫野要。友人に誘われて夏祭りに行くことになる。

・「任侠 星の砂物語」
父親がペットのハブに噛まれて命を落とし、組を継ぐことになりそうな金城茉衣。しかしその気はまったくなく、愛息子の朱理と、最近いいカンジの保育士火我凱士(ひがときお)と幸せな日々を夢みていた。

・「雨を待つ」
「雨が怖い」と言えば抱いてくれる隣人の良樹。中学に上がったばかりの頃雨の日に輪姦されたまことは、雨が降るのが怖いのだ。

緊縛好きな作者さんの好みが溢れ出ている。なんか作品への愛情を感じた。
エロさとはちゃめちゃさとお笑いと変態は健在。楽しい。
ポジション確立してるよなー。ここまで振り切れたら気持ちいい気がする。
途中、めくるめくイラストコレクションが展開されるのだが、これがわたなべあじあだっ!って感じ。すごすぎ。
描いている人が一番楽しそうで、いいなー、羨ましいとさえ思う。
                         2009/12/01

《こんなふうにおススメ》
わたなべあじあファンにはこれが一番オススメかも。


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2009年12月26日

人はなぜ働かなければならないのか

【人はなぜ働かなければならないのか】 全01巻  /山田 ユギ

・表題。「人はなぜひとりでは生きてゆけないのか」「人はなぜ同じ過ちを繰り返すのか」「人はなぜ幸せになりたいと願うのか」
バツ一彼女無し中津康生38歳。要領が悪くていつも仕事のできる10歳年下の後輩の門倉に助けられている。その日も残業。うっかり門倉の気持ちに気づいてしまい、そのまま告白される。「一回だけ」と迫られて。

・「Closed」
18になっても耳かきをさせる隣人の武。

・「僕らはただ走るだけ」
誠実で不器用なくらい真っ直ぐな先輩の正木智成を追いかけて、沓沢浩介は高校、大学、同じ会社へと入社する。ただ見つめていられたら良いと思っていたのに、彼女と別れたと知り。

・「Call me」
毎週木曜午前0時。日本の裏側ブラジルの広瀬孝一から電話がかかってくる。お昼休みの一時間、無駄話に付き合う。広瀬は河野良とは新人研修で同じ班だったと言うが、良は思い出せなかった。

やっと最新刊まで追いついた。これで続いていたユギ祭りは一段落。ふぅ。
流され気味の中津と、実は乙女な門倉に笑えた。
18000kmの遠恋、切ない。この話がこの中では一番好き。
                         2009/12/21

《こんなふうにおススメ》
たかが恋だろ」から後書きが悩みっぽくなっていて……。
たぶん、年齢的に訪れる迷いな気がする、誰でも女子が通る道かも。
心より応援しています。でもあまり頑張らないで、と言いたい。


ラベル:山田ユギ
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2009年12月25日

たかが恋だろ

【たかが恋だろ】 全01巻  /山田 ユギ(原作/英田サキ)

中学の卒業式で絶縁された親友の高津戸真(しん)に再会した倉田泉巳。真は、甥で誠のお気に入りの愛を保育園に送り迎えしていたのだ。
泉巳は義兄の椹木恭介(さわらぎ)の伝手で喫茶店モナムールの雇われ店長をしながら、亡妻千晶とのひとり息子誠を育てていた。義兄はヤクザだが泉巳たち親子には優しく面倒見が良かった。三人を巡る物語。

初めての原作描き下ろし。元々構成は上手い作家さんなので、原作者の味も滲み出ているんだと思う、いつものユギ節ではないけれどこれはこれで読み応えがあって面白かった。
原作は多くのファンを抱える人気作家さん。小説まで時間的に手が回らないのが悲しい。
テンション高く進んで、でも最後は甘々なのは、ここが小説的なんだなーと納得。
愛と誠編が生まれてほしいと切に望む。
ちなみにアニキ編は連載中らしい。
帯に爆笑できる。
                         2009/12/21

《こんなふうにおススメ》
いつもと違うユギ作品も良い!


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2009年12月24日

死ぬほど好き

【死ぬほど好き】 全01巻  /山田 ユギ

・表題作。「好きすぎて嫌い」
江藤は友だちの柳隆二が好きすぎてうっかり告白してしまう。それからあからさまに避けられるが、江藤もそこは気を遣う。
電車で居眠りして乗り過ごしたら、柳が美少年の里村裕と一緒に乗ってくる。裕は江藤に静岡までの旅に誘うが。
描き下ろしも。

・「明烏(あけがらす)」「夢泡雪」
男と一緒にいたラブホテルで、ばったり出くわした相手は同じフロアの新人の佐倉。主任の吉村圭一はしばらくして佐倉に呼び出される。

・「青くてゴメン」
竹大漕艇部の黒谷の漕ぐ姿に一目惚れして、宮原は入部を決めてしまう。

・「女にしかわからない」
企画課の平沢と営業の花村は同期。趣味嗜好が重なっている親友同士だったが、ひとりの女を巡って決裂してしまう。

・「愛がどうした」
誰がおまえを好きだと言った」の「我が家は楽し」のスピンオフで息子の晃太の話。晃太が二丁目で知り合った男は……。二丁目のママも登場。

あー、恋がしたい。そう思う、ういういな表題作。
好きなのは次の作品。「三千世界の烏を殺し〜」は都々逸だったんだ。高杉晋作のこんな色っぽい歌とは知らなかった。続きが読みたい。
「青くてゴメン」も続編希望。
「我が家は楽し」シリーズは楽しくて好き。
                         2009/12/20

