2008年08月25日

あかないとびら

【あかないとびら】 全01巻  /鈴木 ツタ

短篇集。
・表題作。オレ様な薄井は大学を卒業して2年勤め、今は独立してソフトの開発をしている。
先輩の森を居候させているところに、薄井をずっと好きだった後輩の升岡が仕事を住み込みで手伝いにくる。
・「みにくいアヒルと王子様」「王子様の恋人は」 高校時代、部活で一緒だった女子が好きだった立花。ずっと立花情報をインプットされ、いつの間にか気になる存在になってしまっていた田山。
同じ大学に入り一年たって友人になった。しかし、その王子ぶりに隠されたサドな素顔には気づかなくて。
・「冷たいさびしがり」 コンビニで働くその人は美しいモデルのような男性で、会いたい為にコンビニに通っていた。ある夜、帰り道が一緒になりついに声をかけてしまったら、そのまま草むらに連れ込まれる。

Yahoo!のおススメBL2000年代代表作としてあった作品。

最初の中裏扉、笑った。こういうジョークは大好き。見本にしたい。この本をうっかり見つけてしまった「家族や友人に対する言い訳書」。サイン記入欄付き。

絵、好きだなあ。構成もうまい。はまる予感。
ちょっとしたやり取りや感情の進行がうまい。
ネームのきり方がうまい。絵がいくらうまくてもダメなんだなあ、これって。少しだけわかってきた。
台詞回しもうまいなあ。しまったなぁ。

升岡はキョン(『涼宮ハルヒの憂鬱』)みたいでかわいい。
升岡が薄井の足を舐めるシーン、さりげないんだけど、その意味が滲んできて驚いた。うまい。こういう表現の作家さんがいなかったと思う。まんま描けばいいってもんじゃない。話の進行もそうだけど、この発想はなかった。すごい。人間のこと、よく観察している。
特に2話に話が繋がっている時に、立ち位置を変えるって当たり前の手法なんだけど、この作家がやると新鮮だった。
やはり、面白いと感想が長くなる。
                         2008/4/10

《こんなふうにおススメ》
狙っていない感じなんだけど、発想が新しいと思いました。
BL好きにもおススメ。



ラベル:鈴木ツタ
posted by zakuro at 17:56| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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