2009年09月14日

ダブルミンツ

【ダブルミンツ】 全01巻  /中村 明日美子

・表題作。
壱河光夫と市川光央。高校で同じクラスになる。読み方が同姓同名のため市川が画数で出席番号一番。
同族嫌悪なのか、市川光央はやたらと壱河光夫を構い、虐める。そして脅迫しながら「一生おまえは俺の犬だ」と言い放つ。
高校卒業してからは顔を合わせなくなっていたが、システムエンジニアになっていた壱河光夫に突然電話で「女を殺した」と話す。市川光央は暴力団のチンピラになっていた。そして、女の死体の始末を壱河につけろと言ってくる。
ショートの「雨」は、ふたりが日本を捨てたその後。

短編。「温室の果実」
政治家の第一秘書の村上壱吾は、先生の要望で、月に二三度、先生の前で男に抱かれるのを視られている。

重くて、なかなか感想が書けず。間を置いて再読して、キモチを整理する。

表題作の光夫と光央は、お互いを求めた情熱のはけ口が、倒錯と絡み合う。ある意味で純愛。
だけど、読中読後はきつい。読み手に逃げ場をつくらせないのがすごい。

「温室の果実」は、小説みたいだった。

胃にどんときた一冊。この重さがいい。
すごい作家だと改めて思う。
                         2009/8/15

《こんなふうにおススメ》
ずしっと沁み込みます。オススメ。



ラベル:中村明日美子
posted by zakuro at 00:00| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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