《こんなふうにおススメ》
充実の一冊。

バーのママは、こちらにリンク。
夢が叶う12月
誰がおまえを好きだと言った
ありえない二人
「死ぬほど好き」
たぶん他にも出てるはず。またチェックし直します。


ラベル:山田ユギ
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2009年12月23日

ありえない二人

【ありえない二人】 全01巻  /山田 ユギ

・表題作。
ずっと探していた鞄を持っていたのは、それを製作した息子の鈴木宏海。Webデザイナーの北原章人(あきひと)の理想はその職人一(はじめ)の作る武骨な完全手縫いの鈴木かばん。それが欲しくて探していたのだ。
頼み込んでも譲ってくれず、章人は鈴木工房に入り浸り始める。

・「死ぬまえにやっておきたいこと」
義彦はデート中にかつて一緒に暮らした隆生に声を掛けられる。隆生は義彦をひどい振り方をして別れたのだ。。

・「ああ爆弾」
水泳のインストラクター高橋延之25歳と、5つ年上のバーのマスター星野草一との恋。

・「檻」
前崎雅広は突然男に拘束される。彼はかつて雅広が高校時代にクラスメイトだった柴田春樹の弟だと名乗る。雅広に傷つけられた兄の復讐と言い放ち。

そうきたか。表題作はそう思った、のめり込む。
3話目の話がメインみたいなもの。バーの名前に笑った。

楽しく読めて、描き下ろしにまた笑う。バーのママ登場。
この話は「夢が叶う12月」「誰がおまえを好きだと言った」に繋がっている。
                         2009/12/20

《こんなふうにおススメ》
メインの話ももちろん楽しいけど、バーのママファンにはとくに。


バーのママは、こちらにリンク。
夢が叶う12月
誰がおまえを好きだと言った
「ありえない二人」
死ぬほど好き
たぶん他にも出てるはず。またチェックし直します。


ラベル:山田ユギ
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2009年12月22日

誰にも愛されない

【誰にも愛されない】 全01巻  /山田 ユギ

三亀出版の営業飯島征文は、編集が入院して急遽、チェコの人気映画「ボリーフカ」の原作本担当にされてしまう。まずはチェコ語の翻訳者を探すが締め切りが近い上、大御所からは逆ギレされて断られる。
伝手をあたって行き着いたのが偶然にも大学の同級生、日下克弘だった。
青文堂出版編集の長谷川哲史の話も。

内気で自己表現できない日下と、やたらわかりやすい熱血男飯島のふたりがなんとも良い。
じれじれするし、お互いの手探り感も楽しい。
ものすごく好きな作品。この作家さんの作品で上位に位置する。かなりのオススメ。
長谷川の話も絶妙。

作中物語は「チュブラーシカ」っぽいけど、ここに描かれている内容で読んでみたいと思えた。
クリスマスにぶーたれる男どもが可愛すぎる。
                         2009/12/19

《こんなふうにおススメ》
この作者さんの中でもかなりポイント高いオススメ度。


ラベル:山田ユギ
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2009年12月21日

誰がおまえを好きだと言った

【誰がおまえを好きだと言った】 全01巻  /山田 ユギ

・表題作。
富永昌幸は今やそれなりの脚本家。幼馴染みの弟、宗次郎は小学生の頃からずっとつきまとう。ノンケの昌幸はその場その場で言い訳してきたが、社会人になって良い男になった宗次郎が見合いをしたと聞いて。
二丁目のママが宗次郎の兄。

・「我が家は楽し」
内藤文博は中学の同窓会に出席する。同じサッカー部だった小林円も離婚したと知って気になったのだ。慰謝料で切迫していた内藤は円の家に同居することになって。
この時に登場した円の息子晃太のスピンオフは、「死ぬほど好き」の「愛がどうした」に。

・「照る日曇る日」「暗いトンネルの向こう」
立花正範は辞めた課長の小磯周平を訪ねる。引き継ぎでわからないことがあったからだ。
居留守を使われた部屋から男が出ている。そのまま中に入ってみると荒れた部屋で引き籠もっている小磯がいた。

・「靴下の穴」「苺の染み」
石川広人は悪い男にだまされ有り金全部持って行かれ、借金を返すのに負われる日々。近いからと選んだバイト先のチーフの島田には遅刻を叱られ、辞職を申し出たが朝迎えに来られるようになる。

・「おねがいちょっとだまってて」
三原栄司の部屋に週末は勝が来る。隣の部屋に住む金子に少し声を控えた方が良いとアドバイスされ。興信所らしき尾行に怯えながら、遊びだったつもりがいつの間にか本気に。

