最初の4編はボーイズクラブ「ギャルソン」が舞台。
・「絶対なんてない」
大学からの友人実知也が離婚したので、気晴らしに自分の店に連れてきた環。ボーイズクラブ「ギャルソン」を経営している。実知也は元々ゲイ嗜好があると感じていたのだ。
実知也は週末にスキーに誘われ、環の別荘に向かう。環は来ず、澄生(すみお)という少年がいた。
・「あの頃のままでいて」
高校の時に好きだった憧れの先輩野が、山田豊作の働いている店にやってきた。その晩豊作は野に買われる。
・表題作。「オトコ懐きました。」
オーナーの環は店前で大怪我をした男を拾う。幸太は環に一目惚れしたという。
・「硬派なオレ。」「硬派な彼。」
礼仁高校応援団団長の花園薫。好きな言葉は男気。料理上手で可愛らしい荒威猛生(あらいたけお)に告白される。断っても毎日弁当を届けに来て。
・「硬派なヤツら?」は、薫の団員、陳と鬼藤。
自由放牧されてどこまでもフリーダムな作家さんだけど。どたばたコメディだけじゃなくわりとしっかりしたお話。楽しめました。
2010/5/20
《こんなふうにおススメ》
笑えます。大事。
ラベル:CJ Michalski
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