2008年07月18日

ラブ オア プライド

【ラブ オア プライド】 全01巻  /かんべ あきら
(Love or Pride)

ヤクザの息子、高校生の相模大樹は父の組を継ぐ気がなかった。
解散させようと考えいろいろと探りを入れている時、店でひとりの青年がバイトしているのをみかける。
翌日、その桂木雪也がクラスに転校してくる。幼い甥っ子の恵と暮らす雪也を構い助けるうちに好きになっていく。そのふたりに大樹の従兄弟で組を継ぎたい邦栄、舎弟で生まれたときから一緒の灰原奨らが絡む。

まともな感想が書けてなかったので読み直したら、かなり面白かった。二人の出会いも取引も他ではあまり見られない設定。やっぱり、ある程度読み慣れないとわからないもんですね。
恵は、『ビタースイートカフェ』に成長した姿が出てくる。時系列に読まないとわかりにくい。
ちなみに、続編は、『ブラインド・ラブ
                    2007/11 2008/7/18


UP追記>
自分の感想があまりにもひどくて、これはなしだろう!と思い、読み直したんですけど、考えさせられました。ちなみに、その当時の感想はこれ。
「ヤクザの息子が、同級生を助けるうちに好きになっていく話。漢な主人公と、かわいらしいその相手を愛でましょう、といった感じ。まあまあ、面白かったです」
ダメダメ小学生の感想文かっ!ていう。何にも伝わらないし意味わかんない。

でも、だからこそ考えられたのが、まずは半年でBLというモノに慣れたんだな、と。面白さの基準がわかってきて、これはBLの中ではかなり優秀だなとか、こっちは箸にもかからないなどの評価基準ができてきたわけです。
でもでも。
一般コミックスでは、読み慣れていない私でさえ、ぐいっと惹き込ませる作品はあったわけです。
例えば、取引先の方がおっしゃったこと。
「信頼している知識人の友人に勧められたんですよ。『ダンテの『神曲』や、ジョイスの『ユリシーズ』と並ぶ名作だ』って。息子が持っていてね、一気に49巻まで読み切りました、面白かったですよ!」
これ、『ワンピース』です。漫画経験がほとんどないビジネスマンが、素直に面白がれる。
BL作品をそれらと同じ土俵上で語るのは「無し」ですが、例え設定が男同士の同性愛でも、内容が優れていたら、ジャンルを越えられるわけですよね。文学ではそれがありますし。
まあ、そんなBL作品は出てきている。同性愛の葛藤とかモラルに対して悩むっていう、ありがちなところを越えた、違うテーマで。

最初の感想って素直な気持ちであった。
だからこそ、一般の漫画慣れしてない人にも、BLでも面白い作品っていうのがこれから出てきて欲しいなと思います。
(この作品は、それなりに面白かったので、それはちゃんと伝えておきます)

あともうひとつ。
いずれ、もっと掘り下げて考えていきたいなと思うのですが、BL縛りのこと。
これ、商業誌にあることですが、一回の連載に必ず性描写がないとならない、とか、眼鏡とかスーツとかの萌えキーワードは必要などの、アレ、です。他にももろもろ。
別な意味では、そうに制限され尽くしているから、その範囲内でやればどんな作品でもあり、みたいな風潮がある。それって作家さんの脳みそ、怠けさせませんかね? それが嫌なら、同人描いてろっていう。どうなんでしょうね、それ。
そこの枠組が外れた方が、もっと面白くなると思うんだけど。
まあ、しばらくは無理でしょう。
マーケティングし尽くしてニーズにそのまま合わせて出来ている『純情ロマンチカ』があんなにヒットしてしまうとね。でも、あれは、編集者と中村春菊さんが優秀だったからですよ。
                         2008/7/18



ラベル:かんべあきら
posted by zakuro at 03:11| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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