2009年11月28日

悪魔でハニー

【悪魔でハニー】 全01巻  /古街 キッカ

・表題作。
男なら誰でも夢をみる、エッチな押しかけ悪魔。しかし大村崇人(たかと)のところにやってきたのは男だった。
満月の晩、崇人は魔王の19番目の王子と名乗るネル(ネルーダ)と契約してしまう。ネルは婚約者から逃げてきた訳ありで、しかも脳天気なオタクだった。ファンタジーラブコメ。

・「プリンセス・ブルー」
TMLランドで清掃のバイトをする大久保。バイトはアパートが近かったから。
ポップコーンを売る鳴海は綺麗で客が騒いでいるのを知っていた。帰りに偶然に飲みに行くことになり。

・「鳩ヶ谷の憂鬱」
優等生の鳩ヶ谷と落ちこぼれの岩槻は接点はないのだが、鳩ヶ谷と嵐山(らんざん)先輩の情事を観てしまってから、呼び出して話を聞くようになった。でも本音は。

うっかり「乙嫁語り」の後に読んでしまったのを後悔。わかる人には「あっちゃー」と思って貰えれば。
ある意味、対極的なところにある絵柄。もちろんこちらも大好き。

表題作は、星野リリィさんに出てきそうなお話。ふつーに面白いはずの設定なのに。
オタク趣味、作者の萌え満載なのに、読者にこの本を手に取らせたことを後悔するような、期待とのずれはこれいかに。全てをネタにしている作品なのだが。
この作家さんほど、カラーがなさそうで実は作品立ちしたものはそうそうないことに気づいてしまった。
もうね、微妙に笑いが滑るんですよ、うーん。こういうジャンルは難しいもんなんですね。
きっと何度か読むうちに、この作品も好きになる気はする、が。何も古街キッカさんが挑戦することはないんじゃないかと思ってしまう。誰にも真似できないような空気を作れる作家さんだから、無理にコメディしないでいいですよ。

でも、再読したら楽しかった。
ネルのぶっ飛び方は可愛い。
ハガレン、らきすた、アクエリオン、ひぐらし……ネタ元がわからないのもあった。
妙な間が笑えた。「神のみ」っぽい。

次の話は好き。鳴海が仕掛けたことが可愛い。
ラストの話も、じわり。
                         2009/11/26

《こんなふうにおススメ》
できれば、他の作品を読んでからがオススメ。そして最低2度読み。
これがこの作家さんの一冊目になったら他との違いに戸惑うかも知れない。


ラベル:古街キッカ
posted by zakuro at 23:38| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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