2008年09月06日

ヴァイオリニスト(完) 全02巻

【ヴァイオリニスト】 全02巻  /水城 せとな

高畑極(きわむ)は、高校二年生で井澤円慈(えんじ)と、音楽院で知り合う。
大人しく埋もれがちな、円慈の才能をいち早く見極めたのは、極だった。しかし本音は、一見地味に見える円慈をそのまま自分の言うなりにしてその才能も潰していたのだ。完全に極に依存している円慈。
そこに世界的ヴァイオリニストの桐原が円慈の才能に気づいて、徐々にふたりの危うい関係が壊れていく。

94年に出版。初出はもっと前。
絵は古いけど、デッサンがしっかりしているのが見て取れる。コマの使い方もいい。話も良い。
人間の心理をわかっているし、葛藤や感情を理解し尽くしている。ほんとにうまい、別格だ。

自分の自信を立たせる為に相手を利用する。近すぎるとコンプレックスを刺激される人間はいる。
相手を必要とすることは相手を縛ることでもある。
自分に自信がなかったり相手をそのまま尊敬している場合は良いけれど、本人に闇のようなコンプレックスやプライドがある場合はそれがマイナスになる。相手に何かしてあげられるなんて傲慢なのかもしれない。
                         2008/4/14

《こんなふうにおススメ》
重かったけど、考えさせられてぞくぞくしました。おススメ。


ラベル:水城せとな
posted by zakuro at 06:38| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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