山田篤は何かと誤解されやすい高校生。酒屋を継ぐのに疑問を感じて父親と喧嘩、学校で野宿を決め込もうとして、担任で化学の教師天野直の家に拉致されるように連れて行かれる。
天野は男子生徒にすらファンクラブを作らせる面倒見の良い男。一見、天然熱血に見えるが。山田はいつの間にか天野に対する見方が変わってくる。
描き下ろしも。
・「絡陽館ワイドショウ」
高専の三年、家族が引っ越し寮に入ることになった池田晴(はる)。同室の桐野和馬(とうのかずま)は噂の絶えない有名人で、その嫌みな性格からルームメイトが居着かない。
晴は皆から、桐野の弱みを握れとせっつかれていた。その桐野がボコボコにされているのを助けてから、桐野自身が気になっていく。
すごく好きな作家さんなので、手に取るだけでドキドキする。
テンポというか狙ってないのに笑える感覚がとても好き。絵も好きで仕方ない。色気があるんだよねー。
描かれる男子が好きすぎて困る。
「絡陽館ワイドショウ」の方が面白かった。
じりじり心を開いていく、間を詰めていくというのがじわじわくるのだ。
この作家さんの本を手にすると、一週間くらい夏目イサク祭りになって困る。
2009/11/23
《こんなふうにおススメ》
友だちが「タイトロープ」のCD発売で夏目イサク祭り中。声優にもはまってないし、いまだにBLCDは照れてなかなか聴けないのですが、これは聴きました。楽しかったです。
ほんとになんでこの作家さんがこんなに好きなのか、一度分析してみたい。
ラベル:夏目イサク
【関連する記事】