2009年05月12日

真空融接 03巻まで+番外編

【真空融接】 03巻まで+番外編  /びっけ
真空融接 上・下
真空融接 春
番外編「過ぎた季節の物語」「今日も明日も」「君がいる場所に帰ろう」

ラエルとアレクシが暮らす国の人々は、特殊体質を持っている。
3歳程でエネルギーの供給側と補給側に分かれ、パートナーを選出される。その力の受け渡しをしないと生きていかれないのだ。親との絆より強い関係を結ぶことになる。受け渡しは唇を重ねて行われる。
男女ペアが多いのだが、稀に同性同士が選ばれることがある。ラエルとアレクシはそうしてカップリングされた男の子同士だった。
彼らを巡って、留学生のハネス、彼らの親などの話。他に、キィルとエリアスの話も……。

「しんくうゆうせつ」。ずっと「ようせつ/溶接」だと思い込んでいた。
根強いファンもいる人気作品。

縛りの多いBLジャンルでは、「離れられない関係」の必然性を違和感なく設定できれば勝ちだけど、この作品も上手な世界観を作り上げた。
同じような作品に、是-Ze-が上げられると思う。

恋愛未満、しかし友情を超え、親子の絆や恋人の存在さえもぶっ飛ばせるって、やっぱりすごい。必要としあう二人だけで、物語はいくつでも作れる。
上手いよなぁー。

とにかく和ませる。ホノボノしてくる。
絵のタッチもストーリーに沿っていて心地良い。

商業作品では、ラエルとアレクシの関係と、キィルとエリアスがパートナーになるまで。そして、アレクシの母親の再会。

番外編は同人誌から。

「過ぎた季節の物語」
アレクシとラエルがパートナーとして出会った日のこと。

「今日も明日も」 
ちょっと大人になった4人。アレクシはキィルの大学に入学。エリアスもすっかり大きくなる。
キィルは車道に飛び出した女の子を庇い事故に遭う。パートナーを亡くした経験のあるエリアスの自分との戦い。
アレクシが使っていたキッチンミトン、麻文様の刺し子がしてあって笑った。異国なのに…。

「君がいる場所に帰ろう」 
フロランとジル、そしてアレクシの親子3人だった頃の話。
                         2009/1/15

《こんなふうにおススメ》
人気作品。BLとか関係なくおススメ。際どい表現もありません。
上手い。

※ 一度(完)マークをつけたのですが、まだまだ続くらしいですね。2009年4月に新刊が出る様子です。
                         2009/3/10

真空融接 春/
まだ読んでいませんが、どうも同人誌からの再録と、描き下ろしの「春を迎えて」らしいですね。
同人誌の原稿は手直ししているのかな? そのうち、ちゃんと読んで感想書きます。
                         2009/4/07

同人誌からの再録。詳細は上記。

「春を迎えて」
パーティーでミレイユとぶつかってしまったラエル。アレクシと相談、夜も更けているので、心配になって彼女を家の近くまで送る。しかし、彼女は、国立公園の前でラエルと別れる。学校の寮にいられない彼女の理由は、パートナーがこの国の王子だったのだ。
王子のルネとの生活、慣れてきたとはいえ、ミレイユにも不安が残る。
公務が長引いて、ひとりルネを待っていたミレイユにアレクシが声をかける。ふたりでいるところをルネに観られ、それがきっかけで喧嘩になってしまう。
ふたりのすれ違い、それを見守るラエルとアレクシ。

主役はルネ王子とミレイユ。ラエルたちは話を回す人物に徹しているが、大事なポジションなのでファンも納得だろう。

珍しいが公認されてきた同性同士、それに加えて身分違いを持ってきた。そうはいっても離れられない。
この作品は、この「離れられない」ことから「絆」を感じさせる。しかしその「絆」は自分たちでも新たに構築していかなくてはならない、そう伝わってきて感じ入る。
                         2009/5/11



ラベル:びっけ
posted by zakuro at 20:51| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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