2010年02月22日

VIP席の住人

【VIP席の住人】 全01巻  /二宮 悦巳

短編集。
・表題作。「Stamp」
大学が終わってバイトの日々、大塚勇太の日常は規則的に動いている。この一ヶ月、夜の電車に乗り合わす若いサラリーマンは決まって寝込んで勇太に寄りかかる。そのひとときを勇太は楽しんでいた。
次の話はその熊谷龍樹と親しくなってからのこと。

・「シングルス」
旅行代理店の前で、出前中の岡健太に声をかけられた松坂光輝。光輝はひたすらひとりの男を待ち続けていた。

・「北緯35°のheroism」
舞台はインドから。ラクシュは12歳の時に3つ年上のカイラーサに励まされる。
5年後、そのお礼を言いたくて日本に留学している彼を捜しに来る。

・「日出づる国へようこそ」
ハーフのマーティン、苗字は山村。中味は大和魂に溢れる。
純粋日本人の石橋ワタルは海外生活が長く、日本語もろくに話せないのをマーティンが助けてくれて以来、彼に懐いている。

・「Plastic Moonlight」
かなりの自己中で協調性にかける国行千弘はシンセサイザーの腕は抜群で、バンドのメンバーは何も言えない。ギターの阿部史明とボーカルのイチロはそれに振り回される。

・「ねじれの糸」
鳴滝みのりは、百瀬ナツとつきあっている。ゲイでもないのにナツなら良い理由があると女友達に言われて、幼児体験を蘇らせる。

・「家族の肖像」
親戚の中で春来のみが、天涯孤独になった里見の味方だった。

作家さんの初のコミックス。
ファッションも絵も古いので奥付チェック。96年。雑誌掲載はそれよりずっと前。バブル弾けてまもなくくらい。
今のような縛りもないので匂わせる程度のBL。こういうのを読むと今は傾向がはっきりしているとわかる。

整理されてなくてかなり読みにくい箇所もあるが楽しそうに描いている感じが伝わる。
インドがマイブームだったんだろうな。「シングルス」の健太が働く店は喫茶店だがインド式。そして続く「北緯35°のheroism」にも繋がっている。
                         2010/2/17

《こんなふうにおススメ》
この作家さんのファンの方に。読みにくいけど時代的意味合いで懐かしい感じ。


ラベル:二宮悦巳
posted by zakuro at 01:23| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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