2008年12月19日

月のマダム

【月のマダム】 全01巻  /高井戸 あけみ

表題作。入社面接の日に、安条圭一郎に一目惚れした牧田。それが理由になり第二志望の会社に入社。お近づきになりたいが、社内の特殊な組織に所属する安条はなかなかツレない。
ある晩、飲み足りなくて寄ったバーに、安条そっくりの絵が飾ってあった。恋人の画家が描いたという。混乱し泥酔した牧田を見つけ、介抱したのは安条だった。

このタイトルの由来、月の中の模様は、“読書する婦人”に例える国もあると知って、つい調べてしまった。ヨーロッパのいくつかの国でそういう見立てがあるらしい。なるほどー。

クールな美人、それがきっと作者の一番の萌えどころなんだろう。
そういうキャラって大切にされてる。

もっと続きが読みたい。このまま終わってしまうのだろうか?
とんこつチョコって、なんだ? そこはスルーせずにツッコミ入れるのが作者への敬意だと思う(笑)。

他に短篇2つ。
・「おにいさんといっしょ」 水村諭は、親友の祐生の兄に憧れていた。あんな兄が欲しいと気になっていた。それがどんな感情かまだ自分自身気づいていなくて。

・「グッドモーニング」 岩下はサッカー部の先輩にむりやり犯されてしまい部を辞める。先輩に好意があったが、そこまでは求めていなかった気持ちがあって、身体と心のバランスがまだ取れない。
朝の通学の電車の中で、他校の瀬田を知り合う。自分の中の恋心に気づくが、トラウマも心を揺さぶる。

表題作より短篇二篇の方が、ストーリーが成熟していて面白かった。こんなふうに真っ当な(?)話が尊重されればいい。
記号的に「萌えられれば良いよね」っていうの、少しは考え直した方が良いよ、と、感じてしまうくらい。
                         2008/12/19

UP追記>
高井戸作品、また集中して読んでしまった。ほんと、面白い。好き。
特にこの作品、良かったなあ。上記にも書いたけど、短篇が。
ストーリー重視、迷う心情などもしっかり描く、読ませるBL、貴重だと思う。

《こんなふうにおススメ》
最近の記号的なBLにもの足りなさを感じている人に。
でも表題作は、記号的萌え作品です。面白いけど。



ラベル:高井戸あけみ
posted by zakuro at 05:11| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。