2009年06月15日

逃げ出すにはもう遅い

【逃げ出すにはもう遅い】 全01巻  /ミズノ 内木

短篇集。

・表題作。
大学二年の原岡朋基(はらおかともき)は子どもの頃に遊んでいた空き地を見つける。
昔はエロ本が捨ててあったなと思いを馳せるうち、変な気分になって……。ひとりでしているところを、別の学科を専攻している千尋隆道に、空き地に隣接している家から観られてしまい、脅迫される。
描き下ろしの番外編も。

・「案ずるな、恋は叶う」
大学に入学して遠野熙(ひろ)に出会った葛田正寅(かつたまさとら)。第一印象は「女だったら好みなのに」
天然級な正寅は、幼馴染みのよっちゃんこと漢前な山口頼羽(よりは)にも「遠野が面倒見てくれて助かった」と言われる始末。
親友だからなんでも悩みは話せと正寅に、自分がゲイだという遠野。そのお相手は……。

・「恋愛★マウントバトル」
同期同姓の、村上諒介(りょうすけ)と村上幸哉(ゆきや)。ライバルだけど、実はお互いに相手に片想い。
ある朝、目が覚めたら、飲み過ぎて真っ裸でふたりで眠っていたことに気づく。

・「いちばん長い夜の前」
ワイルド系スポーツマンで爽やかな荒澤佑一に宇井は恋している。冗談で一度だけ告白したことはあるのだが、友だちまでは辞められたくない。
朝に弱くて冷え性の宇井は、荒澤からかかってくるモーニングコールが嬉しくて。

・「誰かじゃなくて君がいい」
全寮制の壮志館学院。それぞれの適正で各専攻科に振り分けられている。
金持ち名家の子息が帝王学を学ぶ王子科の武久力(たけひさりき)は、誰も用心棒を付けずにいて学院でも目立つ存在だった。
同じように傭兵科の八矢堅尤(はちやけんゆう)も一匹狼。
雇われたい傭兵科の生徒に絡まれている武久を八矢が助けて、知り合う。

絵は安定しないけど、模索している感じがして好感。どんどん上手くなってきた気がする。
話もいい。話の持っていき方が絶妙。
読みやすいのに、スカスカしてない。話が上手く詰まっている。好きだー、この作家さん。

二編目は、ありそうで新鮮だった。
「いちばん……」は、見た目が「3月のライオン」の零にそっくりのキャラで笑った。
そして、このタイトルは、冬至の前ということ。
エアコンの「コー」って音、するよねー。

名前に使っている漢字が、なかなか出てこなくて、どんなに小田切 ほたる
っ!と思ってしまったのは内緒。
                         2009/6/10

《こんなふうにおススメ》
この作家さん、好きです。
追っていくと思います。



ラベル:ミズノ内木
posted by zakuro at 03:02| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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