2010年02月27日

たからもの (完) 全04巻

【たからもの】 全04巻  /やまかみ 梨由

ガスも水道もない島育ちで、テレビやラジオにもほとんど触れたことのない天然野生児の相川尚之。両親を亡くして祖母と暮らしていたが、16になって世間を見てこいと都会に出される。
母の兄の家に世話になることになり。そこには従兄弟の小乃木智(おのぎさとし)がいた。2巻は尚之、高校に入学。伊藤誠太郎という親友もできる。

1巻短編「気持ちのゆくえ」
桐間逸希は、かつての家庭教師の教え子弓長航(ゆみながこう)と再会する。彼の激しさから逃げたかつての恋人だった。

「メロディ」
アンドロイドのスグルは歌姫のリリアと知り合う。訳ありの星でのファンタジー。

3巻「君とこのまま」
デビューしたばかりのボクサー和久井顕哉(けんや)の試合を観た早坂雨音(あまね)。その姿に夢中になり毎日練習を見学するようになる。

4巻短編「きみに会いに」
短期留学生で日本贔屓のイギリス人のヒューイに告白された笹村顕(あきら)は彼に振り回されている。

「約束」
親の作った借金で首が回らなくなっていた便利屋の結津(ゆず)は、依頼で敦弥を強姦する。

話は内側でぐるぐるしちゃって読者が取り残され気味。
いろいろと悩む尚之は良い子なんだろうけど、野生児で育ったら自然から学ぶ精神的強さもあるはずで、そういうのはまったく出てこない。幼さばかりクローズアップされていて歯がゆかった。
田舎の子はきっとこう、という乏しい思い込みで進んでる。リアリティーは求めてないけどあまり想像力が……。
実際私の友人はわざわざ島に引っ越し暮らし子育てしたが、子どもたちは素直はそのままで精神的にも逞しく都会でもまったく物怖じしない。中味も太い。そんな太陽みたいな脳天気な明るさが出ていたら、すごく楽しかったに違いない。
このお話、おばあちゃんがかっこいい設定なのにそれが孫に活かされてなくて、いつまでもぐるぐるを読むのはきつかった。
智も尚之もどちらも子ども過ぎて最後まで感情移入できず。

導入が映画の「クロコダイル・ダンディー」(何作目かは忘れましたが)と同じで笑った。
「メロディ」は面白かった。

恋人の時間」にスピンオフと短編の続き。
                         2010/2/23

《こんな人におススメ》
この作家さんのファンに。

【新装版】こちらに新たな描き下ろしあるかもですがNo Check。

ラベル:やまかみ梨由
posted by zakuro at 23:51| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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