2009年12月09日

丸角屋の嫁とり

【丸角屋の嫁とり】 全01巻  /山中 ヒコ

・表題作。
一千石の旗本である書院番頭頭、大野彦十郎の側室であった母は、正妻より先に子が出来、悋気を恐れて生まれた男子を姫と偽る。鈴は女として育てられるが自分は母とも乳母とも違うことに気づく。
年頃になり乳母の孫の荘太(しょうた)と連れ出てこっそり町に出かける。鈴には物珍しいモノばかり。下級武士に声を掛けられ怯えていると、それを助けてくれた男前の商人。鈴は憧れそのような男になりたいと胸に秘める。
久しく放っておかれた父が来た日、蔵前の札差、丸角屋(まるすみや)に嫁ぐことを決めてくる。鈴は借金のカタに嫁に出されたのだった。婚礼の夜、相手を知って鈴は驚く。憧れた商人の新三郎だった。
荘太が大人になってからの話も。

・「新しい武器」
SEとして勤務している神田泉は規則正しく群れない男。新人の染谷港(こう)が他部署から回されて神田は教育係になるがまったく使えない。

緻密になってきた。面白い。今まで出版されたこの作者の作品の中でこの本が一番好き。
情緒あるなぁ。作者が直感的に持っている微細な感覚が、感覚的なモノとして漂うのではなく、形を持ち始めてきた。期待にぱちりとはまって嬉しかった。
表紙もキレイ。

幼い鈴は可愛らしくて、このまま姫でも良いではないかと思うほど。個人的にはせっかくだからもう少し姫姿でと思ったが、そこは新三郎の侠気を見せるのには申し分ないシーン。
もう一作も良い。はまった。
                         2009/12/08

《こんなふうにおススメ》
どんどん良くなっています。これはオススメ。


ラベル:山中ヒコ
posted by zakuro at 22:43| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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