2010年05月15日

隅田川心中

【隅田川心中】 全01巻  /たうみ まゆ

短編集。
・「あかぎくのうた」
薄い壁一枚隔てた隣には、歌い手の江島が住んでいる。情事の時に歌うその癖を更科は好んでいた。

・「赤と青」
兄の紅(あか)は高校を卒業して上京するという。弟の蒼(あお)の悶々とした気持ち。

・「なでしこGALAXY」
職業アイドル。顔だけの木野ナナト。いつもの癖で今をときめく実力派清純女優の日向あずさに声をかける。異常な怪力のあずさの正体は。

・表題作。「ごまとまぬけと」「三千世界の烏を殺し」「宮戸川心中」
チンピラグループのNo,2の熊田を大川八彦は慕って。落語の話に続く。

作者の初コミックス。友人に勧められる。うん、いい。
ユーロスペース系の邦画を観ているよう。古典か詩を読みたくなってくる。
はぁ、ため息。面白い。なんでこんな上手いんだろう。センスも良い。新しい人のクオリティ、高すぎ。

とくに表題作とその続編、そして最初の話(デビュー作)。好きだぁ−。
エスプリ。そして居場所を求める自己証明。

落語の話は、山田 ユギの「小さなガラスの空」にも出てきてて、寄席に行きたくなったな。タイトルの都々逸は「死ぬほど好き」にも。
あちらも良かったけど、こちらも落語の内容に触れていてストーリーとマッチして感じ入る。
感想書いてて良かったのは、こんなふうに覚えていられることだな。

この次の作品集が絶妙に良いらしい。楽しみ。
かなりどうでもいいことだけど、「命日」のTシャツに爆笑した。
                        2010/5/12

《こんなふうにおススメ》
心情にも迫っていて、オススメ。


ラベル:たうみまゆ
posted by zakuro at 02:49| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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