2009年11月11日

タクミくんシリーズ 09巻まで

【タクミくんシリーズ】 09巻まで  /おおや 和美ビリー 高橋(1巻のみ)(原作/ごとう しのぶ)

01 そして春風にささやいて(ビリー高橋)
02 June Pride 6月の自尊心
03 裸足のワルツ
04 季節はずれのカイダン
05 美貌のディテイル
06 jealousy
07 花散る夜にきみを想えば
08 Pure-1
09 Pure-2

BL界のバイブルと呼ばれる小説「タクミくんシリーズ」のコミックス。16周年くらい(この感想を書いた2008年3月現在)。
1巻のみビリー高橋。
おおや和美に代わったのは、小説の挿絵がこの作者だからだろう。

山奥の全寮制の男子校。
他人に触られることに病的な嫌悪を持つ託生は、学校のスター的存在といえるフランス系クォーターの崎義一、通称ギイに告白される。
ギイを好きな高林泉の、託生に対する嫌がらせを元に起きた事件の最中だった。
憧れてはいたのだが、想いもよらなくて。

2巻では、託生のトラウマの原因に触れる。その分、ふたりの恋人同士の関係が深くなる。その後は、このふたりを中心に起きる話。

王道と言われる理由がわかった。ひねりも無く、素直にラブストーリー。なんで、男なのに? ってハードルがとにかく低い。普通に恋愛ドラマ。
BLにはまりやすくなる女の子は多いだろう。ということは、はまらないのはスレているってこと? でもあるかも。

クリスマスのエピは、どんなロミジュリ。女の子は好きなんだろうなー。
生活が、ちょっと女の子が憧れる設定なのもなるほど。
基本は、ギイと託生の恋愛で、その世界観を作ってしまったから、その下敷きに流し込むのはなんでもありということ。
今、この話を書き出しても、ヒットはしない。時代の先取りだったのだろう。

ビリー高橋の1巻も情緒感あふれててなかなか良かった。
おおや和美はもっと軽めの感じ。そして場面転換の手法は独特。

赤池が狂言まわしにされているのが、もったいない。そんな役どころには見えない性格なので違和感ありまくり。

8巻は普通にエッチだった。世情に乗った?

そもそもBLとはなんぞや。それを追い求めて、私なりの答えを欲しくてここまできたが。
まずは、心の空虚を埋める逃避。
良い子できた自分を裏切らない傷つかない夢見法。
浮気する勇気はないし、イメージすることへの罪悪感も感じたくないファンタジー。
純愛への激しい陶酔。
そして、男性と同等の立場でいても、純粋でしかも絶対的な愛を受け取れる形(実はそれこそファンタジーで、ありにくいことなのだけど)への憧れ、象徴なのかもしれない。
                         2008/3/20

UP追記>
BLとはなんぞや。今は、これに追加があります。
世間に疲れちゃった女性の、パラレルワールドな癒し。
でもでも。まだまだ奥深い、このセカイ構造。

《こんなふうにおススメ》
新刊、出たらしいですね。前は、この本が(ラノベの方)BLの教科書だったらしいです。
                         2009/4/08UP

09 Pure-2/
生徒会長の三州アラタと真行寺の恋を応援する託生。
三年になってギイになかなか会えない託生の辛い想い。ふたりで託生の兄の墓参りに行く約束をする。

この作品の持つ空気は独特ですね。少女が憧れる理想の恋愛って感じ。それのBL。すごいなー。
久々に遠いピュアな頃を想い出す。懐かしい。
                         2009/11/10



posted by zakuro at 17:23| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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