【挑発-電光石火BOYS】 全02巻 /東城 麻美
地味な青年、夏井古楼(こだか)は、牛乳瓶底眼鏡でクラスでもパシリ。
のび太と呼ばれ本人もそれを受け入れていた。
しかしその素顔は美少年、わずかな人しか知らない。
八坂グループの御曹司八坂律と、ハーフの斎紫呉(いつきしぐれ)は、親友(?)同士。
クラスでもかっこよく悪目立ちし、嫉妬とともに人気があった。
文化祭の行事でスタンドプレイした生徒会長にうっかり担がれ、夏井はトラブルに巻き込まれる。それを助けたのは八坂だった。
八坂の機転で切り抜けるが、マスコミを騒がせたことで学校側の心証を悪くし、三人は芸能界でデビューを約束させられる。
ラストの巻は短篇も。失恋がきっかけで売りをする少年が出会った客に恋をする。
もう一篇は、政治家の息子の護衛任務についているところを、変態に襲われて警察手帳を無くしてしまう。
実は、前三巻は完結していなくて、出版社が変わって、挑発が続いている。
絵はキレイ。今時の絵。
スピード感があってBLとしてではなく漫画として面白かったけど、BLになってきてからはもたもたしてきた。
話はぐだぐだに収拾がつかなくなった感じ。
絵とキャラでひっぱっている。
男子の肉体はしっかり筋肉がついていてキレイ。読み方が変わってきてるなー、実感。
キャラ萌えだけで5巻も続けられるのは感心。
ストーリーがしっかりしてたら、もっと人気が出たのに。残念。
だんだん作者がエロに傾いてしまったせいか。
2008/4/01
《こんな人におススメ》
アイドルを愛でたい方に。
ラベル:東城麻美
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