2009年06月21日

さくらにあいたら

【さくらにあいたら】 全01巻  /古街 キッカ

高校二年生の神原実(かんばらみのる)は駅前などで配られるポケットティッシュは全部貰って来てしまうタイプ。
元陸上部の仲間で漢前の女子、沢田雅(みやび)とつき合っている。でもそれはカモフラージュ。実に中学時代に恋していた雅の優しい嘘だった。実はゲイ疑惑で仲間はずれにされていたからだ。
今、実が恋しているのが松永佑人(ゆうと)。雅とクラスメイトで同じ部の佑人は、まるで蝶々のように次から次へつき合う女の子を替える。佑人に一目惚れした実。でもその佑人にも理由があったのだが。

NEXTから出版されているBLガイドブック「このBLがやばい!」の2008年版のおススメにもあったもの。
持っていたけど、放っておいてた。
BLに手をつけたくないときが周期的に来て、そんなときは新しい作家さんを読む。するとまた読む気になってくるのだ。

この作品の作風は中村 明日美子さんの「同級生」に似ている。

高校生の恋するキモチをじわじわ描く。
センスが良い。笑わせようとはあまり考えてないのだろう、しかしちょっとした部分が粋で笑いを誘う。
間の取り方も絶妙。奥行きが出てくる。
線もキレイで美しい。スキッと描いてごたごたしていない。

反面教師の佑人の母親、状況を受け入れ前に進む雅、女性の関わり方が男子を成長させていく。それも上手い。

取り付けない島の角度が出ているのに笑った。

じわじわと人を好きになっていく話も良くて、この作家さんを追いたくなる。支持されているのがよくわかった。

表題の「さくらにあいたら」は、蝶々の歌から。桜に飽きたら、の意味。
「あいたら」って優しい表現で好き。
この歌も、深読みってあるのかな?
                         2009/6/19

《こんなふうにおススメ》
切ない系で、じんわりきます。



ラベル:古街キッカ
posted by zakuro at 02:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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