2009年07月06日

俺は悪くない(完) 全02巻

【俺は悪くない】 全02巻  /山田 ユギ

小泉誠13歳は、振られたその日に映画に行く。それは従兄の梶俊明が関わった作品だった。
久しぶりに会いたくなってその足で梶の家を訪ねるが……そこに現れたのは、従兄の大学時代の映画サークルの愉快な仲間たちだった。
時が戻って9年前、法学部一年の梶俊明。学食で熊の着ぐるみ男に興味を惹かれる。その連中は映画サークル。
部長で風俗好きの涙もろい土屋、着ぐるみを着ていた可愛いもの好きだが漢前の高崎豊、ホモが趣味の紅一点の美樹、英文科二年の美青年でゲイの鯨井純、英文科一年で映画オタクの中村郁郎(いくろう)がいた。
唯一同じ歳の郁郎と仲良くなる梶。友だちのいなかった郁郎にとって、それが友情を超えて違った感情になっていくのに戸惑っていた。

旧版と新装版の続編を読む。
新装版には、その後の描き下ろしがプラス。
一話は高崎と鯨井。鯨井が高崎の住むシンガポールに向かう。
二話目が誠が梶を追求。郁郎との関係について。

二巻短篇は「拾ってください」
一生(かずお)はお坊ちゃん育ち。父の会社が傾き出して大学は休学。その日はバイトのクビ最短記録更新、45分。
その店で、中学の時のバスケ部の後輩、立石広道に再会する。立石は一生の後を懐いてくっついてくるくらい小さく可愛かったのに、すっかり背は伸び、どこかクールになっていて。

結果がわかっての過去篇からの物語の語り出しは、どこか読者側の気持ちが冷めていることが多いのに、これはドキドキしていく。すごい。

この作家さんの作品は、初期の頃のオヤジが濃ゆいのを読んじゃって、ちょっと食傷してしまって、友だちは誰もが薦めるのになかなかまた手が出せずに積読していた。
誰でもが好きな作家さんにあげるだけあって、面白い。
ばしっと話にブレがない。これって素晴らしい。

この作家さんも映画好きなんだろうなー。読んでてとても楽しい。

新装版の描き下ろしは、本編でそんなになかったエッチシーンがしっかり。時流ってことなんですね。
気になっていたポスターの謎が解ける(新装版)。

梶のバイト先、「酒蔵 秩父錦」気になる! 短篇とは、このバイト先で繋がっている。

表題については、作者自らラストでツッコミ(旧版)。
                         2009/7/05

《こんなふうにおススメ》
面白いです。喰わず嫌いしないで、ちゃんと向き合おうと思います。

新装版は一冊です。


ラベル:山田ユギ
posted by zakuro at 00:01| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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