2011年01月07日

7時の夕食

【7時の夕食】 全01巻  /えのもと 椿

短編集。
・表題作。
サラリーマンの神谷悦志は酔った学生の仙堂比呂を拾って家に泊める。そのまま居着いてしまった比呂の理由。

・「Innocent イノセント」
隣に住む高見和彦に束縛され嫌がらせの毎日にうんざりしている十条京太は、兄から町の北にある森の話を聞く。そこに入ったらもう出られないというのだ。

・「ハートの関係」
十条京太の兄、夏生(なつき)は、片山義明に告白される。片山は学校ではスター的存在で。

・「キスの報酬」
坂原柾也は親友の江本波樹(なみき)に告白されたがぴんとこない。でも波樹の笑顔を失いたくない。

・「ちっちゃなみどりの物語」
好きになった真鳥に告白しようとして、男子とのキスシーンを見てしまい、羽波(はなみ)は失恋してしまう。

・「悩める少年」
笹岡佳樹(けいじゅ)と付き合っている相田篤希(あつき)は、身体が固くてHはできないと悩む。番外編も。

初の単行本で奥付は1996年3月24日。すでに絶版。
なにより驚いたのが、この一冊は作家さんが17〜19歳の時に描いた作品集だということ。同人活動ではあることだと思うけど、改めてそうかーって思う。ここらあたりが日本って特殊な文化だなと感じて興味深い。

そういう目線で見ると、絵の見せ方上手いー。そして展開と読みやすさとネームのまとめ方、すごい。よくよく練られていて丁寧。
そして王道。描き手が高校生と聞いたら才能感じる。

表題作、バランスが絶妙。
二作目は、小学生にけしかける兄ってどうよ。
男子の入浴姿じゃないのに笑った。

恋愛ってこういうモノでしょ? の憧れが前面に出ててういうい。楽しかった。

これだけ描けたら一般漫画もいけるよね、と今更ながら調べたら……堂本奈央さんって、この作家さんのことだったんですね。おっそ(←自分)。

後書きに16歳で交通事故に遭って、一時身体が不自由になり漫画家目指したとあった。
それを肯定的に捉えていて、感動。
                         2010/10/01

《こんなふうにおススメ》
手に入るのであれば、ファンの方に。

タグ:えのもと椿
posted by zakuro at 04:20| Comment(0) | 漫画-BL系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。