二丁目の「Bar ピーチパイ」。自衛隊出身のママの本名が兼太郎だと知った本。
名脇役で今まで顔を見せていたママがどこに登場していたか、すべての作品をチェックしたくなってきた。ママの幸せを祈る。

課長の話に出てくる天使可愛い、笑った。
盛り沢山の一冊。
                         2009/12/19

《こんなふうにおススメ》
ママが見どころ。

バーのママは、こちらにリンク。
夢が叶う12月
「誰がおまえを好きだと言った」
ありえない二人
死ぬほど好き
たぶん他にも出てるはず。またチェックし直します。


ラベル:山田ユギ
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2009年12月20日

ピクニック

【ピクニック】 全01巻  /山田 ユギ

・表題作。
野田朋也は同じゼミの是枝がずっと好きだった。しかし是枝には先輩の彼女がいて。
そのプロポーズ現場に偶然居合わせ、見事に是枝が振られるのをみて慰めに行く。

・「5秒で忘れる」
中学生の園田克己は塾帰りに雀荘に入り浸っている父親を迎えに行く。本音はその下のスナックの店長岸岡に会いたいがため。この克己は、表題作の朋也の元恋人。

・「僕にだって言い分がある 番外編」「君が隣で眠るわけ」
僕にだって言い分がある」の主役のふたりに絡んだ、及川高久と橋本康人の話。

・「だけど時々やさしいの」
男相手に身体を任せながら金を盗む生活をしている男と、途中で情けをかけた少年の話。

・「わたしたちどうなるの」「どうなるもこうなるも」
顔が良くて背も高く愛嬌があり仕事も出来る安藤孝。読書が趣味の小西は、安藤が小説を書いているのを知っているが文才がないことも承知、酷評している。その安藤が東京に転勤が決まって。

表題作はういういすぎて悶えそうになった。
続いて欲しい話が多かった。短編で面白いのにあたるとそこが残念な思いがする。
                         2009/12/17

《こんなふうにおススメ》
表題作と、最後の話がオススメ。


ラベル:山田ユギ
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2009年12月19日

夢を見るヒマもない

【夢を見るヒマもない】 全01巻  /山田 ユギ

川村和也はパイロットに憧れて航空専門の学校に入る。寮の同室は吉武宏樹。
先輩の森下と吉武がつきあっているのを知ったのは、吉武の父親が自家用機で墜落した夜だった。葬儀に実家に帰った吉武はそのまま学校に戻ってこなかった。森下も吉武を追っていく。
高校一年のたった一学期間。川村は、自分が森下になりたかった、初恋だったことに気づく。
それから8年。地上勤務のロードコントロール部門に配属された川村。貨物搭載に吉武が働いていることを知る。

航空業界の一部がわかる本。
飛行機って一概には一括りに出来ないもんなんだな。積み荷って大変、考えれば想像できる話だけど、今まで考えたことなかった。すごく大変な仕事だ。

話は変わらず面白い。人が上手く絡んでいくのもいつも通り。
読み応えがあって楽しかった。
タイトルと内容が一致しているのが珍しい。
                         2009/12/17

《こんなふうにおススメ》
読み応えあり。関係者に取材しただけあります。


ラベル:山田ユギ
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2009年12月18日

どうして涙が出るのかな

【どうして涙が出るのかな】 全01巻  /山田 ユギ

いじめられっ子で周囲に馴染まない中学生の早川仁志は、家の前を友だちと通学していく泉谷明雄を眺めるのが日課だった。それが恋だと気づき、友だちになる前にうっかりキスしてしまう。泉谷はそれを拒否っている間に、姉と喧嘩して怪我で入院、早川は引っ越してしまっていた。
高校で早川は戻ってくる。同じ高校、同じクラスになるがすれ違いからまた転校してしまう。ふたりの13年間の物語。

じわじわくる。いつの間にか気になって仕方のない泉谷の心情が切なくて。でもウェットになりすぎないのも上手いところ。
友だちの小栗と滝口先輩好き。いい味。
解説の口内断面図に笑った。
出てくる渋谷、道玄坂のホテルはいつも一緒だなー。ライオンの蛇口おかしくて笑った。こういう遊びがいつも楽しい。
                         2009/12/16

《こんなふうにおススメ》
長編はじっくり話が積み上げられていて良いですね、オススメ。


ラベル:山田ユギ
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2009年12月17日

夢が叶う12月

【夢が叶う12月】 全01巻  /山田 ユギ

短編集。
・「ラブ・ストリームス」
宮島太一は自分では熟女好きと思っているが、不倫相手からマザコンと呼ばれる。
カミングアウトして家を出ていた弟の憲二は死んだ母そっくりの顔で、男と別れて実家に戻っていた。
太一の同僚の篠陽介は、太一とは正反対の性格だが面倒見が良くて。

・「さすらい」
久保は口説き落とすまでが燃える男。好みは華奢で小柄な可愛い子なのだが、同じ会社の隣の部署の副編集長落合には抱かれていた。セフレのつもりだったが……。
編集にバイトに来ていた大学生の松田が気になりだして。

