2009年09月08日

幻月楼奇譚 02巻まで

【幻月楼奇譚】 02巻まで  /今 市子

昭和初期頃。吉原の茶屋、幻月楼が舞台。
老舗の鶴亀味噌の跡取り息子、鶴来升一郎(つるぎしょういちろう)はそこそこなんでもこなす器用貧乏。しかしやりたいことがなくモノにならない。てんでダメな放蕩者 と噂になるほど。
理解があった父が突然事故死して、若旦那となるが、実は父親は殺されたのではと疑問を持つ。
幇間(ほうかん、太鼓持ち)の与三郎に目星をつけるが、盃に月が浮かんで、幻月楼の名の謂われをかつて父の伴をした時に女将から訊いたのを想い出す。
升一郎と与三郎コンビが巻き込まれながら、事件を解決していく。

一般漫画作品に載せたい。掲載誌がCharaなのでこちら。
百鬼夜行抄」なみの面白さで、しかも大人の粋さ、読者を限定してしまうのが惜しい。

この作家さんには余裕がある。
まるで余白が充分に残っている中で仕事をされているのかと思うくらいの、読み手に安心感を与える。
話が二重構造になっていて、そこに奥行きが出るものが多い。
ここまで話を考えつけたら、ほんとに楽しいよなー。すごい。
読み応えがある。

守っているようで守られている。
ふたりがだんだんと必要な関係になっていくのがじんわり。

昔の吉原文化を見てみたい。
櫻子の事件だけは、料亭の娘なのになぜ高級味噌の味を知らなかったのだろう?
                         2009/7/15

《こんなふうにおススメ》
読み応えがあり、読後感充実です。
BLカテゴリーは実に惜しい!


ラベル:今市子
posted by zakuro at 00:00| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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