2010年01月15日

不敵ない音楽

【不敵ない音楽】 全01巻  /かいや たつみ

・表題作。
常磐国緒20歳。国際的な賞も取り、将来を嘱望されているもっとも旬な売れっ子ピアニスト。調律師だった大好きな叔父に褒められたくてそれが嬉しくて弾いていたピアノだったが、その叔父が亡くなりすっかり気力を失くし荒れた演奏をしていた。
その夜自棄酒をしたバーでピアノを聴く。それは国緒が求めた音だった。弾いている彼が調律したと聞き、早速頼むが国緒の演奏が聴くに堪えなさすぎるとけんもほろろ。それから国緒はやる気を出す。彼、長谷川由比(ゆい)に調律してもらうために。

・「愛があれば」
亮平と知樹は付き合って一ヶ月。そろそろ次に進めたい亮平だったが、知樹は想像以上の天然オタクで。

・「カレーの王子様」
天才フレンチのシェフ荒田尚人は都内に三軒店を経営しながらも企業の社食で働いている。その理由は幼馴染みの平井公介がその会社に勤務しているから。描き下ろしも。

話は面白い。だからこそもったいない。よくある箸にもかからない作品のように「気軽に読めて楽しいよね」みたいな読み捨てにしたくない。
話が先に立ちすぎて強引で、キャラたちが置き去りにされちゃうのだ。作家さん、せっかちなのかな。ためがあると、もっと生きてくる。それが読みたい。

まったく興味がないのに、恋人がオタクだったらやっぱ引くよな。2話目を読んで真剣に考えちゃった。
ラストの話は設定無茶。そんな売れっ子シェフは社食で働く暇ないでしょ、笑った。その調子で描き下ろしも。

「不敵ない」ってひとつの単語だとはじめて知る。
「大胆不敵なこと」を言うらしい、なるほど。
                        2010/1/13

《こんなふうにおススメ》
後半は笑えて楽しめます。表紙カバーを外した中味は必見。隠しネタ。


ラベル:かいやたつみ
posted by zakuro at 00:00| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。