・「とまどい」
前の短編「さすらい」のスピンオフ。
少年ヨンデーの漫画家藤井はじめの元でアシスタントをしている河本。
編集の落合に連れられてやってきたバイトの松田は河本の高校時代の同級生だった。
藤井は松田に一目惚れして。

・「なぐり愛20years」「なぐり愛2000〜恋するリターンマッチ!?〜」
ヒロシとアキラは5歳から喧嘩に明ける日々。それしか表現方法を知らないふたりは。

・「リフレイン」
杉尾は今年入社のやたらとでかい男で、デザイナーの竹内大とは同郷。竹内のもろ好みの杉尾だがノンケに本気になってもと気持ちをセーブするが告白される。

・「漂流ときりきり舞い」
毎月最初の金曜日に会ってセックスしてお金をもらう。そもそもの始まりは6年前、社長の後妻に手を出したのを息子に見られ、口止めにセックスを要求されたのだ。

・表題作。
山本民人、彼女いない歴19年。コンビニで一緒にバイトする大学生の荒井也寸志は彼氏いない歴3ヶ月。合わなそうなふたりは妙な友情があって……しかし、民人に彼女が出来てからこじれる。

この作家さんの作品は、内容が二転三転して奥深さが面白いので、つくづくあらすじが無意味。
でもネタバレはもったいなすぎる。面白いから読んでみて、と言うしかない。

面白さはどんどん磨きがかかるなぁ。
表題作は今の季節にぴったりのお話。ふたりの友人のおデブちゃん、すごくいい。彼氏にするならこっちだ。
後書き最高。バーのママ、幸せになって欲しい。
山田まりおの漫画が巻末についてくる。
                         2009/12/15

バーのママは、こちらにリンク。
「夢が叶う12月」
誰がおまえを好きだと言った
ありえない二人
死ぬほど好き
たぶん他にも出てるはず。またチェックし直します。

《こんなふうにおススメ》
裏切らない面白さ。「リフレイン」にはやられた。


ラベル:山田ユギ
posted by zakuro at 00:32| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月16日

蔓草の庭

【蔓草の庭】 全01巻  /加東 セツコ

・表題作。
義行は兄の善親が経営する会社の部下来島公(くるしまこう)に、従兄弟の津田隆晴とともに夏休みの間家庭教師してもらっている。来島が仕事中に利き腕を怪我して仕事が出来ず、またひとり暮らしで不便と兄が家に連れてきたからだ。来島は妙に色気のある男で、義行は気持ちをかき乱される。

・「そらごと」
狩野は父が連帯保証人になって、いきなり取り立てに来た神保にレイプされる。父は戻ってこず。

・「箱」
住んでいたアパートが全焼して、七央(ななお)は兄の家に世話になる。何事にも無気力な七央は、甥の蛍に抱かれる日が続く。

・「コンディショナリィ」
藤代千波は家事代行の仕事で池内悠平の部屋に毎週水曜日に通っている。メモのみの些細なやり取りだけだが、一度だけ池内を見かけたことがある。ある日部屋に入ると池内が倒れていた。

表題作は弟目線で新鮮。こんな話、実際あるかもしれないと思わせる。続きが出来そう。
最後の話、絵がわかり図来ところがあった。え? どっちが攻め? みたいな。

あっさりな感想は、面白くなかったわけじゃない。
なんか妙に納得しちゃったというか。
次回も期待。
                         2009/12/14

《こんなふうにおススメ》
絵も美しいし、内容も工夫があって、今後も楽しみ。


ラベル:加東セツコ
posted by zakuro at 14:59| Comment(1) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月15日

春を抱いていた(完) 全14巻&

【春を抱いていた】 全14巻&  /新田 祐克

AV俳優から成り上がった二人の男優の恋愛物語。
岩城京介は俳優として下積みが長い。仕事を選ばずAV男優でも経験を積んでいた。そこへ飛び込んで来たドラマの主役。売れっ子作家の佐和渚の原作。オーディションには頭角を現してきている新人俳優の香藤洋二がいた。

物語をしっかり作る作者さんだと思う。
初めてこの作家に触れたのがこの作品。正直、驚いた。一度はもう読めなくて本を閉じた。BL作品というよりも、ゲイの物語(?)。かなりリアルなゲイ事情(と、いっても実際とも違うんだろうけど)。ハードな描写。でも読み応えあり。
二人の恋愛を中心に、ちゃんと仕事や生活も描いている。生半可なファンタジーBLが好きな人は太刀打ちできないかも。
OVAやCDが売れて、根強いファンがいるのも頷ける。劇中劇まで売れている。
大人な作品。絵の好き嫌いはあるかもしれない。
タイトルは、二人が主役を争ったドラマの名前。こんなに連載、続くと思わなかったんだろうな。
                         2007/12

13巻/
BL読み慣れたんだなあ。しみじみ思う。
岩城は独立を考え、香藤は新しい仕事に踏み出していく。日本アカデミー賞の主演男優賞にそれぞれが選ばれたり、順調の中にも“夫婦”としての立ち位置を試される、という話。
それにしても……二人の関係があまあまで、読んでいて照れる。なんだかねえ。
                         2008/4/20

