2009年05月01日

PRIVATEー男らの優雅な生活ー(完) 全02巻

【PRIVATEー男(やつ)らの優雅な生活ー】 全02巻  /不破 慎理

郁臣と知り合った篤郎は、高校からの親友に密かに恋をしている。
同性で告白できない想いを抱え、郁臣を逃げ場にする。
二巻目はふたりが結ばれてボストンからワシントンを拠点にする話。

昔の絵だ。89年の作品って、すごい。その頃からの年期を感じる。
設定がバブル。インテリアももろバブルなモダンが多い。

若干、流れが読みにくい。ちぐはぐ感、違和感がある。ストーリーもキャラ設定も。
時代を感じさせるよな。
同人誌をまとめたもの。

さて、月子がハーフには見えない。

パースが美しい、それが第一印象。

余談ですが、再婚同士の子どもたちは親等的に結婚できないことを知りました。

ここからは、少し、時代観の感想。
この頃は、時代に翻弄されてみんな浮き足立っていた気がする。
愛とか信頼とか、そういうものには憧れながら、表面的なものばかりで、自分のスペックを身につけるのが必死だった時代。身も蓋もない言い方かもしれないが、そこに真実は欠片もない。
自分に真剣に向き合う人は生きにくかったと思える。
今は、時代とそこに生きる人が等身大になってきた。ずいぶん楽だ。価値観の多様性が普通に受け入れられるようになったんだろう。
価値観を変えられずに、そのまま突っ走ったヤツもいる。それはかえってきつい生き方。北川悦吏子、内館牧子が受けなくなった理由はそこだろう。
本気じゃないと受け入れてくれない時代になったのは、良いことだと思う。偽物はそのままomitされる。
面白いのは、ここに描かれているのが、今とはまったく価値観が違っているからだ。
時代の流れで考えると、60年問題からずっとその喪失感は続いていたんだろう。それがやっと落ち着きを見せ始めている。
答えは外にはない、ということだ。
それを踏まえた上で、これからどう生きていくのか、どう生活していくのか、組み立て直してみても良いかもしれない、と思えた。
                           2008/3/13

UP追記>
この不況も、そんな等身大を見つける風なのだろうと思います。

《こんなふうにおススメ》
人気作家の初期作品。



ラベル:不破慎理
posted by zakuro at 03:47| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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