大学生の松田は入学とともに一人暮らし。隣人に挨拶に行ったら、幼稚園の少女と、何の仕事をしているかわからない男が住んでいた。
不機嫌そうなその男がなんとなく気になりだして、隣りのよしみで夕飯などをご馳走になったり、近所付きあいしていくのだが。
カラーもキレイ。美しい。こういう水彩画みたいなのは大好き。
ビールの演出はうまい。
繊細な情感がほんとにうまい。
2008/4/11
《こんなふうにおススメ》
大人の不器用さが良い感じです。
この作家さん、心情を「こうです!」と押し付けないで、読者に預けてくれるところがある。優しさと強さがないとできない。
ラベル:木下けい子
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