番外編 Sweet10/
連載10周年記念。夫婦10年を迎えた二人の話。
良いんですか? こっちも10年設定で。
お幸せで良いですねというラブラブモードで、読んでて照れる。
                         2008/4/20

春抱き「KISS OF FIRE」/
イラスト集。
リアルな布を使っていて、その質感が良かった。ほんとに、春抱きってアマアマだよなー。
                         2008/6/10

《こんなふうにおススメ》
BLの中でも社会派の作者。これが代表作になると思います。面白いので一気に読めます。
未完にならないで欲しい。
                         2008/8/08UP

14巻/
未完のまま終わると思っていたところに完結巻。
残念だけど、お疲れ様でした。ありがとうございます。

香取は中東での撮影で留守、独立に向けていた岩城は、社長を引き継いだ前社長の息子の横暴ぶりに役者たちが困窮しているのを捨て置けなかった。世話になった前社長の株を引き取り、会社経営を引き受ける。
それを恨んだ息子はアカデミーの授賞式に岩城に向けて発砲する。香取に助けられるがまかり間違って香取が死んだらと恐怖に震える。
スキャンダル続きで窮地に立たされるが、前社長が弁護士を通して岩城を援護、一段落した時、関東大震災が起きる。

感想が難しい。
この一冊のテーマは、どんな窮地に立っても希望を忘れるなというもの。それをいろんな立場から語るのは作者自身の投影だろう。叫びにも聴こえてそこは読んでいてきつくも感じた。
早い復帰を心より祈っています。
無事に完結したことがなりより嬉しい。
                         2009/12/10


ラベル:新田祐克
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2009年12月13日

我らの水はどこにある

【我らの水はどこにある】 全01巻  /山田 ユギ

仙頭竜彦は新潟の名門仙頭家の跡取り息子。10歳で母が亡くなり父はすぐに若い後妻を娶ったので、中学から全寮制の私学に追いやられる。竜彦がそれを泣いて嫌がったのは常に側にいた阿部至と離れることになるからだ。専務の息子の至には将来結婚するつもりでいたくらい懐いていた。
それから音沙汰無しの5年後。至は父から業務命令を受ける。竜彦が学校に退学届けを出して失踪したのだった。警察には届けたくない仙頭家の意向で至は東京に探しに出るが。
竜彦の母方の従兄弟で探偵の寺沢征一は至の先輩でもある。そこに転がり込み。
竜彦の元クラスメートの千野真治と姉のユキエも巻き込む騒動になる。

面白かった!
ミステリー仕立てでドキドキはらはら。いったいどんなカラクリになっているのか、見当もつかなかった。小説でも良いよね。
この一冊に密度濃く収められて秀逸。うーん、ユギ作品では三本指に入る好み。上手すぎる。かなりオススメ。
                         2009/12/12

《こんなふうにおススメ》
あまり書けないのはネタバレがもったいないから。ホント、面白いです。


ラベル:山田ユギ
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2009年12月12日

冷蔵庫の中はからっぽ(完) 全02巻

【冷蔵庫の中はからっぽ】 全02巻  /山田 ユギ

医者の息子で跡取りの清水俊介。漫画家になりたいと親に言って勘当される。
一人暮らしの後輩、梅谷健吾(うめや)の元に転がり込む。清水が漫画に本気になったのは、梅谷が褒めたからだった。ぼんぼんで苦労を知らない清水は、白飯にマヨネーズをかけて食べるようなバイト生活のみで自活している梅谷の逞しさに甘えながらも、気持ちが傾いていく。

1巻には短編。
・「クライベイビー」
石鍋は幼馴染みで昔から泣き虫の情緒不安定だった沢口を放っておけない。小学校で親が離婚してからなおさらだった。
中学三年の今は、周囲もそれを理解し沢口の面倒は石鍋に頼む始末。
「あなたが好きです、大好きです。」は、ふたりが大人になってから。
ふたりが暮らす部屋に、石鍋が大学時代に家庭教師をしていた高校生の松田俊也が転がり込んでくる。

・「妻になってよ。」
OA機器メーカーの営業をしている児島和彦は飛び込みで入ったデザイン事務所で、昔の男で女にだらしないことが原因で別れた坂本整(ただし)に出会ってしまう。整はやり直そうと口説くが、和彦には二度と顔も見たくない相手だった。

梅谷の母親違いだけど家族仲の良いブラコンの妹が出てきて、ふたりの邪魔をしたり、清水のアシスタント先がBL作家だったり、いつもの大勢の脇役がわらわら出てきて盛り上げるお約束の展開なんだけど、それが楽しいんだよね。この大家族的な基本設定が生きているのは、この作家さんならでは、な気がする。

エッチシーン少なめと、後書きで自嘲気味でも、まぁ良いじゃないですかと言いたくなるような……。それも作風。
シマちゃん可愛い。
                         2009/12/11

