2009年05月28日

この欲望的な手の早さ

【この欲望的な手の早さ】 全01巻  /ミズノ 内木

・表題作。
田川勇太は、100%就職率を誇る料理専門学校の料飲サービス専攻科で学んでいるが、実践研修を重ねても就職が決まらない。理由は食中毒からダメになった卵嫌い。
最後の頼みの綱であるパティスリーでバイトするが、そこはその名も「ウフ ド プル(鶏の卵)」。しかも、オーナーでシェフパティシエの北条玲二(れいじ)は養鶏屋の息子。
玲二は勇太にセクハラしながらも、卵嫌いを克服させる。

・「それでは良い休日を」
河村肇は19歳。実は鷹取肇のペンネームを持つ売れっ子放送作家だった。
畑谷泰三(たいぞう)はバラエティのディレクターで、絶対に顔を出さない鷹取肇を密かに尊敬していた。

・「まいにち毎日」
持ち上がりの学校なのに、清光は当たり前の勉強ができず留年して、大学に進学も危うい。
大学のゴルフ部は、清光の異様なくらいの集中力を発揮するその才能を欲しがって、拝島に家庭教師を頼み込む。

・「君に恋うこの罪を」
向坂忠義(さきさかただよし)は田丸家に仕える身。
幼い時から次期当主の田丸尚崇(なおたか)を見つめてきた。しかしなかなかその気持ちが抑えられなくなってきている。

上手い。
表題作は、はっきりした表現がない寸止め漫画。だけど、色気はたっぷり。そこがすごい。
新人さんの話作りのレベルって、上がってる。

とにかく設定が細かい。そしてリアル。
職業観がなんとも。
特に表題作はすごいぞ。飲食経験のある人なんだと思う。業界知っている人はきっと面白さが倍増。
料理人ってほんとにタフだよね、同感。

好みが分かれると思うけど、絵も上手い、私は好き。横顔が特に好き。
まだ自身の絵の方向を見定めている感じ。絵がコロコロ変わる。

全体的に完成度が高い。めちゃ面白いじゃないですか。
上手いなあー。注目の作家さん。
                        2009/5/26

《こんなふうにおススメ》
面白かったです。手応えあり。
まだ手元に一冊、この作家さんの作品があるので、近々それも載せます。
レベル上がってきてるんだなー。新しい作家さんの感想載せるの、すごく楽しいです。


ラベル:ミズノ内木
posted by zakuro at 01:50| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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