湊あきなは家出少年。ネグレクトされている母に気づいてもらいたくて家出をしたのだった。
全財産を落とし、声をかけられた変態にホイホイついていったところを、借金を抱えた千葉凛太郎に助けられる。千葉は敏腕マネージャーとして知られていたが、ある事件があって芸能界から干されていた。
あきなの潜在的な才能に気づいた千葉は、葛藤しながらも背に腹は代えられずあきなをデビューさせるべく奮闘していく。別の話で、アイドルグループの「六本木・心中」もスピンオフ。
まず、この作者らしからぬ、ぼかした性描写でびっくり。それも話をじっくり読ませるので悪くない。
絵が変わったなあ。少女漫画っぽくなってきた。『スラムダンク』っぽかったのに(ちなみに作者はこの同人誌もやっていた)。
千葉が若いのに敏腕すぎて。それに有能とは言い難い数々の戦略は、おかしくもコメディが得意なところで悪くない。
千葉が同居したり、仕事している相手には踏み込まない鉄則に対して、桂の話だけじゃ弱い気がした。
後書きの妄想が暴走状態に笑った。
某大手芸能事務所(あえて名前は伏せる)らしき事務所の副社長が出てくるのは、大御所の社長に対する配慮か?
それにしても芸能界のこと、よく研究している。西麻布のマンションなんて、○○ーニ○○の隠れ家のまんまでしょ。笑う。でも偉い。
2008/4/17
ラベル:扇ゆずは
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