《こんなふうにおススメ》
緩さに癒されます。


ラベル:山田ユギ
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2009年12月11日

水温む

【水温む】 全01巻  /山田 ユギ

・表題作。
大西優介は年上好みの“救いのない惚れっぽい”男。その日も60近いバーのママに振られ落ち込んでいたところ、子連れの男に道を尋ねられて一目惚れ。その高見宏和は、隣の離れに越してきたのだ。
優介は、兄と間違った宏和に年齢を偽る。本当は18歳。宏和とは20歳も年の差があるのだ。

・「ワイルドマン・ブルース」
佐藤鮎は隣に住む鈴木直樹の3つ下の幼馴染み。鮎が中学に入り、直樹が虐められていた頃の話。「太陽の下で笑え。」の直樹が「小さなガラスの空」の時期から、幸せを掴むまで。

最初の話も好きだけど、やはり直樹の物語は嬉しかった。
ほんとは最新作も早く読みたいんだけど、BLは作品の中にリンクが多くて、それを読み過ごしちゃうのはもったいないのだ。これも、それが多い。
例えば優介のバイト先は「酒蔵 秩父錦」。あの「俺は悪くない」の梶のバイト先でもある。
またあれこれ読み直したくなってくる。
                         2009/12/08

《こんなふうにおススメ》
BLは出版順に読む。これ鉄則ですね。


ラベル:山田ユギ
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2009年12月10日

異国色恋浪漫譚

【異国色恋浪漫譚】 全01巻  /やまね あやの

・表題作。
イタリア、シチリア島沖。クルーズの豪華客船で日本人の結婚式が行われる。近江組三代目若頭、近江覽丸(らんまる)は昔なじみの吉原組のため、その組の亡くなった先代の娘薫と無理やり結婚することになったのだ。お互い愛情のない政略結婚。大喧嘩して追い出された新婚初夜、知り合った日本贔屓の優男アルベルト・ヴァレンティアノに貞操を奪われてしまう。

・「恋の案内人」
ラット相手に大学の研究室にこもりっきりの助教授高岡洋隆。浮いた話ひとつなく見合いも真剣にならず親に心配され、勝手に結婚相談所に申し込まれる。そこで担当になった芹沢亨に興味をひく。

設定の変さとか、こんなのあり ?はツッコんじゃダメ。絵の美しさと、色っぽいキャラと、だからこそ生きていくエロエロを楽しむ作家さん。それは嫌いじゃない。
そしてその個性は際だっている。

ハーレクインロマンス好きなんだろうな。

絵、上手いのに和服姿は、なー。残念。
                         2009/12/07

《こんなふうにおススメ》
絵、美しいです。笑えます。


ラベル:やまねあやの
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2009年12月09日

丸角屋の嫁とり

【丸角屋の嫁とり】 全01巻  /山中 ヒコ

・表題作。
一千石の旗本である書院番頭頭、大野彦十郎の側室であった母は、正妻より先に子が出来、悋気を恐れて生まれた男子を姫と偽る。鈴は女として育てられるが自分は母とも乳母とも違うことに気づく。
年頃になり乳母の孫の荘太(しょうた)と連れ出てこっそり町に出かける。鈴には物珍しいモノばかり。下級武士に声を掛けられ怯えていると、それを助けてくれた男前の商人。鈴は憧れそのような男になりたいと胸に秘める。
久しく放っておかれた父が来た日、蔵前の札差、丸角屋(まるすみや)に嫁ぐことを決めてくる。鈴は借金のカタに嫁に出されたのだった。婚礼の夜、相手を知って鈴は驚く。憧れた商人の新三郎だった。
荘太が大人になってからの話も。

・「新しい武器」
SEとして勤務している神田泉は規則正しく群れない男。新人の染谷港(こう)が他部署から回されて神田は教育係になるがまったく使えない。

緻密になってきた。面白い。今まで出版されたこの作者の作品の中でこの本が一番好き。
情緒あるなぁ。作者が直感的に持っている微細な感覚が、感覚的なモノとして漂うのではなく、形を持ち始めてきた。期待にぱちりとはまって嬉しかった。
表紙もキレイ。

幼い鈴は可愛らしくて、このまま姫でも良いではないかと思うほど。個人的にはせっかくだからもう少し姫姿でと思ったが、そこは新三郎の侠気を見せるのには申し分ないシーン。
もう一作も良い。はまった。
                         2009/12/08

《こんなふうにおススメ》
どんどん良くなっています。これはオススメ。


ラベル:山中ヒコ
posted by zakuro at 22:43| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月08日

王子と小鳥

【王子と小鳥】 全01巻  /山中 ヒコ

表題作。
祖父の借金を返そうとして競馬に手を出した後は転落し、気づけばアラブの奴隷市で売られる身となった美大生の鈴木圭一。
皇太子のトルーキに羊一匹で飼われそうになったのを、弟のハリード王子に助けられる。すでに薬漬けになっていた圭一から薬物を抜き、人並みに戻してくれたのは彼だった。
圭一はまだ幼いミシャーリ王子の日本語教師となる。

・「淋しさの値段」
5千万の壺を壊してしまったハヤト。その場でバイトの清掃会社はクビになる。その壺の持ち主、斉藤始の“奴隷”として一日5万で奉仕することを選択する。

