2009年03月15日

わりとよくある男子校的恋愛事情(完) 全02巻

【わりとよくある男子校的恋愛事情】 全02巻  /富士山 ひょうた

七瀬晃一は、ホモ率9割と言われている私立錦成学園にうっかり通ってしまっている。
ノンケの方が珍しく、小柄で可愛い七瀬は告白されたりつきまとわれる毎日なのだが、ある日後輩の平次治、通称平次がまるでつき合っているように振る舞ってきた。
事情を聞くと偽装恋愛しないかという。ストーカーの女子に対して好きな人がいると言ってしまったのだという。お互い虫除けになるし、本気になることもないので楽だと。
それに合意し恋人ごっこを始めるが、皆に見せつける為にされるキスにだんだん平常心でいられなくなってくる。
本気になってしまった七瀬と、平次との恋と、スピンオフ的に親友の西城や後輩水沢と保険医浅野が絡み、バレー部の先輩や七瀬の兄まで巻き込んでの初々しい関係が描かれていく。

短篇は、ショートショートの「愛は奪い取るもの」 晃一の学校の付属大学に通う古谷と相川の話。

・「オートマティック・スマイル」 
家事サポート型のアンドロイド、アキラを母親が送り込んできて家に来た。
最初はめんどくさがっていたがやはり便利。そして美味しいカフェオレを入れてくれる。
その感情が発達していく様と主人であるナリタとの絆が結ばれる関係を、二巻にまたがり描いている。

見どころはノンケの七瀬の心境の変化。
好きだと気づき、性的にも相手を知りたくなっていく気持ちの流れが楽しく描かれている。
それにしても天然過ぎで、巻き込まれていくお兄ちゃんは確かにかわいそう。

落下速度」に兄の話は続くんだけど、こっちを読んでから読むと兄の葛藤がより理解できる。
晃一の兄が反対する理由の勘違いは笑った。そこかよっ! 

平次は後輩だけど、七瀬をよく見ているしわかっている。その大人感と天然の七瀬が良い感じ。

アンドロイドの話は、ロボットに愛情を覚えさせるより、情緒や「あなたがいないと寂しい」などの感情を生まれさせる方が難しいのだろうと思う。
                          2008/4/22

※ 読む順番は、この作品から続いて、「落下速度」、「てっぺんのひまわり」。

《こんなふうにおススメ》
一年近く前に読んだんですねー。なつい。
落下速度」を先に読んでしまったのですが、こちらからがおススメ。
感想は、こっちを先に載せました。
ほんとに、「よくある」のか! と、ツッコミは入れておかないとね、お約束。



posted by zakuro at 02:36| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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