2009年07月03日

彩おとこ(完) 全05巻

【彩おとこ】 全05巻  /鳥人 ヒロミ

大正の浅草。
日本橋の名門呉服問屋「ときわ」(矢口家)を絶縁の、長男の石川蘇芳(すおう)、次男の丁子(ちょうじ)、三男の藍。そして兄弟の母親で、元吉原の売れっ子花魁だった紅丸ことウメ。
吉さんこと名番頭の吉井菊蔵とその姪のカヨらを連れて浅草に引っ越し、男物のハデな服屋「すおう」を開く。
彼らは東京では噂になるほどの問題を抱えていた。
母に生き写しの見目麗しい長男の蘇芳は、「ときわ河豚」とあだ名され、河豚は喰いたいが毒があると噂される男色家。弟の丁子は帝大卒のエリートだが、兄と愛しあっていた。
蘇芳は、帝国陸軍少尉でハーフ、赤鬼のあだ名で畏れられる五道志信(どごうしのぶ)に一目惚れ、丁子は吉原の遊郭のトップクラス、元母がいた山喜楼の用心棒、黒鬼こと中室岩吾(なかむろいわご)に、店の経済的窮地のために身体で支払いを要求される。
兄弟は揺れ動くが。

「いろおとこ」と読む。

構成が最高、良く出来ている。
もちろんBLだから最初に構成しきれないはずなのに(連載が続けられるかわからないから)きちっと全体が収まったのはすごい。
面白かった!
好きな作品。楽しかった。
時代物好きだし、しかも長編で嬉しかった。

紅丸の理由はわかるし、絡み方も上手い。
でも、藍やカヨはいくら「家が暗いのはイヤだ」と言っても、口を出し過ぎじゃないだろうか?

絵も好き。
出てくる着物がとにかく美しくてそれだけで嬉しい。デザインもとてもステキ。

五道の悩みはすごく共感出来るのだけど、その堅物度合いをずっとヘタレと言われ続けるのがおかしくて。
真青(まさお)のカツラが落ちたのは、絶妙で大笑いした。

岩吾の話でスピンアウトが出来そうなので、その続編は楽しみにしてみたい。
人気作家さんの理由がわかる佳作。
                         2009/7/02

《こんなふうにおススメ》
BLベスト10に入る予感。
とてもおススメです。


ラベル:鳥人ヒロミ
posted by zakuro at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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