奴隷シリーズ(勝手に命名)。
表題作は設定に笑った。のほほんとしてコメディかと思うと真面目。こんな設定まじでないよね、とは言い切れず、実はけっこうあること。日本から拉致られるのは圧倒的に少ないんだけど。大陸続きの海外の土地をツアーでもなく歩いていると、当たり前に聞く話なのだ。
読みながらも展開が予測できてドキドキした。

話を思いっきりぶんまわして、見事に決着つけるというか。力業のすごい作家さん。
これが綿密に計算されだしたらどこまで行くんだろう。すごく楽しみ。
表紙は美しい。
                         2009/12/06

《こんなふうにおススメ》
緻密になっていったらどんなだろう。楽しみで仕方ない。


ラベル:山中ヒコ
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2009年12月07日

初恋の70%は、

【初恋の70%は、】 全01巻  /山中 ヒコ

・表題作。
春日部孝太郎はそこそこなんでもできるしモテもする。欲しいモノも目標も特にない。
告白された時に近くにいた陸上部のマネージャー相手に妄想していたら、それが一度しか見たことのない陸上部の杉山貴之に変わって焦る。それから杉山が気になり。

・「少年について」
田中ゆうきは絡まれている時に助けてくれた佐々木に夢中になる。クラスメイトから、佐々木は面倒臭くない軽いヤツが好みと聞いて、それふうに装い告白する。

・「恋と恋の間」
加藤一真(かずま)は引っ越ししてバス通学になる。バスには、中学の時テニス部の先輩だった行田(こうだ)がいて、その行田には片想いの相手がいるのを知ることになる。
その相手に彼女がいるのを見て、つい声をかける。
「一緒にさぼりませんか?」ホテルに行くならさぼってもいいという行田につられ。

作者の初コミックス。
オリジナリティっていくらでもあるものなんだな。構成、プロットの絶妙さに驚く。そして大胆。それでいて自然。
絵は荒削りあり。でもまだまだ変わる。

表題作。攻め目線のういうい成功したのをなんか久々に読んだ気がする。
最後の話、見ているだけの応援のシーンが良かった。
これから楽しみ、期待。
                         2009/12/06

《こんなふうにおススメ》
新しい作家さん、読んでいますが、掘り出し物の予感。これから楽しみ。


ラベル:山中ヒコ
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や【山中ヒコ】

【山中 ヒコ】 やまなか ひこ  →山中 ヒコ(一般漫画作品)

初恋の70%は、
王子と小鳥
丸角屋の嫁とり
エンドゲーム
ラベル:山中ヒコ
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2009年12月06日

カテキョ!

【カテキョ!】 全01巻  /萌木 ゆう

・表題作。
大学生の墨染楓に家庭教師として野江倫太郎は教わっている。楓と一緒にいると心臓がドキドキしてカラダが保たない。倫太郎は悪い点を取って家庭教師を辞めてもらおうと考えるが、楓にバレてお仕置きされてしまう。

・「コンプレックス・17」
誕生日は6日違い、隣同士の幼馴染み藤浦光希は、ルックスも成績も何もかも完璧で憧れの的。しかし三春直の前では豹変するワガママぶり。

・「恋のハジメは×××!?」
名前にコンプレックスのある高校生の飴川千歳。現国の教師二条和貴が好きと気づいて告白、見事に相手にされない。反省文を書いてもラブレターになり。

作者の初コミックス。
表紙、キレイ。装丁デザイナーさん、良いお仕事。
最近の新人さん、絵もカラーもトーンも線も美しいですね、レベル高い。

最初の二作、ちょっとSな攻めの設定が作家さんの萌えなのかも。
最後の話は美人天然、やや女王受け。
話題になるだけあったバランスの良い作品集。
                         2009/12/04

《こんなふうにおススメ》
新しい作家さん、高いレベル! もっといろいろと発掘したくなります。


ラベル:萌木ゆう
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も【萌木ゆう】

【萌木 ゆう】 もえぎ ゆう

カテキョ!
ラベル:萌木ゆう
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2009年12月05日

守ってあげます!

【守ってあげます!】 全01巻  /大和 名瀬

1-Eのブラコンの永井高緒、大事なモノを守るのが男だと信念がある。歳が離れている分可愛がってくれた兄玲司の天然さが気になって、玲司が英語教師をする高校に進学するが、毎日心配で神経を使いまくる。
玲司は1-Bの副担任だが問題児の水野奏を抱えていた。奏には藤岡圭吾というボディーガードがついている。

久しぶりに読むと際だって絵の美しさを感じる作家さん。
今更ながら気づく独特の物語の運び。これがこの作家さんの特徴なのだけど、これ、たぶん捻っているわけじゃないんだな、普通の人と同じようには考えない人なんだ。
だからそのギャップが笑いになるし、でもズレ方が気持ち悪く思う時もある。面白い作家さん。
むちゃな設定やキャラが変なのもわざとじゃないのかもとさえ感じる。これもひとつの才能かも。

高緒、健気すぎ。小悪魔な奏、かなり好き。高畑先生にだいぶ笑った。
どーしても読んでいて、「笑い」を期待する部分があるんだよな、この作家さんに対してそれも一度リセットしたいんだけど。
                         2009/11/03

