・表題作。
立花と佐倉は学部が一緒で、同居して2年。大学に近かった佐倉のアパートに立花が住み着いたのだ。
卒業が近づいてきて立花は将来を考え出し、初めて自分の気持ちに気づく。
・「恋落ちルール」「蜜月ルール」
高尾の整った顔は、もろに若宮の好み。
甘いもの好きな若宮に、人文の助教授の西岡が声をかけてきて。いつの間にか西岡が高尾を呼ぶ頻度が高くなって、若宮は焦る。
ふたりは、立花と佐倉の友人。
・「ほころぷのは誰のため」
廣瀬はネクタイを結ぶのが苦手。同期の永倉に手伝って貰うのが日課。いつも一緒と同期たちに笑われている。
いつものように飲んで永倉の家に泊まった朝、永倉にキスをされて。
・「お世話になっております」
三好章弘は編集者。担当している作家は原稿が遅れ気味でピンチ。
恋人で営業の松永隆伸にいつも甘えてしまっている。
評判の良い「みちづれポリシー」を読もうとしたら、こちらのスピンオフとわかって急遽、こちらから読む。ありがちですね、スピンオフの方が人気がある。設定がこなれて世界観に余裕が出来るので、話が締まるんだろうな。
心情より台詞が先走りすぎで若干の違和感。
キャラのぐるぐるが、読者を置き去りにしていくので、全体的にいまいち感情移入が出来にくい。
2009/10/07
《こんなふうにおススメ》
「恋落ちルール」「蜜月ルール」が、スピンオフとして「みちづれポリシー」に続く。
それはBLの楽しみであるけど、新刊から読めないのもちょっと不自由ですね。
ラベル:北上れん
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