《こんなふうにおススメ》
じわじわくる作家さんなんですよねー。


ラベル:大和名瀬
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2009年12月03日

あなたの隣に座らせて

【あなたの隣に座らせて】 全01巻  /蓮川 愛

・表題作。
憧れの椅子が売れてしまって、いきつけのバーで自棄酒しているところに鷹宮信仁(しんじん)に介抱された吉野亜澄(あずみ)。
信仁はその椅子を作った本人だった。彼の作った椅子に会いたくて自宅に通っているうちに。信仁の幼馴染みの笹原円にヤキモチをやく。
信仁は「恋愛操作」にも登場して、話もそちらとしっかりリンク。インテリアデザイナーの山代啓は信仁の友人。両方読まないとわからないところも。

・「ラブ・サイン」
沢口圭吾は早坂亨と目が合うことが多い。視線を感じるからだ。その早坂の隠れ家である空き教室を知って。

絵、きれいになった気がする。好みです。前はなんかケバい感じだったんだけどな。って調べたら、この後がなんか変わっているっていうか、コロコロ絵が変わる漫画家さんなんですね。この本の絵は好きです。
ストーリーも好きです。ホモばっかりなのも気になるけど。
挿入の短編、気になる相手に意地悪したくなる(意地悪してないじゃないかっていうツッコミはしたいが)男子校ものは良かった。
                         2008/1/14

感想補完のため再読。
ぐっと読みやすくなった。
やたら嫌なキャラで出てくる山代啓。「恋愛操作」読んでなかったら嫌いになってた。
                         2009/12/01

《こんなふうにおススメ》
この作家さんの作品では、これが一番好き。


ラベル:蓮川愛
posted by zakuro at 16:53| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月02日

あなたのキスも心も全部

【あなたのキスも心も全部】 全01巻  /蓮川 愛

・「キス・リターンズ」表題作。
藤沢望は怪我をして会社近くの病院に駆け込む。昼休みというのに応対してくれた医者は、中学卒業以来12年ぶりの再会になった見城だった。
彼は藤沢の片想いの相手で。描き下ろしも。

・「猫とやさしい彼。」
優柔不断な叶廣明は彼女と喧嘩している最中に、女装姿の菜摘(なつむ)と出会う。彼女は怒らせてそのまま別れる。
菜摘は廣明につきまとうが、気分ですぐに姿をくらます……まるで野良猫のような少年だった。

・「Cool Styles」
埜木隆(のぎ)と三里幸広はつきあってはいるものの、三里は女相手よりお互いが楽な関係だと割り切っているからと思っている。
三里のバイト先の店の常連が、埜木の元バイト先の人たちで、その中に元彼女がいた。それを知って三里の心が揺れる。

・「不思議国の住人」
矢田一咲(いさき)は時間外のゴミ捨てをしていた同じマンション住人の木村尚人を注意、それから縁ができて。

表題作は復活愛。
二話目はツンデレ高校生を楽しむ話。
三話めはストーリーが追いにくい。キャラが多すぎて混乱した。スピンオフがあるのかと思って、集中して読み過ぎて疲れる。
この後の他の本が面白いことを知っていなければ、これで止めてたかも。それってもったいない。とにかく読まないとわからないですもんね。
ラストの話は好き。
                         2009/12/01

《こんなふうにおススメ》
キャリアの長い作家さんながら、漫画作品数の少ない中、貴重な一冊。


ラベル:蓮川愛
posted by zakuro at 15:19| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月01日

OVER REACH・BOY

【OVER REACH・BOY】 全01巻  /蓮川 愛

短編集。

・表題作。「マイ・リトル・ダーリン」
光崎薫(こうさき)は、年下で学生の北村臣(しん)にいきなりつきあってほしいと告白される。それから毎日、薫が主催のひとりであるイラストのグループ展に通ってくる。薫は気になりだしている自分に苛つく。

・「TURE LOVER」
立河哲哉は久々に出かけたクラブで乱交中の佐山玲二を見かける。少女のような顔で驚くが、翌日、男に追われているのを助けて、彼が高校生と知る。玲二は、たったひとりの自分の一番を探していると話す。

・「スロウ・アンド・ファスト」
沢渡徹はマイペースでぼぅっとしている椎名が放っておけずにいつも面倒をみている。

・「恋の理由」
リース会社に勤める高木和弘が保守をする地域で、宮原に出会い一目惚れする。

・「ホントのFavorite」
8歳年上の従兄弟の北原恭司、関本泉の高校の保険医であり恋人。しかし生粋の制服フェチで。

他の作品を読んでから初期のものを読み出したのだけど、なんか昔の香り。雑誌連載は98年から99年。話の流れに流行ありますね。

活躍の場は主にイラストの方。漫画作品ももっとお願いしたいです。
                         2009/11/30

《こんなふうにおススメ》
絵がきりっと美人な作家さん。主に小説の挿絵で活躍。

【新装版】

ラベル:蓮川愛
posted by zakuro at 01:32| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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